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【おしゃべり】ふと気になったこと―「性別」をきくことは悪いこと?

皆さん、こんにちは。

Noteを読んでくださりありがとうございます。1984年生まれのモンブランとマカロンです。何でもなさそうなことがつい気になってしまう私たち2人。今日は、モンブランがSNS投稿を見ながらちょっと気になった「こどもの性」のことを話しました。

ふと気になった「こどものジェンダー」

モンブラン:すごいまたどうでもいい疑問なんだけどさ、最近SNSのいくつかの投稿を見ながら、こどものジェンダーって難しいと思ったんだ。

マカロン:こどものジェンダーって?「男の子」「女の子」として育てるみたいなこと?

モンブラン:私が気になったのは「性別を質問すること」についてなんだよね。

小さな女の子が男の子のような服装や名前をしていて、周りの人に「男の子なの?」と聞かれることがあるよね。私が見たその人は、それが「嫌」ということは言ってなかったけど、「そんなのどうでもいいじゃない。」「男でも女でも好きな服装をして好きな名前でいいじゃない。」と言いたそうだったんだ。

マカロン:たしかに赤ちゃんはパッと見、女の子か男の子か分からない時よくあるよね。赤ちゃんは髪も短いし、最近は名前も「太郎」とか「花子」ではなく、どちらにもつけられるような名前も多いもんね。

モンブラン:ジェンダーのことになると、話が大きくなっちゃうけど、とりあえずその小さな子どもである時点では、親の趣向で名前も服装も選んでるから、その子の性がどちらかなんてはっきり言えないんじゃないかなと思って。

マカロン:そうだよね、赤ちゃんが生まれる前に名前を決めたり、服買ったりするからね。

うちの次女は「かっこいい」のが大好きな女の子で、1才の後半からは女の子の服を着たがらなくて、仮面ライダーのものばかり着ていたの。それまでは言葉が遅かったから、3つ上の長女とお揃いのワンピースを着せて本人も「一緒!」という感じで喜んでいたんだけど、もしかしたらもっとかっこいいのが着たかったかもしれないよね。でも、私と夫も「こんなに男の子っぽい子」とは全然気が付かなかったよ。

モンブラン: 女の子だから女の子らしい服や名前でなければいけない、というわけではないけれど、男の子か女の子か、属性としてやはり生物として一般的には分かれるものでしょ?その質問をすることは決して間違いではないのではないかと思ったんだよね。

マカロン:そうだね。やっぱり気になるし、訊いちゃうよね。「かわいいですね、男の子ですか?」とか可愛いワンちゃん見つけても「オスですか?メスですか?」って、悪気はなくても。

モンブラン:希望する性を尊重するという大人の姿勢は良いけれど、大人が「ジェンダーフリー」を押し付けるのも苦しい感じがした。

子どもが「自分は女の子」「僕は男の子」と自覚するようになる時期

モンブラン:その本人たちの自覚の芽生えというのはいつ頃から出るものなのかな?一歳1ヶ月ではまだ感じない。

マカロン:2才の頃は、次女が保育園で男の子用のトイレで立ちションしようとしていたと先生から聞いたよ。次女のやること全てが私にとっては「男の子」だった。

モンブラン:そっか。2歳頃には性別に対する意識が芽生えていたんだね。

マカロン:次女は言葉が遅くて、「うん」とか「いや」くらいしか話さなかったけど、明らかに「男の子」として生きようとしている感じがしたよ。

モンブラン:次女ちゃんは、男の子と女の子は身体が違うことや、自分は女の子だということはまだわからなくてそうなったのかな?

マカロン:そうかもしれない。本人の中では、「男」も「女」もごっちゃになってたんだよね。

「男」と「女」がよく分からない小さな子ども

モンブラン:小さな子どもには男、女という括りがあいまいなのかもね。

マカロン:今は、のアニメみたいに親も「あなたは女の子でしょ!」なんて言わないもんね。でも、次女は幼稚園に入って先生がよく「お・と・こ・の・こ!」って声をかけて男子が「は~い!」って言うんだけど、その辺りで「えっ?おっと、こっちじゃないのか。自分は『おんなのこ』の時に返事をするのか!」と自覚したっぽい。

