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マサラ占い𓀩あなたをスパイスで表すと?診断結果一覧

人類は紀元前から、自然から採れる希少な植物をスパイスとして活用し生活を営んできました。スパイスにはそれぞれ得意な分野があり、また苦手な分野もあり、各々の優劣はつけられません。それはまるで私達人間のように。
今回はそんなスパイスを使った性格診断を作ってみました。
スパイスの知識を深めつつ、自分の得意・不得意を再認識してみるのはいかがでしょうか??

・・・・・

ということで先日マサラ占い𓀩あなたをスパイスで表すと?
っていう性格診断を診断メーカーにて作成し公開したのですが、お陰様でたくさんの反響を頂きました!!

感想のなかでも一番お声が多かったものとしては

「診断結果が長い!!!!!!」


でした!!!!!!!!!!!!!!!!笑


いや、本当にすみません。なにせ初めて作ったのもあり勢いの抑え方がわからず情熱の赴くままに書いてたらめっちゃ長くなりました。あんまり反省はしていないです。笑

とはいえ、結果が長すぎてやってくれた人が呟いてくれたときに冒頭しか表示されないので、それを見た人が困惑しているなっていうのは感じました。

あと他の人の結果の全文が読みたいよっていう声もあったのでどこかでまとめようとは思っておりました。(あと自分自身忘れるので笑)

ということで、以下に診断結果の十六種を五十音順に羅列していきます。
※文中の[USER]ってところには診断の際の名前が入ります。

ただいま、より見易くしたバージョンのマサラ占いを開発中です!
ちょっとお時間くださいまし。

製作者

・アサフェティダ

世界にはさまざまなスパイスがあるが、悪魔的といわれるのがこの「アサフェティダ」です。一度匂いを嗅ぐとかなり衝撃的な臭気で、あのドリアンにも負けないほど。しかし、油で熱するとたちまち香ばしい匂いを放ち、料理に豊かな風味をもたらします。
[USER]をスパイスで表現するならこのアサフェティダが適しています。

このタイプの人はかなり珍しく、全人口のわずか3%を占めています。「平凡である」ことが何よりも惨めだと思う論理学者型の人達にとって、これは良いことです。持ち前の発明力や創造力、独特の視点や力強い知性を誇りにしています。哲学者や建築家、または空想好きの教師が多く、歴史の中で数々の科学的発見に関与してきました。
”吟味されざる生に、生きる価値なし”
パターンを好み、発言の矛盾点を指摘することにかけては、ほぼ趣味と言ってもいいほどなので、[USER]に嘘はつかない方が良いでしょう。しかし皮肉にも、[USER]の言うことは常に鵜呑みにはできません。これは、[USER]が嘘つきだというわけではなく、完全には確立されていない考えを共有する傾向があるためです。他人を、実際の話し相手として見るのではなく、自らのアイデアや論理について自分自身と討論する際の反響版として利用しているのです。危ないですね。
このことから、[USER]は信用できないように見えるかもしれませんが、実際は、[USER]ほど熱意をもって問題点を指摘して、その問題を取り巻く果てしない要素と詳細にメスを入れながら、ユニークで実行可能な解決策を見い出せる人はいないのです。ただ、進捗報告が期限通りに届くことは期待できません。日常的な実践活動や維持管理には興味ありませんが、自分が持つ非凡な創造力と潜在能力を発揮できる環境を見つけると、時間やエネルギーを際限なく費やし、実態を見透した先入観にとらわれない解決策を見い出します。
果てしない夢想の中をさまよっているように見えるかもしれませんが、その思考プロセスは途切れることなく、頭の中では目覚めた瞬間からアイデアが飛び交っています。こうして絶えず考えながら、頭の中で本格的な議論を展開していることもよくあるため、物思いにふけり、孤立しているように見えることもありますが、顔見知りの人や同じ関心を持つ人々と一緒にいる時は、心底リラックスし、フレンドリーになります。しかし、見知らぬ人々に囲まれると、とてつもなく臆病になり、自分の論理的な結論や理論が批判されていると見て取ると、友好的な物腰がたちまち闘争的な態度へと一変します。

「アサフェティダ(Assafoetida)」とは、ペルシャ語で樹脂を意味する「アザ」と、ラテン語で臭いという意味の「フェティダ」が合わさった名前です。その名のごとく非常に香りの強い植物で、かなり大きくなることからジャイアントフェンネルとも呼ばれる、セリ科の2年草です。原産地は北アフリカで、主な生産地は中近東やインド。春に花が咲く直前に根元から引き抜き、根茎にキズを付け滲み出る乳状の液を集め、乾燥させブロック状にしたものをスパイスとして利用します。粉状に挽いたものはジャイアントフェンネルブロックパウダーとも呼ばれ、密封瓶に入れて香りが漏れないよう保存されます。
アサフェティダはインドでは「ヒング」と呼ばれ、豆やジャガイモなどの料理やスープに欠かせない一般的なスパイスの1つ。消化しにくい豆類を、この悪魔的スパイスの消化促進効果が助けるのだそうです。このほかピクルスやグレービーソース、ウスターソースの原料にもなっています。

・オールスパイス


シナモン、クローブ、ナツメグをミックスしたような香りのオールスパイス。ハンバーグに欠かせないナツメグ、ビーフカレーやビーフシチューに利用されるクローブ、中華料理やスイーツに使われるシナモン。様々な場面に大活躍のスパイスたちを合わせたような香りのスパイスですから、[USER]はまさにオールスパイスのような存在といえます。

