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100人の読者とイノベーション

noteを始めた日、頭の中は「次は何を書こうかな!」という気持ちでいっぱいだった。
そればかり考えて、すでに100人の読者を得たような気分だった。
やらなくてもいいことを一生懸命やることほど楽しいことはない。

24時間か12時間くらいは
「ネットフリックスの感想書こうかな? はたまた中高年にありがちな病気話? 五十肩? いや、100人の読者はそんなの求めていない、イノベーションの話題はどうだろう! 」
などと頭の中は満ち足りていた。

しかし人は日常のちょっとした出来事で不機嫌になる。
切ったきゅうりがころころ転がってまな板から落ちるとか、レジでじいさんに順番を抜かされるとかそういうことで、楽しい気分はだいなしになる。抜かした時はこの限りではない。

しかしじいさんへのイラ立ちも2日くらいたてばおさまる。忘れる。いつまでも知らないじいさんへのいっときの怒りを燃えあがらせているほどヒマではない。多分。

気を取り直して、イノベーションについての一考察をつらつら書こうと思う。

少し前、経営学のオンライン無料講義を見た。少し前、というのは3年前くらいだ。そこで私はイノベーションというものを知り、すごい! イノベーションてすごい!
と思って「イノベーション・ノート」を作り、自分のアイディアを書いたりした。

イノベーションとはつまり「すでにある商品や物事に名前をつけなおして売り直すことである」と私は理解している。
例としては、

イノベーション前 ラー油 
イノベーション後 食べるラー油

イノベーション前 スパッツ
イノベーション後 レギンス

イノベーション前 自宅待機、自宅軟禁
イノベーション後 ステイ・ホーム

などである。
特に3つ目のは、誰が考えたか知らないが、心底騙された。
家でじっとしてろ!
と怒鳴られたら絶対に従わない、というツワモノも
「おうち時間でほっこりしよう」
と言われて思わず家族で味噌作りをやりました、という人もいるだろう。

家庭菜園を始めた人もいるし、わけのわからないオンラインサロンに入会して金をむしりとられた人だっている。

今思えば、私がイノベーション講座を受講したのも、
「家でzoomオンライン講座を受けるのがおうち時間を過ごす身として当たり前だ!!」
という変な圧力のたまものであろう。

しかし、イノベーションというものを知ったことは良かった。
今後も世の中のイノベーションを探したい次第である。


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