見出し画像

【文化は遊び②】子どもと文化で笑顔あふれる地域に!「森本さん」~影響を受けたたくさんのこと~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

地域のコミュニティづくりに長年携わっている、森本さんにお話をきいてきました。

前回は活動の内容についてお話しました。
今回は、森本さんが影響を受けたことについてお伝えします!

▼以前の記事
活動内容


子ども劇場(西多摩)
Webサイト:https://gekijo.hiho.jp/
たまぐー
Webサイト:https://www.city.ome.tokyo.jp/site/ome-tky/3161.html



森本さん


■影響を受けたこと


〇もともとは教師になりたかった 


元々は教師になりたかったんです。
と、森本さん。

きっかけは、すごく古い話になるけど、
私が小学校 6 年生ぐらいの時に、日本で初めての子どもの誘拐事件があったのね。

その時に、子どもがそんな目に遭う社会でダメじゃないか
と思ったそうです。


私の母は結婚しないで、私を産んで、
昭和 30 年の時だから、いろんな人たちの中で育てたい
そういう意識があった人でした。

私と妹と母で暮らしていて、
子どもが理不尽なもの目に遭うことはよくないし、
子ども時代にどういう人と会い、何をしてきたかっていうことが、
その人の人格に大きく影響していくなっていう意識を強く持っていたので、
その誘拐事件があった時にはそんな世の中はダメだと思ったんです。
そこで、教師になりたいという気持ちになりました。


〇母の社会に対しての意識から影響を受けた


社会に対する怒りや、父親に対する怒りも含めて、
なんかこれでいいの?
今の現実をその受け入れるじゃなくて、現実をもっと良くしていくとか、
変えていくとか、社会を自分が作っていくんだ。
そういう意識はすごく高い母親でした。


母は、戦争も経験しているので、
戦時中に情報が全く入ってこなかったことに対して、
なぜ私は知らなかったのか?
情報を隠されていたことに対しての憤りがすごくあったんだと聞いていたり、
世の中を変えていく意識が強い母でした。


〇社会を変えたいと考えていた小学生 


そんな母から影響を受けた森本さんは、
小学校 4 年生の時に市役所の見学に行った時に、
私この市長の椅子に座りたいな。
そこで仕事したいな。
そう言ったっていうことを、同級生が覚えているそうです。


母は、優秀な女性だったし、熱血漢だったし、
戦時中も軍事工場で働いていて、仕事はあるけれど、
警戒警報が鳴って、次に空襲警報がなるという順番で、
警報がずっとなっているような状態で、
警戒警報が鳴ったらみんな逃げるけれど、

「私たちは警戒警報では逃げません。空襲警報になるまでここにいます 」
っていうチームを立ち上げて新聞に載ったりしたそうです。


合理的に新しいことを取り入れて、周囲を変化させるちからのある方だったんだなと思いました。
その背中を見て育ったので、森本さんも、
なんかもっともっとできることがあるはずだという意識がとても強い方でした。


〇周囲全体が家族のように育った


森本さんは子ども時代、家族はあるけれど、
周囲の人やいろんな人に育てられたといいます。


森本さんが住んでいた青梅市に、
父親にあたる人が工場を建てるために引っ越してきました。
その工場の周りに社宅をたてて、ここの社宅の人達っていうのが、
九州の炭鉱が潰れた頃だったので、その炭鉱の人たちに行きませんか?
と、九州から工場で仕事をするために移り住んだ人達です。


ここがお仲間だったんだよね。
その頃って、社員の運動会があり、懇親会もあり、社員旅行があり、
そういう時代だったこともあって、みんなが家族のようにして育ちました。

私は、別宅に住んでいたのですが、
すぐ近くの社宅に遊びに行って過ごしていました。

住んでいた環境もさまざまな、
多様な人に家族のように育てられた過去があることで、
地域の人とのつながりを大切にして、
子どもがどういう環境で育っていくと良いのかを考えていくことになります


■最後に


最後までありがとうございました!

社会を変えたいと思っていた小学生時代、
森本さんに影響を与えていた家族や家族同然の周囲の人がいたことでした。
今でも、何かできるのではないかということを、常に考えている方で、
サイボウズのkintoneって情報共有するツールよね。ってことはオンラインでつながって、こんなことはできるのかな?
と、いろいろと考えて質問くださるような、社会を変えたい気持ちを持ち続けている方でした。

次回は、文化って遊びのことなのよ。と教えてもらったお話です!
また見てもらえると嬉しいです😊

この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?