[USER]は根っから自由奔放な人で、社交的でもあり心が広いという特質もあります。明るく楽観的な姿勢を持つので、大勢の中で目立つ存在でしょう。普段から人気者の運動家ですが、楽しいことだけに興味があるわけではありません。[USER]は奥深い性格の持ち主で、周囲の人と有意義な精神的つながりを持つことを強く望むという特徴もあります。

フレンドリーで外向的な[USER]は、充実した人間関係や社会生活を維持することに熱心です。ぱっと見た感じ、おおらかで人付き合いの良い人ですが、とても豊かで生き生きとした内面も持っています。飽くなき想像力とクリエイティビティ、旺盛な好奇心を抱くのも[USER]の特徴です。
独特なやり方で、ものすごく内省的になることもあります。他のことに集中するべき時でも、人生の深い意味や目的について、つい考えてしまうのです。「すべてのもの、そして、すべての人はつながっている」 そう信じているので、この“つながり”から得られるわずかな洞察を生きがいにしています。
人あたりがよく、快活、情熱的で意気盛んにものごとに関わり、独創的で想像力に富んでいる。興味が起きれば、どのようなこともすることができます。
難しいことへの解決法を素早く思いつき、困っている人を助けられる態勢にあろうとします。
事前に準備しておくよりも、即興で対応することが多く、自分のしたいことに、どうしてもそれをせざるを得なくなるような理由を見つけられます。

西インド諸島原産のオールスパイスは、スペインの探検家フランシスコ・フェルナンデスが1570年代にメキシコで発見してから世界各国に知られるようになりました。
ヨーロッパへもたらされたのは17世紀初頭といわれていますから、比較的歴史の浅いスパイスとも言えるでしょう。
オールスパイスは「シナモン、クローブ、ナツメグ」の香りがミックスされているような深みのある香りですので、お菓子作りにもおすすめです。単品スパイスを利用するよりもふくよかで優しい香りが楽しめます。
いつもシナモンを使っていたお菓子に、オールスパイスを利用してみてはいかがでしょうか?複雑で優しい香りが楽しめますよ。
また、オールスパイス単品で利用するだけでなく、シナモン+オールスパイスでクッキーやケーキ、ナツメッグ+オールスパイスでプリンなどのように、基本のスパイス+オールスパイスといったダブル使いをすればスパイスをより楽しめます。

・カルダモン

『スパイスの女王』とも称されるカルダモン。その突き抜けるような高貴な香りはまさに女王の佇まい。[USER]をスパイスで表すとそんな存在です。

カルダモンタイプの人達は、天性の指導者で、情熱とカリスマ性に溢れています。全人口の約2%を占めていて、多くの場合、政治家やコーチ、教師として、人々が目標を達成し、世界に貢献できるよう手を差し伸べて励ましています。生まれながらに持つ自信で周りに影響を与え、自身の成長と地域社会の改善に向けて力を合わせるよう、人々を導くことに大きな誇りと喜びを感じています。

人は強い個性に惹かれます。カルダモンタイプの人達は、他人を優先し、親身で信頼性のある人柄を放出しながら、言うべきことがあれば、恐れずに立ち上がり声を上げます。特に面と向かった状況の中で、人と難なく自然に関われ、その直感型の気質により、この型の人達は事実や論理または生の感情を通じて、あらゆる人々の心を動かすことができます。人々の動機や一見バラバラに見える出来事を容易に見抜いてひとつにまとめ、それを共通の目標として雄弁に語り、人々を魅了します。

[USER]は他人に対して過剰なまでに心底関心を持っていて、誰かを信じると、相手の問題に深入りし、過信することがあります。幸い、この信じる気持ちは相手の人の自己実現の予言となることが多く、その他人優先の心と信頼が、世話している人々に対してより良く望むところに至るように刺激を与えます。但し、物事を楽観視しすぎて、他人に対し、心の準備ができていないことや望む以上のことを押しつけてしまう場合もあるので、気をつけましょう。

[USER]は時には度が過ぎるほど熱烈な利他主義者で、自分が信じる人々や信念のためなら、困難も恐れず立ち向かいます。このタイプの有名人にアメリカ大統領が多いのも不思議ではありません。カルダモンタイプは、国を繁栄へと導いたり、リトルリーグのソフトボールチームを激戦の末に勝利に導いたりなど、その手段はどんなものであれ、人々をより明るい未来へと導きたいのです。

カルダモンは古代エジプトでは”聖なる香煙”として、神殿での祈祷の際にたかれるお香に使用されていました。チグリス河、ユーフラテス河地域にあったバビロニア王国のバラダン2世(紀元前8世紀末)の庭園でも、カルダモンが栽培されていたそうです。
特に、北欧、インド、中東、エジプトで多用されるスパイスで、ソース、ドレッシング、肉・魚料理やカレー料理、パンや菓子、ドリンクなどの香りづけに使われます。アラブ諸国では、お客様のおもてなしに、カルダモンで香りづけをしたコーヒーが欠かせません。

