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「連休明けで いまいち 子供のノリが良くないんですけど・・・」 という質問に答えてみた。

皆さん連休が終わりましたね。
今日のクラスの様子はどうでしたか?
私の知っているクラスではどうやら休みの間に
習慣がすっかり変わってしまったようで活動が遅くなったのと
忘れ物が目立つようになったという風に言われていました。
でも一方でしばらく学校の授業から離れたせいか
マンネリ化していた感じの授業が久しぶりに
生き生きとしたものになったというような話もありました。
その中で今日ある若い先生に相談されたのですが
子どものノリと言うか 勢いがなかなか自分の思ってるところまで
行かないことについて悩んで、「どうしたらいいですか?」 という
相談がありました。
そのことについて話したことを共有したいと思います。

そういうもんだと思って受け入れる

休み明け 子どもたちだけじゃなくて
我々教師もめんどくさいなと思ったことありませんか?
私は少なくとも今日早起きするのがしんどくて
休みが恋しかったのを覚えています。
子供達もそういう要素があるので
そこはそういうもんだと思って受け入れるのが良いのかもしれません。
ただし、何も言わずに受け入れてしまうと
子どもたちも気づきがないので
「連休明けは大変だよな。 今は先生もしんどいから仕方がない。」と
いうような 共感的な声かけや、
「だけど先生も明日からしっかり頑張るからみんなも だんだん調子上げてい  
 ってよ。」 というような
今後に関わる目標のようなものも声かけとして入れていくと
子ども達もだんだんと教師が想像してるところがわかって
そんな姿に近づいていくと思います。
ここでやってはいけないのは最初から無理をさせることで、
そのせいでだんだん教師との距離感が開いていくと思います。
この時期はそういうもんだと受け入れて
子どもと仲良くなる方に努力した方がいいのかもしれません。

作文とか子供が発信したいものを表現できる場を作る

上手な「並」の先生のクラスは子どもたちに
連休中 何してたかを聞くような場面が必ずあります。
フリートークで聞かれることもあるんですが
人数が多い学級だと いっぺんにそういうことはできないので
作文などを意図的に書かされます。
内容は連休中にあったこと。
楽しいことでも驚いたことでも新しく発見したことでも
「何でもいいから連休中にあってみんなに伝えたいこと書いてごらん。」
という風に声をかけて始められます。

この活動が秀逸なのは 表現したいことを表現できる場を作るだけじゃなく それぞれの自分のペースできることです。
この活動は子どもたちの調子に合わせてできるため
子どもを無理矢理引き上げなくて済むのでおススメです。

作文がなかなか難しい 低学年であれば
絵を描く時間や粘土で表現する時間をされる先生もあります。
 いずれも同じ理由だと思います。
この活動 子供も大人も楽しいのでやってみたらいいかと思います。

あえて テストをしてみる

単元計画にも大きく関わってくるので
どれでもできるかと言ったらできないかもしれませんが
あえて1教科ぐらい テストをしてみるのも良いかと思います。

さすがにテストという形になると子ども達も本気を出すでしょうし、
実際にやってみると自分の感覚がどれぐらい 鈍ってるかというのも
子どもたちが実感すると思います。
子どもたちの調子を自分たちで測るためにもテストをするのは
おすすめです。
ただし 重要なテストや 複雑なテストは
成績があまり良いものが出ないかもしれません。
そこも踏まえて 自作のテストや
市販の単元テストなので使えそうなものを活用するのがいいと思います。

休み明けは調子が落ちて当たり前だけど
そこをどのように扱うかで子どもたちの
その先の成長が変わります。
また人間 弱ってる時には誰かに優しくしてもらいたいように
子ども達も調子が出ない時は、突き放すような指導よりも
包み込まれるような指導が欲しくなるような傾向があります。
そのためにも成果だけを求めないで子どもたちの
心に寄り添うような活動ができると
早く調子が出てくるかもしれません 。

まだ5月も始まったところです のんびり行きましょう。

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