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日本保守思想の研究 9

1 永遠のライバル 日本共産党の誕生 

  レーニンが打ち立てたソビエト連邦はプロレタリアート前衛党として初めて政権を握った。それはある意味この地球の運命の転換点だった、当時にしても著しい富の偏在を是正する手段は余りなく
只々唯唯諾諾と支配者の言いなりなるしかなかった。
 そういう意味で日本共産党の誕生も時代がそうさせたのだ
 ただ、彼等の主張は大日本主義で小日本主義でも取りえないものである
男女平等、主権在民、農地解放…
どちらも保守が上に取りえない政策であり人々の中に支持する人々が増えた
勿論、治安維持法で取り締まるが低成長ながら徐々に増えた中流階級の一部の人は支持する。
終戦までに潰滅状態になった党だったが
令和の今では自民党より政党としたら長い歴史を有する党になった何故だろう?
まず 市民的及び政治的権利を基盤とした政党であることだ。
日本共産党の綱領を読むと 私達はこういう風に生まれ こう考えて こう規約や綱領を変え、国会を通じて社会をかえた
ないしはかえるというものである
民主主義と政党らしいものである
自民党の綱領は初めては民主主義と人権を基礎に置くと始めはいいのだが、なぜかこの憲法は押し付けである、従って
改憲するという、民主主義の承認と否定
を同時するというかなり無理がある綱領であるー9条のみ改憲の記述もない
これでは幾らあれはダメ論を言っても
無駄である。
しかも、もし憲法が押し付けなら帝国議会で憲法改正を圧倒的多数で承認した
史実はどうなるのか?
自民党自体が紛い保守の謗りを受けるのを覚悟の上だろうか?勿論自民党の前身の自由党も民主党も憲法改正に賛成しているのであるのにである、自民党が共産党のような綱領を持つと自民党は解体することを意味するこのことは後述するが、どうも分は共産党にある。
共産党は意見を民主的に吸い上げ市民的権利にするということが出来る、自民党は出来ないか限定的である。
なぜなら民主主義と人権をベースにしているか、古来日本の伝統的価値観をベースにしているかの単純な原因である、
日本においては自民党が教条的である。
例えば、最近の国会の議論 LGBTQの権利や難民の国会審議を知れば誰でも解る。
また、自民党の批判票の絶対的受け皿としての共産党というもある。
幾ら長く政権にいても究極の政治的目的共産党解体は結局の処はいつまで経っても共産党の絶対的少数議席以下は減らないという、ジレンマである
只々何故日本共産党が野党第一党にならないかいやなれないのか?
それは日本共産党を支持する人は、近代的宗教観と市民的権利何方も理解して尚且つそれを支える経済的独立が出来た個人だけができるとも言える
詰まるの所、保守思想が日本には無い
いや、もしかして欧米諸国ベースで言えば日本共産党こそが保守政党のひとつかもしれない、しかしあの党はという 1歩引かれた党 それは日本人の知の限界なのかもしれない。

次は 終戦と天皇デス 待っててね









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