カルダモンタイプと相性がいいのは、人付き合いがよく、他人の気持ちをわかってあげられたり、他者を尊重できる人です。

カルダモンタイプから見て…

  • フェンネルタイプ:共感力が高く、人の気持ちがわかってあげられ、多方面にわたり適用できるような発想力がある

  • オールスパイスタイプ:自分と同じような世界の見方をしていて、他人の気持ちをわかってあげられる

  • クローブタイプ:進歩的なヴィジョンを持ちつつ、それを実際に仕えるアイディアに落とし込める

・クミン

世界中で愛される代表的なスパイス「クミン」
極めて独特な香りを持つにも関わらず、素材との相性を選ばないオールラウンダーのクミンは[USER]をスパイスで表したときに最適です。

クミンタイプの人達は、非常にユニークで、性格特性の多くが個々の気質を否定しています。道理型の気質があるにもかかわらず、素晴らしい分析力を持ち、内向型なのに、優れた対人能力があり他人と強い絆を築き、計画型であるにもかかわらず、変更や新しいアイデアをよく受け入れます。このように非常に多くの事柄があり、クミンタイプは個々の部分の総和以上の力を発揮します。

[USER]は心から他人を優先し、親切な人には必要以上に親切な心で接し、正しいと思う作業には情熱的に取り組み、信じる人々には広い心で接します。
全人口の13%近くを占め、これほど大部分を占めるのに良い性格タイプはなかなかありません。伝統の最良の部分を生かし、良いことをしたいと強く願い、医学や学術、社会慈善活動など、長年にわたり培われてきた歴史ある分野で活躍しています。
クミンタイプの人達は、完璧なほど細部にこだわり、時間はかかりますが、常に予定通りに作業を完了させます。職場や家庭内で、個人的に責任を負いながら、常に求められている以上のことをし、期待を上回ったり、他人を喜ばせたりするためには何でもします。

クミンは、カレーを思わせるエスニックな芳香をもったエジプト原産のスパイスです。
最も古くから栽培されているスパイスの一つと言われ、紀元前16世紀の古代エジプトの医学書「エーベルス・パピルス」にも記載されているほか、古王国時代の墓所からは副葬品として発見されています。古代ギリシアや古代ローマでは薬用や美容、食卓に備え付ける薬味として用いられており、新約聖書の時代にはパリサイ人はクミンで税を物納していました。
長さ5~6mmの長楕円形をしており、種皮は淡黄色をしています。
カレーライス以外にも、世界各国で肉や野菜料理、煮込み料理、炒め物、パン、チーズなどに広く用いられています。
インド料理では、スタータースパイス(調理の最初に、油に香りを引き出して使う方法)としてもよく使われます。
いつものカレーライスを作る際にも、クミンをスタータースパイスとして利用すると本格的な味わいを楽しめますよ。

・クローブ

クローブはあらゆるスパイスの中でも最も強い香りを持つと言っても過言ではない、大変個性的なスパイスです。[USER]をスパイスで表すならクローブと言えるでしょう。

クローブタイプはこの上なく孤独、そして最も希少で戦略に長けている性格タイプのひとつで、このタイプの人達自身、これをすべて痛いほど感じています。全人口のわずか2%を占めていて、特に女性が珍しく、全人口のたった0.8%です。自分と同じ考えを持ち、その飽くなき知的追求心や、まるでチェス試合のような駆け引きについていける人を見つけるのに苦労することが多いのです。想像力が豊かな一方で決断力があり、野心に溢れている反面、引っ込み思案で、驚くほど好奇心がありますが、エネルギーを浪費しません。

[USER]は生まれつき知識欲が強く、それは若年期に現れ、子どもの頃に、よく「本の虫」と呼ばれています。侮辱としてこう呼ばれているのかもしれませんが、このあだ名が自分にぴったりだと自覚するどころか、それを誇りにさえ感じ、自分が持つ幅広く深い知識体系を大いに楽しんでいます。また、持ち前の知識を喜んで他人と共有する一面もあり、選んだテーマについて熟知しているという自信がありますが、その直感型および計画型の気質により、持論をゴシップのような「つまらない」娯楽のための話題として共有するのではなく、その分野の中で、見事な計画を立てて実際に役立てることを好みます。

大抵の人には理屈に合わなく見えますが、クローブタイプの人達は、明らかな矛盾であっても、それが少なくとも純粋に合理的な観点から見た時に、完全に理に適っている場合、それに従って生きることができます。例えば、最も夢想的な理想主義者であると同時に、最も辛口な皮肉屋でもあります。あり得ないほど相対する性質のように見えますが、これは、知性を活かして努力し熟考することで、あらゆる物事が可能になると信じている反面、同時に、人はあまりにも怠惰で浅はか、または利己的なため、実際にこうした素晴らしい結末には至らないと信じているためです。しかし、現実に対してこうした冷笑的な見方をしてはいますが、いったん何かに興味を持つと、それに関連すると信じる物事を成し遂げます。