それからは、「女の子だから、他の女の子みたいな格好したい。」って、仮面ライダーはあまり着なくなって、プリキュアとかキティちゃんを着るようになったよ。

周りの人の影響で自分の性を意識するようになる

モンブラン:なるほど。次女ちゃんは、今は女の子だとわかっていて、女の子の格好をしたがるようになったんだね。

マカロン:そういう自分が所属するグループみたいのを意識しはじめて、それによって、自分はそういう者だと理解しようとしていたのかな。

モンブラン:こどものそういう感覚はやっぱり環境に影響されるのかな。となると、性別は周りの友達や大人たちによって決定されることが多いんだね。

マカロン:そうだね、本人が考える性別は周りの人の影響もあるんだね。

モンブラン:子供がわからない場合、周りが決定してあげることも大切だよね。決定というかヘルプしてあげることかな。本人のしたいように選ばせてあげたいね。

マカロン:うちの子みたいに身体は女子で、でも、性格が男子っぽい子もいれば、身体は女子で、さらに本当に性転換手術をするくらいの自分が男子だという意識がある人もいもんね。

大人が子どもの気持ちに合わせる

モンブラン:大人が過剰にジェンダーフリーにこだわっていて、応戦するのはこわいと思った。生物上、分けざるを得ない点はあるよね。もちろん、女の子が男の子の遊びをしてもいいし、服を着てもいいんだけど、身体上はどうしても分けざるを得ないよね。

子供本人の好きな性別があいまいなら新しいジャンルを作って自由にしてもらってもいいと思う。

マカロン:育て方もその子ども、その家庭それぞれで良いよね、次女が保育園にまだ行っていた頃、「なんで自分は女の子なの?」と少し戸惑っている時期は「男子脳」という本を読んで、女子でも「女子っぽくない」子たちとの生活の仕方を考えたりしたよ。

モンブラン:親が子供に合わせてあげることが大切だね。マカロンのように。

性別を質問することは悪いこと?

モンブラン:最初の疑問に戻るけど、こういう問題の時に質問すること自体が悪と言われると悩んでしまうよね。

マカロン:性別をつい聞きたくなる時あるもんね。

モンブラン:自然なことだし意地悪で聞いているわけではないから。

マカロン:でも、SDGsとかやってる今の子たちは、昔の私達ほど質問しないかもね。「悪」ではないけど、「どうでもよくない?」って思う人はいると思う。なんか 「日本人ですか?」って訊く質問に似てる。国際結婚とか、生まれた場所とか、「日本人」っていう定義も曖昧だから、答えるのも面倒だって思う人も多いと思う。

モンブラン:うん、国籍の問題と似てるよね。

マカロン:でも、質問する側は「顔が明らかに欧米人っぽいけど、日本語話せるのかなー?」とか「子どもはさっきお父さんと外国語話してたけど、お母さんは日本で生まれ育ったのかな?」とかそういう疑問から、単純に「日本人ですか?」って訊いてるだけかもしれないよね。

モンブラン:やはり質問することは自然だと思う。主張がとても強くて相手を責めるようになると残念だと思った。やはり質問することに対して相手を責めようとしている感じに違和感を私は覚えてしまったんだと思う。

赤ちゃんに性別をきくのは普通のことだと思う。聞いていいと思う。悪気なく質問する人に対して怒らないで欲しいなと思ったよ。

マカロン:質問されるのが色々な事情でデリケートになっていて、不快に思う人もいれば、当たり前のように疑問を持って質問をする人もいる。質問をされるのが嫌な時には、「一応女の子ですけど、だからといって、「女の子らしく」とは思っていないんですよ~。」と相手の質問の意図が知れるかもしれないから、やんわりジェンダーについてどう思っているか答えるのが良いのかな。

豊かなコミュニケーションのために

モンブラン:結局はコミュニケーションの問題な気もしてきた。より溝をつくってしまうことになりかねないから、明らかに意地悪ではなく質問されたらやんわり主旨を探るコミュニケーション力が必須だね。

それでお互いの理解が深まっていくと思う。言葉が足りなくて勘違いして対立することが多いんだろうね。

マカロン:言葉は大事だけど、なかなか言えない時もあるよね。

モンブラン: そうだね。やっぱりコミニュケーションをきちんとそこでとることが大切だね。言葉が足りないとお互いを責め合うことになってしまうよね。

マカロン:それで、子ども自身のジェンダーはその後子ども自身が人生の中で時間をかけて決めていくこと。でも、小さな頃の大人の考えにも大きく影響される。どっちの性で生まれてきても、本人が生活しやすいように寄り添うのが大事だね。

今日は、モンブランが最近ちょっと気になっていた、子どもの性を大人はどう考えるかということを子育て中の私たちがおしゃべりしました。「性」については、本人が大きくなるにつれて決めていくものであります。でも、小さな頃は「自分の性の捉え方」が周りの大人や環境に影響を受けることにも話しながら気づきました。そして、「性」についての考え方が人によって様々なので、周りの人と会話の中でその話題について触れる時には少し気遣いのあるコミュニケーションが取れるといいなと思いました。

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