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読書 伊坂幸太郎 感想

自分の発言に責任を持たない男

盲目の友人が5000円もらった時にズルいと言う。

陣内は逆さまにして振れば失礼と無遠慮が出てきそうな奴で常に自信満々に喋るけど、喋れば喋るほど怪しまれる呪いがかかっているHEROです。

家庭裁判所の捜査官で、飲み屋で「ダメな奴はどーやってもダメだ、更生なんて奇跡だ」に「そうだ、そうだ」と相槌を打ち、でも、最後に「俺たちは奇跡を起こすんだ」なんて、カッコ良い事言っといて「奇跡?そんなもの起こるわけないだろうが。適当に少年の調査をして、報告書を書いて、どんどんやっていかないとキリがねえよ。」と同僚に言い放つ。

破茶滅茶で疾走感があって爽快感がある短編仕様の長編小説。

とにかく陣内のキャラが最高!
日常にスパイスを効かせてくれます。
陣内に選ばれし勇者、鴨居、武藤、永瀬たちと…5つのお話。

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