クローブは1.5cm位の釘に似た形をし、色は濃褐色で、強く甘い芳香と舌にしびれるような刺激味が特徴です。熱帯・亜熱帯地方で成長する常緑樹で、そのつぼみが開花する直前(ガクとともに淡いピンク色を帯び始める頃)に摘みとり、日陰に干して乾燥させ、スパイスとして利用しています。
インドネシアでは、19世紀後半インドネシアでクローブを混ぜたクレテックというタバコ(燃えるとパチパチ音がすることから)が考案され、以来、同国は世界でも有数のクローブ消費国となっています。
肉の臭み消しに効果的で、ポトフ、ビーフシチュー、豚の角煮、カレーなどによく使われます。香りが強いので、使いすぎには注意が必要です。また、ホールを使用した場合は、調理後に取り除きます。煮込み料理にホールのクローブを使うときは、材料(玉ねぎやにんじんなど)に十文字の切り込みを入れ、そこに刺しておくと、後で取り除きやすくなります。
また、甘い香りを活かし、菓子やドリンクの香りづけにも利用されています。
料理以外では、クラフトドリンク作りにも使われ、中でも、オレンジなどのかんきつ類にホールのクローブを刺して作る「フルーツポマンダー」が有名です。

・コリアンダー

「コリアンダー(シード)」はパクチーと同じ植物から採れます。完熟した種子の部分をスパイスとして利用し、甘くさわやかな香りが特徴です。
複数のスパイスとミックスしたときにその真価を発揮するコリアンダーは[USER]をスパイスで表現したときにぴったりな存在です。

[USER]は、人々やアイデアとの繋がりに刺激を受けながら、色鮮やかで官能的な世界に住んでいて、こうした繋がりを再解釈しながら、自分自身や新しい視点を再発明したり実験したりして楽しみます。このような方法で探求したり試みたりする性格タイプは、他にありません。これにより、自発性が養われ、親しい友人や家族からさえも何をするかわからないと思われています。
こうした気質にもかかわらず、コリアンダータイプの人は間違いなく内向型で、人前から姿を消し、一人になってリフレッシュすることもあり、さらに友人たちを驚かせます。しかし、一人になったからといって何もしないでいるわけではありません。こうした一人の時間に、自らを振り返り、自分の本質を評価しているのです。過去や未来にこだわるよりも、自分のありのままの姿について考えます。そして、その修行から再び人前に戻った時、その姿は変化しているのです。
コリアンダータイプの人達は、自分の情熱を押し広げられる道を見い出すために生きていて、他の性格タイプよりも、まるでギャンブルや極限スポーツのような、より危険な行動が多く見られます。幸い、その瞬間と一体になり環境に溶け込めるため、大抵の人よりうまく立ち回れます。また、人との交流を楽しみ、ある種の抵抗できない魅力を持っています。

[USER]は常に心が和むような賛辞だけを知っていて、これが、自らの危険な行動を無責任または無謀だと認める心の余裕になっています。
しかし、批判が押し通されると、無残な結末になることもあります。親切な批評の言葉を、別の視点として受け取り、新たな方向に突き進むきっかけにできる人もいますが、より痛烈で思慮に欠けたコメントに対しては、凄まじく激怒します。

[USER]にとって最大の課題は、将来に向けて計画を立てることです。目標の土台となる建設的な理想を見つけて、前向きな原動力を生み出す目標を成就させるのは、容易なことではありません。自己の一体感を高めるための活動と行動を計画し、貯蓄ではなく、作品集となる数々の経験を積み重ねます。
これが尊い目標や原動力ならば、目を見張るほどの慈愛の心と私利私欲のない気持ちで行動します。しかし一方で、より自己中心的なアイデンティティを確立して、身勝手で巧妙かつ尊大に振舞う場合もあります。大切なことはなりたい自分になるために積極的に行動することです。新しい習慣を築き維持するのは、たやすいことではないかもしれませんが、毎日時間を作って自分の動機を理解することで、長所を活かしながら、気に入ったことをとことん追求できるのです。

コリアンダーは地中海沿岸が原産地のセリ科の植物です。
葉の部分は、強烈な臭気とも言われる独特な芳香を持っています。パクチー、香菜などと呼ばれ、料理のトッピングや炒め物などに利用される最近人気のハーブです。
甘く爽やかで、ほのかにスパイシーな香りのコリアンダー(パウダー)。たんぱく質とよく調和する風味だと言われ、肉、豆、卵などの料理によく合います。また、カレー粉の原料のひとつとしても利用されています。
カレーの風味付けはもちろん、甘い香りをいかして揚げ菓子やクッキーなどにもおすすめです!
コリアンダー(パウダー)の甘く爽やかな香りは、醤油の香りや砂糖のコクをうまく引き出してくれますので、和食にもぴったり。
スパイスの香りが主張しすぎることもなく、どなたにも食べやすい味わいです。
いつもの料理の「醤油」を半分に減らしても、コリアンダー(パウダー)の香りを加えれば、薄味の物足りなさを補って、おいしい減塩料理を楽しめます。

・サフラン

『世界一高価なスパイス』とも言われ、その希少性・重厚な風味と鮮やかな色味が特徴のサフランは、まさにスパイスで[USER]を表したもの。サフランタイプの人は、生まれつき好奇心が強く、美的感覚に優れています。自分の感情を反映させるために、環境を変えることを楽しみます。自由な性格で遊び心がありますが、困っている人がいないか、周囲の声には常に耳を傾けています。自分の決定が他の人に及ぼす影響に敏感で、物事を良くするために喜んで手助けをします。高い対人スキルも備わっているので、仲裁や駆け引きに長けています。人と一緒に過ごすことを好み、グループでの話し合いやチームワークが得意です。
典型的な教室のような環境では、息苦しさを感じることがあり、本を読んで学習するよりも実際に経験することを好みます。また非常に実践的で、機転が利きます。
その希少性故に[USER]のようなサフランタイプは次のような弱点があります。
感覚的で感情的なので、建設的な批判に傷つきやすい傾向があります。精神的に未熟な場合、追い詰められていると感じたり、自分の弱点に立ち向かう勇気がないために、変化に抵抗してしまうことがあります。

