はじめに

　明けまして、おめでとうございます。もちぞーです。

　と、言ったものの年始からいろんなところでおめでたくないことがめちゃくちゃ起きてる2024年。どうなっちゃうの、ニッポン。

　そういえばゴジラや怪獣は、原爆や戦争、公害、3.11といった現実の悲劇の象徴として描かれることも多いよね。現実の悲劇をフィクションに落とし込んで、作品の中で乗り越えることで気持ちに整理をつけることができるかもしれない。今回の令和6年能登半島地震も、いつか乗り越えてフィクションにできることを願います。

　ところで、年末めちゃ忙しかったんですが、TSUTAYAのレンタル期限の関係で無理やり『モスラ対ゴジラ』を観ました！返却一日遅れると1000円とか　払わなきゃいけないからね。

つーわけで今回は『モスラ対ゴジラ』！
ついにモスラとゴジラが相まみえる！！

　年が明けてしまいましたが今年も【ゴジラシリーズ全部観る】続けていきたいと思いますヨロシクドゾ～。

👇前回の記事

概要

　1964年公開。ゴジラシリーズ4作目にして、怪獣映画10周年記念作品。映画『モスラ』の正当続編。本作以降毎年ゴジラシリーズが制作されることとなる。略称『モスゴジ』。

あらすじ

　超大型台風によってインファント島から流されたモスラの卵は、後ろ盾の虎畑の命により、悪徳興行師の熊山に買い取られ、それを中心にテーマパークの建設がすすめられてしまう。調査を始めた毎朝新聞の記者・酒井（主人公）とカメラマンの純子、三浦博士は、現れた双子の小美人の頼みにより卵の返還交渉を試みるが、熊山はそれに応じず、その態度に小美人たちは落胆し、島に帰ってしまう。
　一方、倉田浜にはゴジラが出現し、名古屋市を蹂躙する（ここ最高）。酒井らはインファント島の原住民と小美人に、卵を守るためにゴジラと戦うようモスラを説得することを交渉するが、小美人たちは拒絶。しかし、純子の熱弁に耳を傾けたモスラは、死期迫る体でゴジラのもとへと向かう。かくして、モスラとゴジラの戦いが今始まる・・・。

感想

全体の感想

　・・・・・・普通におもろいゴジラきたあああああ！！

　普通におもろすぎてあんまり言うことがないかもしれない。
　相変わらず原子力とか核とかメタファー的なアレはほぼ感じないけど全然おっけー！めちゃこわゴジラともうすぐ死ぬ可愛くて可哀そうなモスラの激熱バトル！

　てな感じでかなり楽しめたんだけど、言葉で語るようなことが少ないので簡単に。

悪役ゴジラの怖さ

　やっぱりゴジラは単体で街歩いて建物ぶっ壊してるシーンが一番輝いてる。名古屋城の隙間からヌッっと顔を出してるシーン、最高最恐。昭和ゴジラはお城とか複雑な造形ででっかい建物ぶっ壊してくれるのでキモチイイし、画面がリッチになるね。
　後半のバトルシーンではやられ役になっちゃって残念。だけども成虫モスラとのバトルは一進一退。強いゴジラのイメージがあるからこそ、モスラの奮闘にも箔がつくね。

主人公モスラ

　モスラはほぼガメラみたいな設定なんで、主人公にピッタリ。
　初代『モスラ』には敵怪獣がいなかったので、モスラはただ街歩いて成長しただけだけども、今回はゴジラというこれ以上ないヒール役がいたおかげで、その強さや戦い方、そしてなによりサイズ（羽広げるとめっちゃでけえ！！）がわかりやすくなってすごく魅力的になった。死んじゃうのも儚くていいし、だからこそ応援できる。
　
　そして生まれたのはなんと双子というサプライズ！そういえばVSシリーズのモスラも兄弟いたよね？（うろ覚え）
　生まれたばかりの力を振り絞ってなんとかゴジラを行動不能にまで追い込んだのはかなりすごい。若干ここのゴジラが弱すぎてご都合感はあったし、バトルに展開がなくてちょっと長いけど、双子モスラがかわいいからユルス。

ストーリー

　ほぼいうことはないというくらいシンプルなストーリー（モスラの卵出現→ゴジラ来る→モスラ呼ぶ→決戦）だったんだが、だからこそ怪獣の邪魔をせずテンポも良かった。冒頭からモスラが出るのも良かったし。
　前作『モスラ』につづいて興行師的な人物がが悪役だったのは、この時代の世相批判みたいなのが入ってるのかな？前作はそこがダルかったんだけど今回は味付け程度で邪魔じゃなかったし、悪役の最期にしっかり怪獣が絡んでるので因果応報が成立している感じがする（実際は微妙かも？）。前作『モスラ』では怪獣関係なく勝手に死んだので前作より数段いい。

残念なところ

　前回『キングコング対ゴジラ』のレビューをしたときに（読んでない人はリンクから是非！）、「お金がなさそう」という話をしたら、実際にはすごいかかってるんだよと教えていただきました。（ありがとうございます！）
　今回『モスゴジ』や前作『モスラ』ではそういうことは感じなかったんだけど、ただやっぱり戦闘となると山や台地みたいなとこでの撮影になってる。お金というより撮影方法とかスタジオとか技術的な問題なのかな～。
　この先もしばらくそうだとするとちょっと残念。街をめちゃくちゃにしながらバトルしてほしい。電線越しに見上げる怪獣が大好きなの！
　数年前に観たVSシリーズでは市街地戦が多くてド派手で楽しかった印象があるけど、昭和でそれが見られるときは来るのでしょうか。楽しみでもある。

まとめ

　以上！シンプルにおもろいゴジラでした！

　俺の知ってるゴジラってこんな感じのイメージだった。やっぱり長い歴史のシリーズものを順番に観てくと「こうやって俺の知ってるあれになってくのか～」って感動があっていいよね。
　こっから怪獣もどんどん増えていくからめっちゃ楽しみ！

次回予告【ゴジラシリーズ全部観る＃５】

　次回はゴジラシリーズ5作品目！

『三大怪獣　地球最大の決戦』！！

ついに永遠のライバル・伝説の宇宙怪獣キングギドラ登場！
さらに、東宝三大怪獣ゴジラ・モスラ・ラドンが集結！

　めっちゃ楽しみ！！！

最後まで読んでくれてありがとうございます！
フォローとスキ！もよろしゅー！

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つづく