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大谷選手を観て感じたこと

先週は大谷選手の結婚発表の話題ばかりでした。
おめでたい話題だから良いのですが、あまりにそればかりで少々閉口気味にもなってしまっていました。

ただあの会見を観ていて感じたこともあったので少しお話してみようと思います。

自分の結婚発表って多少なりとも恥ずかしかったり照れたりすると思うのですが、そんな様子は大谷選手にも観られたのでちょっと安心しました。
というのも、これまでの大谷選手の活躍、私はあまりスポーツには興味ないのですが昨年の今頃はWBCの試合は全部観ていて選手の皆さんの活躍、特に大谷選手の投打に渡る活躍には私も感動していたモノです。

投手として打者として、あれだけの活躍をするというのはこれまで見たことが無く、かなりストイックに野球を向き合っていることはそれまでの報道でも観ていたので、ちょっと人間離れしているようにも感じていたのですが、自分の結婚となるとやっぱり照れるものか、と感じられそこに「あぁ、やっぱり大谷さんも人間だったか」と思いました。

最も印象的だったのは記者からの質問に対して「それは答える必要ないかな」とか「それは答えたくないかな」と、自分が答えたくない質問にしっかりと自分の意思を示されたことです。

はぐらかすことなく、しっかりと自分の意思を表明する。
日本人ってこれが出来ない方が多いんです。
YES・NOをはっきりさせないことで、その場を曖昧に終わらせることが多いため、コミュニケーションがうまく行かない、そういう方は結構いると思います。

ですが大谷選手はそこをしっかりと伝えることで、逆に相手との信頼関係を築く姿勢は見習うところが多いと感じました。

「いやいや、大谷さんレベルだからああいう答えも許されるんじゃないの?」と思われる方もいると思います。
けど、考えてみて下さい。
大谷選手レベルになればある意味、有名人であり人気商売という部分もあります。
それを考えた時、例えば日本の有名人や芸能人は後で自分のことを記事にしてもらえなかったら…とか否定的な書かれ方をされたら…という想いから、答えたくない質問は流すとか、何も言わないままとか、話題を変えることでその場をやり過ごしていることが多いことに気付きます。

ですが大谷選手はそういった記者に対する遠慮というか、自分を貶められるのではといった不安のようなものを感じさせないしっかりとした答えで、記者たちを納得させた部分があったと思います。

更にその答え方も秀逸だったと思います。
あの答えをあからさまに嫌な顔で答えていたとしたら、記者は不快に感じただろうと思います。
ですが大谷選手は笑顔にユーモアを加えて「あなたたち(記者)がうるさいから」と答えた辺りに、自己肯定とか自分軸というモノを感じました。

YES・NOをはっきりと伝えれば、より相手との信頼関係が深まるという良い例だったと思います。

少し心配なのは向こうは日本と違ってパパラッチの数も多くしつこいと聞いています。
奥様が誰なのか、その姿を抑えるべく相当数の人間が動いていると想像されます。
もちろん球団側も配慮はしているでしょうし、大谷選手の代理人も対処していると思いますが、某プロスケーターのようにならないことを祈るばかりです。

今年もまた、大谷選手の更なる活躍に期待してます。

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