サフランは米料理や魚介を使った料理に使われることが多く、代表的な料理としては、スペイン料理のパエリアやフランス料理のブイヤベース、インド料理のビリヤニなどが挙げられます。 カレーやシチューなどの煮込み料理にサフランライスを添えるのもおすすめです。

・山椒

「山椒は小粒でピリリと辛い」。身体は小さくても、役に立ったり気がきいたり、優れていてあなどれないという例えに使われることわざです。そのことわざ通り、山椒は小粒ですが料理に少し加えるだけで味を引き立てるので、日本最古のスパイスとして古来から親しまれ、ゆずと並び日本料理の2大香辛料のひとつとされています。時期によって、使われる部分や呼び名が変わるのも、日本の食に深く関わってきたことの証ともいえます。
[USER]をスパイスで表すなら、そんな山椒がピッタリです。

山椒タイプの人達は非常に希少で、その数は全人口のわずか1%未満ですが、それにもかかわらず、世界にその足跡を残しています。生まれながらに理想主義者で道徳感覚がありますが、山椒タイプを際立たせているのは、付随する計画型の気質です。山椒タイプの人達は、無味乾燥な理想を掲げる夢想家ではなく、具体的な措置を取りながら目標を達成し、前向きで永続的な影響を与える力の持ち主なのです。
人助けを人生の目標とし、救済活動に従事したり、慈善活動を行ったりしていますが、山椒タイプの人達が、こうした活動を通じて真に情熱を注いでいるのは、問題の核心に迫り、人々を救済する必要が全くない環境を築き上げることなのです。
山椒タイプの人達は難なく人と関われ、論理や事実一辺倒ではなく、暖かく思いやりのある言葉で、相手に伝わるように話すことができます。このため、友人や同僚から非常に外向的な人だと思われるのもうなずけますが、山椒タイプの人達には、一人になってリラックスし、リフレッシュする時間も必要です。周りの人は、それを心に留めておき、[USER]が突然姿を消しても心配しすぎないようにしましょう。[USER]は、他人の感情を非常に大切にし、その好意に対する見返りを期待していますが、時にはそれが数日間そっとしておいてあげることを意味します。
”また一日くじけずに頑張る”
そして、山椒タイプの人達にとって本当に最も重要なのは、自分自身を大切にすることです。自身の信念に夢中になるあまりに、自分の限界を超えることは確実にあり得ることで、その熱意が度を超えると、疲れ切って健康を損ない、ストレスを抱えます。これは、特に対立や批判に立ち向かう際に現れます。その繊細な性格から、こうした一見個人攻撃にも見える事柄を避けようと是が非でも頑張りますが、その状況が避けられなくなると、非常に理不尽かつ無益な手段で反撃します。
今回16種のスパイスを厳選したのですがこちらの山椒は唯一の日本産でしかもレア枠なので製作者個人的にお気に入りです。おめでとうございます(?)

山椒は、日本の代表する香辛料の一つで、その特徴は「香り・辛さ・しびれ」の3要素です。柑橘系の爽やかで上品な香りが立ち、少しして追いかけてくるピリッとした辛さ、そして、舌を刺激する心地よいしびれが程よく残ります。この絶妙なバランスと時間と共に変わる風味が、さまざまな料理の美味しさを引き立てます。
山椒といえば鰻(うなぎ)を連想する方も多いでしょう。しかし、山椒の実力はそれだけではありません。古来から山椒は日本の食文化の中で存在感を発揮してきました。
煮物やお吸い物・お味噌汁など和食のおかず・汁物にひと匙ふれば、上品な香りが加わります。
お肉・お魚料理の下味や調味料に使うと、程よい辛さとしびれが食欲をそそる主菜に。濃厚な味つけの炒め料理やカツなどの揚げ料理でも、さっぱりした後味に引き締めます。
実は、乳製品や脂との相性も抜群。チーズたっぷりのピザにトッピング。バターに混ぜてパンに塗ったりソテーやムニエルにしたり。サラダにはオイルと混ぜて特製ドレッシングで。洋食に使えば、華やかな香りがふわりと鼻に抜けていく一皿になります。カレーライスやペペロンチーノなど、辛さがアクセントになる料理には爽快な辛さが加わります。

・シナモン

甘くエキゾチックで独自の芳香を放つシナモンは、[USER]をスパイスに例えるなら適任です。
シナモンタイプの人は革新的で、難題を解決しようとする意欲にあふれています。 好奇心旺盛で、周囲の人やシステム、自分を導く真理について理解しようと努力します。 [USER]は偏見がなく、フィードバックを受け入れることができ、アイデアを他の人と共有することを楽しみます。
反応が素早く、独創的で得意なことが多く、周囲に刺激を与え機敏で、率直です。
賛成、反対のどちら側からも、楽しんで議論に加わることが多くあり
未知のことや、挑戦的な問題解決に対して臨機応変に対処するが、定型作業を軽視することがあります。
次々に新しいことや考えに掻き立てられ、自分のしたいことに、論理的な理由を見出すことが得意です。

