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2020/7/21 通れるの?通れないの?

日曜日、久々にひとりで車で出かけて首都高に乗りました。最近は車を運転してでかける先は近場ばかりで、ちょっと買い物に行くぐらい。
初めて行く場所に自分で運転して向かうのはワクワクしてこんなに楽しいものだったんだということを思い出し、感慨深かったな。

首都高の中央環状線C2、渋滞もしていないしお天気もいいし川の対岸の遠くのほうは高層ビルで埋め尽くされ東京タワーもスカイツリーも見えます。
その時の気分に合わせて聞きたい音楽を爆音でかけながら首都高を疾走するのは気分が高揚します。

ところが、そんな楽しいドライブ心を簡単に打ち砕く出来事が。
予兆はあったし全然予想だにしなかったわけではなく、不安はあっても見て見ぬふりをしていたのです。

うちの車はもう17年乗っています。新車で買って17年経っても走行距離は9万キロぐらい。幸いなことに大きな故障やトラブルもなく乗り続けていますが、純正のナビは買った時からデータを更新していないので新しくできた道に対応しておらず、ナビ上は道なき道を走っている状態のことも多いです。
ナビも老化すると赤ちゃん返りするのか、千葉にいても埼玉にいてもHONDAの本社がある青山にいることにされてしまう。どこにいても現在地は青山ってすごくないですか。そして突然本当の現在地に戻ったりもします。ぼけた老人ぽくてナビおじいちゃんと呼んでいます。

テレビも昔は見れたのですが地デジ対応していないため見れなくなりました。子どもたちが幼い頃は、よそのお宅の車に乗せてもらうとテレビだけではなくDVDも見れるのに、なんでうちの車は見れないのかと毎度訴えられていましたが華麗にスルー、うちの車では見れないのです!DVDとテレビがみれる液晶は追加購入しないけれど、ETCの車載器とドラレコは自分たちで買って付けました。

問題はこのETCなんです。今までにもETC通過に失敗したことはあって、その時の理由はクレカを新しいものに変えるのを忘れていて有効期限が切れたためでした。
ところが、クレカは有効なものでETC車載器も正常な表示なのにETCが通れない事案が発生してしまい。最初のときは、青天の霹靂でまさか通れないなど1ミリも思っていなかったので、私はあやうくバーに突っ込むところでした。バーが上がらないことが理解できぬままETC専用レーンでとりあえず停車。後ろにもずらーっと車が並び係の人が到着するまで針のムシロでした。心臓がバクバクしてパニック発作を起こす寸前に。
係の方は「車載器の不具合は多いんですよ、よくあります」と仰っていましたが、私はこの体験以来うちの車のETCを疑うようになりました。
クレカを差し替えたり車載器の電源を切って入れなおしたり、いろいろ試して原因を探るもいまひとつはっきりわからない。

その後またちゃんとETCを通過できるようになり、一過性の不具合だったのねで落ち着きそうな頃、またバーに突っ込みそうになる事態が発生。それ以降、ETC専用レーンを通るのをやめ、極力ETC/一般というどっちもありのレーンを通ることにしました。

料金所によってはETC専用か一般専用のレーンしかない場合もあります。その場合は一番端っこのETCレーンに行くか、最初から諦めて一般レーンで料金を支払っていました。

最近は調子良かったのでETC/一般レーンもETCで通過できると思いきや、久方ぶりに停車の表示が。だんだん慣れてきていたわたしは後続車がいないこともあり、料金所のおじさんにうちのETCのダメな子ぶりについて語ってしまいました。

するとおじさんは明るく「出るとき通れるかもしれないから試してみて。停まってもいいよ、そのためにわたしたちいますから」と言ってくれたのです。ぱああっと気持ちが晴れやかになりました。ありがとう、おじさん。何回も通る料金所、そのたびに万が一停まってもいいように端っこに行くけどETCチャレンジするようになりました。そして上手く通れるとめちゃくちゃ嬉しいし気持ちがあがるのです。

微妙に本末転倒で不安がまったくない方がいいのでしょうが不安があるがゆえに成功するとめちゃくちゃ嬉しい。気がついてないだけで日常にはこういうのあふれているのかもしれないですね。






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