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花火と稲光の共演(エッセイ)

夏の風物詩、代名詞、花火。
今年も全国各地で無事に開催していた花火大会、私の地元でも何事もなく行われた。…………………けれど、

稲光との共演ではありました。

私が花火を見ている場所は、あるお店の駐車場の2階。私はこのお店によく通っていて常連。といいつつ、お店の駐車場で花火を見させてもらうので、一応お店の売上に貢献しようとお買い物。
お買い物を済ませたら駐車場へ戻り、車の中での花火🎆観戦!
熱いけれどエアコンを消して窓をオープンしながら、地元のラジオで花火の実況を聞く。ラジオを聴きながら花火を見たのは初めてだったのだが、コレがとっても観やすい!次の演目も何かわかるし、何発目なのかも分かる。そしてわかりやすいっ!こんな見やすい花火を何でも今までやらなかったんだ!!と少し後悔しながらも、花火をみていた。

けれど、冒頭でも綴った様に、花火大会は、稲光との共演だった。花火の邪魔にはなってなかったものの、曇り空からのぞく稲光。ピカッ、ピカッと音もなく、光っている。花火の音が稲光の音をかき消していたのかは分からないが、花火と稲光の共演は、なんともいえない混沌さがあった。けれど、なかなかお目にすることの出来ない共演でもある為、まあ、これも思い出としようと思いながら、花火を最後まで堪能した。

最後のスターマインは本当に光輝く!
黄金の花火で夜空が一杯になり、黄金の花が咲き誇る。あの明るさは何度体験しても飽きず、私の心を踊らせる。

花火、綺麗で、一瞬に咲いて、儚く消えゆく光。その儚さも情緒がありつつも、少し寂しく感じる。
きれいな花火…。

また来年。


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