スパイスとして利用されるのは、幹や枝の皮をはぎ取り乾燥したものです。
スリランカ産セイロンシナモンの場合は、一般的に、「外樹皮」と呼ばれる一番外側の皮を剥いて使用します。スティック状の製品にする場合は、外樹皮をはがした樹皮に、細かい樹皮を内側に入れて丸めながら形を整えて乾燥させます。
カシアは、製品によって外樹皮の扱いが異なります。外樹皮を残して粗く砕いた製品と、外樹皮を取り除いて細く丸めて乾燥させたスティック状の製品があります。セイロンシナモンと比較して、肉厚なのが特徴です。

・スターアニス

中華料理の代表的スパイス「スターアニス」
独特の強くて甘い香りをもち、素材を選ばず様々な場面で活躍するスターアニスは[USER]をスパイスで表したときに似合います。

外向的な上に周りの人をサポートするのが得意なので、[USER]はパーティーなどが大好きで、他の皆が楽しい時を過ごせるように色々と気配りをするタイプです。でも、ただ単にその場限りで面白おかしく過ごすのが好きなわけではありません。根っから義理堅い性分でもあるので、長続きする人間関係を築く傾向があり、他の人が“手助け”や“聞く耳”を必要としているときに頼れる人たちでもあります。

誕生日や祝日などを、[USER]が祝わずに見過ごすことはほとんどないでしょう。友達や愛する人に関するどんな小さいことでも忘れないように心がける人たちなのです。
秩序だった環境を大事にする[USER]は、とっさの思いつきで何かをしたり、目的が決まっていない集まりに参加したりするより、事前に計画されたイベントなどに参加することを好みます。すべてがうまく進むように、自分自身がイベントなどを主催することもいとわないタイプです。「自分は大切にされていて、周りの人は自分を祝ってくれている」と他の人が感じられるように頑張るので、「せっかくの自分の努力をありがたく思ってくれない人がいる…」と感じると、むきになってしまうこともあります。

スターアニスの外観は8つの突起をもつ星型をした非常に愛らしいスパイスです。香りの主成分は「アネトール」で、これは、アニスシードやフェンネルシードの香りの主成分と共通です。
未熟な果実を乾燥させたものをスパイスとして利用します。
ヨーロッパへは、16世紀末にイギリスの船乗りによって伝えられ、当時は大変高級だった似た香りのするスパイスである「アニス」の代用品として使われました。
中国を原産とするスターアニスは、漢方では胃弱、かぜ薬に、また歯みがき、石けんなどの香料としても用いられています。
中国料理で、特に豚肉料理や鴨料理などの香りづけに多用されます。また、甘い香りを活かして、デザートの香りづけにも用いられています。
五香粉の原料として使われることもあります。

・ターメリック

[USER]をスパイスに例えるなら、独特の風味と芳香を持ち、一匙で色味を変える絶対的な影響力を持つスパイス「ターメリック」といえるでしょう。ターメリック(ウコン)は、インドや中国、インドネシアなどで栽培されています。カレーのスパイスとしておなじみですが、食品や着色料として利用される以外にもさまざまな場面で活躍しています。欧米では、サプリメントとしてもポピュラーです。
一部の地域では、結婚式で新郎新婦の腕をウコンで染めたり、赤ちゃんの首にウコンの小さな根茎をかけたり、現在も儀式や魔除けの意味合いで使われているそうです。

[USER]は自分の好きなことで、大なり小なりやりがいがあり、時間と資源が十分にあると確信した目標は、どんなものでもやり遂げます。また、戦略的に物事を考え、長期にわたり集中しながら、強い決意と精度へのこだわりをもって、計画の各過程を遂行できる能力により、実業家としてパワフルに活躍する能力を持っています。この意志の強さが、自己実現の予言となることが多く、他の人ならあきらめるような状況の中で、純然たる意志の力で目標に向かい前進します。また、その外向型の気質により、他人を巻き込みながら、その過程の中で素晴らしい成果を生み出します。
スパイス料理においてターメリックは使いすぎるとその風味がクセに転じ、同時に苦味もましてしまいます。そんな[USER]は以下の弱点を持っています。
不寛容:誰かの意見が事実ではなく感情に基づいたものだった場合、その意見に反対する傾向があります。意見が気に入らなければ、はっきり自分の気持ちを伝えることを恐れません。
支配的:自分の能力や意見に自信を持っているため、意見や物の見方をなかなか変えようとしません。
何事も適量が寛容です。自分の意見を時には収めて他人を立てる場面を見極めましょう。

・チリペッパー

高いリーダーシップと目標達成意欲を持ち、組織を引っ張るのが得意なタイプの[USER]は『スパイスの太陽』とも呼ばれているチリペッパーです。 非常に現実的でデータを重視し、素早く決断できるのも特徴で、仕事が早く、テキパキと効率よく進めていきます。 [USER]は社交的で話が上手く責任感も強いため、管理職に向いています。

民主社会において、こうしたリーダーシップの需要が高いことと、チリタイプの人達が全人口の11%も占めていることを考えると、歴代のアメリカ大統領の多くが[USER]のようにチリタイプであるのも不思議ではありません。法や権限の規定は努力して獲得すべきであると強く信じていて、特に職場において、模範を示して指導し、献身と揺るぎない正直な姿勢を示しながら、怠惰や不正行為を断固拒否します。厳しい作業をひとつひとつ自らの手でこなしていくことこそが、人格を形成するための最良の方法であると唱えている人がいたら、それは[USER]です。

