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ビジネスリーダーは『プレバト!!』を観よ

(トップ画像は番組HPからお借りしました)

TBS系列で放送している『プレバト!!』、ご覧になったことはありますか?
かく言うわたしは、実家に帰省したときだけ両親と一緒に観るというライトな視聴者だったのですが、最近は録画して観ています。

ご存じの方も多いと思いますが、この番組のメインコーナーは「俳句の才能査定ランキング」。
芸能人が詠んだ俳句をランキング形式で競わせて夏井いつき先生がそれらの句を添削していくという形式なのですが、この夏井先生の添削こそ、ビジネスリーダー必見なのです。

なぜか。
理由はいくつかあります。

一語の威力を心得よ

俳句の十七音の中に込められる言葉は限られているので、必然的に言葉の選定が非常に大事になります。
つまり、似たような言葉でも、その中でどれを選べばより効果があるか、あるいはどの位置に置くかということで効果の程が変わってくるのです。

ライター業の方はともかく、一般の社会人の場合、日常生活において、言葉を推敲してから発信することは、そう多くないかと思います。
仕事の場だけでなく、プライベートでのメッセージやSNSでの発信なども含め、気軽に発信するというケースがほとんどではないでしょうか。

そんな中、俳句では前述の通り、一語のチョイスやその配置が重要です。
夏井先生の添削は、俳句のことがわからない視聴者(わたしだ)が観ても、明らかに歴然とした差があります。
これってビジネスシーンにも応用できるんじゃないでしょうか。リーダーとして部下にビジョンを示したりスピーチをしたりするとき、言葉の威力は重要さを増すのです。

あなたは部下の成長を見ているか?

人材の育成には、その人のレベルを見極め、やったことを認め、ちょっと上のレベルのことにチャレンジさせるということが必要です。
「俳句の才能査定ランキング」では、詠み手がランク付けされ、夏井先生はそれぞれのレベルに合わせた添削をします。
初心者なら句がつたなくてもその発想を褒め、上級者には初級者の句にコメントさせたり、夏井先生からも上のレベルを要求したりします。
添削するときは、できるだけ詠み手の意図を汲みながら、その人のレベルより少し上の添削をします(たまにばっさり切られて打ち捨てられるような句もありますが笑)。
育成という観点からも、非常に興味深いコーナーです。

癖のあるメンバーのあしらい方

番組の目玉の一つは、名人 梅沢富美男と夏井先生のやり取りです。
常連の参加者(上級者は梅沢富美男を筆頭に千原ジュニア、東国原英夫、立川志らくなど)は癖のあるメンバーぞろいですが、皆、添削後の句が明らかによいことに納得せざるを得ず、やり込められている姿は、なかなかほかの番組で目にすることはできず、先生に褒められたときは皆嬉しそう。
厳しい指導の中にも愛を感じているからなのかもしれません。

ほかにもお楽しみが

それ以外にも司会の浜ちゃんの裁き(ランキングの発表はカウントダウン方式ではなく、ランダムに明らかにしていきます)とか、夏井先生の問いかけにたまに浜ちゃんが門前の小僧さながら、ぼそっと正解を言っちゃったり、俳句以外のコーナーもそれなりに楽しかったりするのですが、それはまた別の話。

あ、あとCMが長い番組なので、多忙なビジネスリーダーは録画してご覧になることをお勧めします。

#プレバト #ビジネス #リーダー #部下 #育成

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