月曜モカ子の私的モチーフvol.208「物々交換」(2019.03.25 アーカイヴ)
もともと世の中は物々交換が主流であった。
そしておそらく交換するにあたり互いの欲しいものがかみ合わないまたは成立しない場合に、じゃあそれと同じくらいの価値があり、腐らず、また価値の変動がないものとして、それでもってまた他の何かと交換できるものとして、金とか、貨幣とかが生まれたのだとわたしは思っている。
けれどいつしかその手形のような、取り急ぎの「中継ぎ」の役割であったものが主役(通貨)となり、ツール(手段)であったものが最終目的になっている現代に至る。