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④ダイエットのゴールはどこ?

あなたはなぜダイエットがしたいのですか?

例えば…

  • 太っているから

  • キレイになりたいから

こんな回答が浮かんだのなら、
残念ながらそのダイエットは失敗するかもしれません。

なぜ失敗するのかというと
「目的」と「ゴール」が『抽象的』過ぎるからです。
一時的な感情で始めた事は、大抵上手く行きません。

これはダイエットに限らず、チャレンジと呼べるもの全般に言える事です。

スキルアップが目的の資格試験とかもそうですよね?
「そうだ。資格を取ろう!」
そんな、ちょっとそこまで出掛けよう!みたいな感じで資格取得の勉強を始める人も少ないと思います。

大体のパターンといえば…

  • 会社からの指令で、資格を取得するとお給料に手当てがつく。

  • 昇進するためにその資格が必要。

  • 転職を予定していて、次の業種に活かすための資格を取得する。

こんな理由があって資格取得の勉強を始める方が、多いのではないでしょうか?

ゴールと目的

やはり人の行動というモノは「目的」と「ゴール」が明確であった方が、行動も明確になりますし、良い結果に結びつきやすいと言えます。

そろそろダイエット始めようかな?
なんて、キッカケで始めたダイエットは残念ですが、上手く行かない確率の方が高くなってしまいます。

では、ゴールと目的をハッキリさせる。
という行為はどういう事でしょうか?

例えば…
①来年の夏に海外旅行に行く。
→その時までに、水着になれるカラダをつくる。

②医師から現在の健康状態を指摘されてしまった。
→1年間のカラダ改善計画を立てて、10kg減を目標に取り組んで行く。

③半年後に結婚式がある。
→ドレスを綺麗に着こなすために減量をする。

こういう風に「時間軸」と「目的」が明確な『動機』を設定することは、ゴールと目的をハッキリさせる事においては、非常に重要な要素になりますよね。

キッカケに流されると、たぶん上手く行かない

ダイエットを始めるキッカケのような出来事は、そこかしこに落ちています。
ですが、キッカケと理由を混同してしまうと、
「目的」も「ゴール」も設定する事なく、その時の雰囲気でチャレンジが始まる事になります。

正直、それだと何をどのくらいやれば良いのか?のプランニングが行えません。
プランが立てられないという事は、途中で見直しをする事も出来ませんし、取り組む内容の修正も改善も行えません。

だから、雰囲気のまま続けて望む結果が得られないばかりか、最悪はカラダを壊すことに繋がってしまう。

外見を指摘されて悔しい!だから痩せる!
⇒ ごめんなさい。たぶんそれ上手く行かないです…

彼氏と別れた!見返すために綺麗になってやる!
⇒ ごめんなさい。きっとそれ続かないです…

どちらも、始めるキッカケになる出来事かもしれませんが、そのままの感情で取り組んでしまうと、上手く行かないばかりか、カラダを壊す要因に繋がってしまう可能性も高くなってしまうのです。

いつまでに?どのくらい?

だから、ちゃんと目的とゴールを明確にしてから、ダイエットに取り組むようにして欲しいのです。

もちろん、一時的な感情がキッカケで始める場合も多いと思いますよ。
そういう時こそ、1回深呼吸をして空を眺めてほしいのです。
(リラックスしてください)

目指すべきゴールはどこで、いつまでにそこに辿り着くのか?
①「どんな体型になりたいのか?」
②「いつまでにそうなりたいのか?」
この2つを紙に書き出してから、ダイエットを始めることをお勧めします。

恥ずかしい?
別にその紙を誰かに見せる訳でもないですし、宣言する訳でもないのですから、恥ずかしいことなんてないですよ。

一時的な感情によって物事を始め、雰囲気のまま継続することは、ほぼ失敗します。
これは、ダイエットに限らずです。

失敗する確率が高いことが解っているのであれば、対策を立てて、そうならないようにした方が良いはずなんです。

だから、自分なりのゴールを設定しましょう。

そうすれば、

  • 何をどのくらいやれば良いのか?

  • 無理なく続けるためには、何が必要なのか?

  • 相談出来る人は必要か?

などなどをネットで検索することも出来るようになります。

途中で経過観察をしながら、やり方を変えたり、ゴールを再設定したりすることも出来るようになります。
何より、冷静に淡々と向き合うことが成功の秘訣だったりするのです。

悔しい!痩せてやる!
⇒ もう食べない!

…↑この人のダイエット、上手くいくと思います?

ダイエットをする理由は人それぞれです。

あなたのキッカケになんだかんだ言うつもりはありません。
人には人のキッカケと想いがあるでしょうからね。

ですが、その時のキッカケに流されたまま、事を始めてしまうと大体のことは上手くいきません。
これはダイエットに限らずです。

上手く行かないだけで済めば良いですが、そのせいでカラダを壊したり、心にトラウマを作って自己肯定感が崩壊したり、常に物事を悲観的に捉えるあなたが出来上がったりしてしまうと、その後の人生に影響します。

私自身、20代前半の頃は、日々脅迫観念に迫られて、様々なダイエットに取り組んだ身です。
トレーナーの仕事をしている以上、太ってはイケない。
いや、むしろ人より細くないとイケない!

そんな気持ちで、とにかく色々なことをやりました。
食事も抜きましたし、過度なトレーニングもやりました。
瘦せたり、太ったりを繰り返して、気分の浮き沈みもひどかったです。
そして、カラダを壊すのには申し分のない状態。

その結果、救急車で運ばれちゃったんです。

いつも体温は低いし、生理周期はぐちゃぐちゃだし、生理痛は失神するぐらい重いし、お肌もボロボロでしたね…

トレーナーの仕事をやっている以上は…。

そんな明確な理由があった当時の私ですら、やり方を間違えてカラダはボロボロになっちゃったんです。

だから、本当に思うのです。
あなたには、やり過ぎて欲しくありません。

その為には、一旦冷静になってください。

そして、無理なゴールを設定するのではなく、徐々に徐々にを意識してください。

短期間で変わろうとしない。
無茶をしない事が本当に大切なんですよ。


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