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【詩】三日月夜

くもり硝子の小窓から
三日月が ひっそり こんばんは

犬のきば 鋭利につなぐ
空のすきま 黒雲をてらす
琥珀色のひかり

夜空の切傷のように
畏怖の念や威厳が
心にふかく とけこんでゆく
月はとても 優美であった

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