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【保育士さんが始めた居場所④】場づくりから、顔の見えるまちづくりを! 『こどもば』 〜食を通じた居場所〜

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

「こどもば」さんシリーズ
前回は、地域の特性や地域のつながりについてのお話でした。
今回は、「子ども食堂」や「みんなの食堂」、食を通じた居場所の取り組みについてお伝えします。

▼以前の記事
①活動紹介編
②活動ができるまで
③地域のこと

こどもばさま
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■こどもばの食を通じた居場所


【各地域での居場所】


前回、自治会さんと一緒に居場所を作っているというお話をしました


横山さんの理想としては、

そこの自治会だけで完結するのではなく、
他にも、同じように、場所を持っている自治会はあるので、
ぜひ他のところでもどうですか?
と、投げかけてやっていきたい、と思っているそうです。

子ども食堂もそうですが、
ブームの時もあって増えてきてはいて、
こどもばでも、今2カ所でやっています。


同じ団体が複数個所でやりますというのも、
ノウハウもあって、やりやすいですが、
そこが急になくなっちゃったら、不毛地帯になっちゃったりする
ので、
チェーン化のような形もいいけれど、

やっぱり各地域で、個人商店のような形で、
立ち上がったグループが自分たちで試行錯誤しながら、
居場所をつくることで、雰囲気や団体の色のある、
特色のあるところが、複数できると考えています。


目黒区には、公立の小学校が23校あるので、
それぞれの地域で居場所があれば、どこの子たちもいけるよね。
と、いう感じで


その中の、どこかが継続できなくてなくなっても、
隣町ではやっているなど、うまくフォローし合う関係性が、
網の目のようにあると、子どもたちを見守れるかなと思うので、
いろんな団体がやってるっていうのはいいなと思っています。

こういう、自治会の場所を使ったサードプレイスとか、
放課後の居場所も、主体はあくまでも自治会で、
こちらは、それをサポートするっていう形の方がいいかな。
と思ってやっています。


【みんなの食堂】


こどもばさんでは、「みんなの食堂」という、
誰でも行ける食堂もやっています。


子どもに限定してない食堂が増えてきたよねって話が、
子ども食堂をはじめて2年ぐらいででてきて、

高齢者の一人暮らしや、孤立・孤独も気になっているメンバーもいて、
高齢者支援も大事だよね。
という、話の中から、生まれました。


平日の夜だと暗い中、行き来する高齢者は大変だから、
土曜日にお昼だったら来やすいかなってことで、
2018年に始まりました。


【高齢者と子ども、みんなのかかわり】


高齢の方と子どもの関わりについてお聞きしました。

私も最初は、高齢者と子どもがおしゃべりしながら食事をする。
理想はそんな感じで、
関わりが生まれるかなと思っていました。

関わって、一緒に遊んでくれたりしてもいいかなと思っていたけれど、
意外と、食べに来たら「美味しかったです」なんて言って、
すぐに帰ってしまっていて、、、。


でも、
無理して一緒に遊んでください。とか、子どもたちにも、一緒に遊んでね。
とかっていうのも、嫌なので、


食べて楽しかったです。また来ます。

それで、いいかなと思っています。
一緒の空間にみんながいる

いろんな世代がいる。
別にお互いが仲良くなったりしなくてもいいけど、
そういう場所があることが大事だと感じています。


【みんなの食堂からボランティアに】


1人で食べに来たシニアの女性が、
あのボランティアでも来てもいいですか?

なんていうこともあり、ボランティアとして来た方もいるそうです。

雰囲気とかわからないと、自分でもできるかな?
という不安もありますよね。


まず食べに来て、せっかくだから、ボランティアも・・・
料理だけならできるので、
という、感じで来てくれる方もいます。


【イベントについて】


私が訪問した時は、漫画家の方をよんでイベントをしていました。
イベントの企画についても聞いてみました。


活動を始めた当初、
イベント的なことからしかできなかったので、
まずは、夏休みに夏祭りやろうということになったのが始まりです。

自治会の方とも話し合って、クリスマスも楽しいよね。
とかって感じで、一緒につくっていくようになったそうです。


自治会では、今までは、やりたくてもやれてなかったというお話も聞いていたので、一緒に話し合いながら、外遊びもいいよね。とか、

メンバーの中からも話があって、
じゃあ、今度は春の花見の時期に、外の公園遊びしませんか。とか、
その場その場で、追加しています。


子ども食堂の中では、特に夏休みの平日のお昼は、
給食がない時期でもあるので、
子どもの、食の確保という意味合いも含めながら、
あえて平日の昼間にやっています。


ちょっと食べて、ちょっと遊んで帰るのですが、
夏休みだから、お楽しみ企画も入れたいなぁ。という意見も出てきて、


はじめは、料理体験を夏休みに1回、冬休みに1回やっていたのですが、
料理体験がすごく人気で、すぐに定員オーバーになってしまって・・。

じゃあ、料理体験も2回やろう。
2カ所で、それぞれやろうとか、増やしながらやってきました。

去年ぐらいに、たまたま東京都写真美術館さんが、
美術館を、子どもたちに知ってもらいたいといっていて、
相談を受けたりしてる中で、ワークショップをやったりしています。


漫画のイベントの方は渋谷区からで、
子ども食堂とか、いろいろ企画していて、
目黒区でもちょっとやってみたいという、話があって、
自分の漫画体験教室もやってるといっていたので、
こどもばでもやりませんか?と
つながりから、のイベントがほとんどです。


■最後に


最後までありがとうございました!

各学区にそれぞれの居場所があったらすごいですね。
何かしてもよいし、何もしなくてもよい。ふらっと立ち寄れる、地域の人がいる、地域の人の居場所づくり。

できることや、つながりから、広げていっているのは素敵だなと感じました。

次回は、こどもばさんの「学習を通じた居場所」についてです。
学習を軸に、多様な交わる場を作っています!

また見てもらえると嬉しいです😊

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