周囲の状況を把握し、明確で検証可能な事実に基づいた世界に生きています。自分の知識を確信していて、たとえ激しい反感と闘うことになったとしても、自分の信条を貫き、通用する物事とそうでないものを選り分ける澄んだ見識を強要します。また、単に絵空事を並べているわけではありません。最もやりがいのある企画に飛び込むだけではなく、その過程の中で実行計画を改善して詳細を並び替え、最も複雑な課題さえも簡単で取り組みやすく見せるのです。

しかし、チリタイプの人達は単独では作業せず、自らの信頼性と労働倫理に皆が投合することを期待しています。約束は必ず守り、パートナーや部下が無能や怠惰、またはさらに悪いことに、不誠実なために約束の死守が危うくなると、ためらうことなく怒りを露わにします。これにより、あらゆる番人同様、融通が利かないイメージを持たれることがありますが、これは、チリタイプの人達が独りよがりの頑固者であるわけではなく、こうした価値観があるからこそ、社会が機能していると心から信じているためなのです。

世界のスパイス料理文化をざっくりと表すならば、主にアジアからもたらされた様々なスパイスと、新大陸からもたらされた唐辛子=チリと出会ったからといっても過言ではありません。チリは単に辛味だけを料理にもたらすだけではなく、旨味や香ばしさもあり、他のスパイスを牽引してスパイス料理を創り上げる非常に重要な位置を占めているのです。

唐辛子の辛み成分カプサイシンは、果実の中の隔壁とよばれる壁のように空間を仕切っている板状の部分で作られていることが研究で確認されています。実が熟するにつれて、カプサイシンが蓄積され、辛さがしだいに増加していきます。
よく唐辛子は、種の部分が辛いと思われがちなのですが、隔壁からワタ(正式には「胎座」と呼ばれる)を経てつながっているため、種子の表面にカプサイシンが付着し、辛いと感じてしまうとされています。
ホールのままや、パウダー、粗挽き、糸切りなどの形態で、炒め物、焼き物、漬け物、煮込み料理、スープ、パスタ、ソースなど様々な料理の辛みづけや風味づけに使われています。
七味唐辛子、チリパウダー、カレー粉などのミックススパイスや、ラー油、豆板醤、サンバル、ホットソースなどの加工品の原料にも用いられています。

・フェヌグリーク

フェネグリークは、最も古くから栽培されていた植物の一つともいわれ、古代エジプトの墓からも発見されています。スパイスとしては稀なマメ科の植物で、他のスパイスとは一線を画す独特な香りです。
[USER]はスパイスに例えるとそんなフェヌグリークです。

フェヌグリークタイプの[USER]は、自らの手や目で探索するのが大好きで、冷静な理性と旺盛な好奇心で周りの世界に触れて観察します。生まれながらの生産者で、次から次へと企画を移りながら、楽しむために便利な物や非日常品を作り、行く先々で環境から学びます。このタイプは整備工や技術者が多く、手を汚しながら物を分解して再びひとつにまとめ、元よりも少しだけ良い物を作り上げることをこの上なく楽しみます。

常に試行錯誤しながら、物を作り出してトラブルを解決する中で、アイデアを探索します。他の人が自分の企画に興味を持ってくれるのを喜び、時には他人が参加しても構わないとさえ思うこともあります。もちろん、その場合は、自分の方針に干渉せず、自由を邪魔しないことが条件で、同様の関心を返さなければ納得いかないでしょう。

[USER]は特に大切な人に対しては、喜んで手を貸したり、自分の経験を共有したりします。全人口のわずか約5%で、非常に稀なのが残念です。特にフェヌグリークタイプの女性は珍しく、いわゆる典型的な女性像には当てはまらないことが多くて、もし[USER]が女性なら幼い頃からよくおてんば娘だと言われていたでしょう。知りませんが。

フェヌグリークはスパイスとして用いられる種子に甘い香りと強い苦みがあります。じっくり火を通すと苦みが弱まり、メープルシロップのような甘い風味が出てきます。
また、楕円形の形をした葉には種子と同様に苦味があり、インドや中近東でハーブとしてよく使われます。
インドではカレー、サブジ(蒸し炒め)、チャツネなどに使われ、ベンガル地方の代表的なミックススパイス・パンチフォロンの材料となるほか、中近東地域では肉のソースやディップソースの材料にも利用します。特にトルコのパスティルマと呼ばれる牛肉の塩漬けでは、肉の表面に塗るスパイスペーストの材料としてよく使われます。またコーカサス地域でもくるみと合わせて使われたりするなど、料理に特徴的な風味を与えます。
また、葉はインドや中近東でハーブとしてよく使われます。サブジ(インド風野菜の蒸し煮)、カレー、豆のスープ、じゃがいも料理や卵料理などに用いられますが、特にほうれん草カレーとの相性がよく、深みのある本格的な味わいになります。

