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O先生の暴走


高校でのエピソード

O先生→ 担任の先生で1年時の学校で割り振ら     れたピアノの先生。2年時は別の先生
              に変わった。
F先生→ 学校とは別に声楽を習っていた先生。
M先生→高校2年の夏に知り合った昭◯大学の
    先生。

 私が大学の進路を考え始めたのは高校2年生

の春くらいだったと思います。F先生に夏休み

を利用してオープンキャンパスに行くと良いと

言われたので私は受験したい大学を考えてみま

した。そして私がまずやった事はインターネッ

トで「オペラ 大学」と検索することでした。

そこで一番上にあった大学が昭◯音楽大学でし

た。そしてこの大学のwebを見てなんかいいな

ぁと思ってしまったのでそれで決めてしまいま

した。進路が決定した瞬間です。それからもう

一つ、大学に入ってから声楽のレッスンを担当

してくれる先生を探さなくてはいけません。そ

して受験前、入学前までに入学後のレッスンを

してもらうという約束を取り付けておかなくて

はならないのです。そこでF先生に行きたい大

学を言って声楽の先生で誰か良い人を知らない

か聞きました。F先生はM先生の存在を教えて

くれました。面識はないけれど一か八かで書い

てみました。そしたら奇跡的にレッスンをして

もらえることになりました。そしてF先生に言

われた通り夏休みを利用してオープンキャンパ

スに行きました。M先生のレッスンはとても楽

しくて時間が経つのが早かったです。この時に

はもう大学ではこの先生につきたいと自然と思

っていました。F先生の中では私と合う先生だ

と分かっていたのでしょうか?オープンキャン

パスに行く前にF先生からM先生に入学後もレ

ッスンしてもらえるのか、してもらえるような

ら約束もして来なさいと言われていました。な

のでM先生に確認をとってから「入学後も宜し

くお願いします」と言って来ました。後は受験

で合格するだけという状態になりました。そん

なこんなで私は高校2年生の夏には昭◯音楽大

学に行く事をもう決めていました。


 その後高校2年生の冬のある日O先生が暴走

し始めました。O先生は掃除の時間に私のとこ

ろにやって来て「◯美学園大学がいいんじゃな

いか」と言って来たんです。私は「もう行きた

い大学は決まりました。その大学には行きませ

ん。」と言いました。しかしO先生は諦めませ

ん。その日から何度も何度も◯美学園大学を勧

められました。資料まで持って来て説明までさ

れました。その度に私はO先生に「◯美には行

きません。」とはっきり言っていました。しかし

O先生は私がオペラを学びたいという事を知る

と「◯美でもオペラはできる」と言いだしまし

た。けれどO先生の持ってきた資料を見ると◯

美学園大学でやっているのは女性だけで構成さ

れたオペラだけだったんです。私が知っている

オペラは大体男性も出演するものでした。例え

ば愛の妙薬然りセヴィリアの理髪師然り。それ

に実は昭◯音大の秋のオープンキャンパスで学

内オペラを観てきていました。華やかさや迫力

に圧倒されると共に私もこれがしたい!と思っ

ていました。だから私はその旨を言いました。

けれどO先生は「女性だけのオペラでも学べる

ことは沢山ある!」と言ったのです。(そういう

ことじゃない!)……そういうのを学びたいと思

っている人にはいい大学だと思いますよ。でも

私は違うんです。というか私はもう行きたい大

学があるって言っています。だからO先生の提

案は迷惑でしかなかったんです。私はO先生が

話に来る度に「私は◯美学園大学には行かない

ので、もうやめてください」と言いました。何

度も何度も断っているとO先生も諦めてくれま

した。最後の最後は「もったいないと思うんだ

けどなぁ」とか言っていましたね。なにが?


 私が進路をどうしようかと悩んでいる生徒だ

ったらO先生の行為も意味があったのかもしれ

ません。でも私は進路をもう既に固く決まって

いました。一体何がしたかったのでしょうか。

未だに理解できません。

 

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