・フェンネル

フェンネルの葉はヨーロッパでは薬草として古くから親しまれ、「フェンネルを見かけて摘まない者は、悪魔だ」という言葉も残されているそうです。その反面、この葉をいぶして香煙を立たせると、妖怪の類を呼び出すとされ、魔法使いが愛用したことから、「フェンネルの種を播く者は、悲しみを播く者」という、正反対の言い伝えもあるとか。
そのような相反した性質を内包している[USER]はスパイスで例えるならばフェンネルが適しているでしょう。

フェンネル気質の人は、真の理想主義者で、極悪人や最悪の出来事の中にさえも、常にわずかな善を見い出し、物事をより良くするための方法を模索しています。落ち着きがあり控えめで、内気にさえも見られますが、内には激情と情熱があり、まさに光を放つ可能性を秘めています。全人口のわずか4%を占めているだけで、残念ながら、誤解されていると感じることが多いかもしれません。しかし、同じ考えを持つ人々を見つけて共に過ごす時、そこで感じる調和が、フェンネルタイプにとって、喜びやインスピレーションの泉となるのです。
[USER]は自身の信条に基づき行動します。前に進むための方法を決定する際、名誉や美点、道徳、美徳に目を向け、賞罰ではなく、自らの純粋な意志により導かれます。フェンネルタイプの人達は、この気質を誇りに思っていますが、それはごく当然のことです。しかし、誰もがこうした感情の裏にある原動力を理解するわけではなく、孤立することもあります。
”金はすべて光るとは限らない。放浪する者が皆迷っているとは限らない。年老いても強いものは枯れない。深い根に霜は届かない。”

「多くの人々の話を聞き、わずかな人に話す」
しかし、他の外向型の性格とは異なり、フェンネルタイプは、ごくわずかな人々やひとつの価値ある目的にのみに集中し、一度に多くのことをやろうとすると力尽き、さらには世の中のあらゆる修復不可能な悪に落胆して、打ちのめされることさえあります。これは、フェンネルタイプの人達の楽観的な見方に頼ろうとしていた友人にとって、悲しい光景です。
[USER]は善を探求するあまりに自分自身を見失い、生きて行く上で欠かせない日常生活の維持を疎かにしてしまう可能性もあるので注意しましょう。フェンネルタイプの人達は、他の性格タイプよりも、よく思いにふり、楽しみながら物事をあれこれ想定したり、哲学的な事柄について思い巡らせたりします。放っておくと、まるで隠者のように引きこもったまま連絡が途絶え、友人やパートナーが、多大なエネルギーを費やして、現実世界に連れ戻すことになります。

「フェンネル(fennel)」とは、ディルやアニスによく似た甘い香りを持つハーブのこと。セリ科ウイキョウ属の多年草で、日本では「茴香(ウイキョウ)」、イタリアでは「フィノッキオ」と呼ばれています。
フェンネルの歴史はとても古く、古代ローマ時代には薬草として用いられていたと言われています。フェンネルが人々の生活の中で盛んに用いられるようになったのは中世以降のことで、入浴剤としても利用していたそうです。
後にフェンネルは中国へ伝わり、茴香と呼ばれるようになりました。名前の由来は諸説ありますが「魚の香りを回復させる」という意味でつけられた説や、鎌倉時代に日本にも伝わった中国語の読み方「唐音読み」によるものという説もあります。

特に魚との相性が良いことで知られ、魚のスープやソースなどに使われるほか、シードの食感を活かしてパン、焼き菓子、ハーブティー、リキュールの原料などにも利用されています。
また、中国のミックススパイス・五香粉や、カレー粉の原料にも使われます。

・ブラックペッパー

[USER]はスパイスで表すなら『世界中で愛されているスパイス界のスーパースター《ブラックペッパー》』です。

ブラックペッパータイプの人達は、常に身近な人や物事に影響を与えます。パーティーの場では、グループからグループへと移動しながら、絶えず人々に囲まれているので、人の渦を探せばすぐに見つかります。率直で飾らないユーモアで、人々を笑わせて楽しませ、注目されるのが大好きです。観客の中から誰か1人、ステージに出るよう頼まれる場面があったら、自らステージに上がったり、内気な友人をステージに上がらせたりします。それが[USER]です。

[USER]は理論や抽象概念、世界的な問題とその影響に関する糸口の見えない議論には、あまり興味がありません。持ち前の豊富な知性でエネルギッシュに会話を続けますが、実際にある物事について話したり、または、できたらそれを実際に出かけて体験したりすることを好みます。見る前に飛び込み、自分の過ちに対しては行く先々で修正し、何もしないでいることも、代替案や責任逃れのための布石を準備することもありません。

すべてのタイプの中で[USER]は危険にはらんだ人生を歩む傾向が最も強く、今この時を生き、瞬時に行動する、いわば「台風の目」です。ドラマチックで情熱に溢れた、心躍るような物事を楽しみますが、それはスリルを味わえるからではなく、論理的思考を大いに刺激するためです。こうした状況では、次から次へと合理的に刺激反応しながら、実際に直接体験している事実に基づき、重要な意思決定を迫られます。

このため、学校やその他の高度に組織された環境は、ブラックペッパータイプの人達にとって挑戦の場となります。これは、決してこのタイプの人達が頭が悪いからではありません。申し分のない成績を収められますが、 学校教育における厳しく管理された講義ベースの授業は、[USER]が好む体験学習とは程遠いのです。こうした教育課程を、目標達成に必要な手段であり、より面白いチャンスを生み出す場であると見なすには、十分に成熟したものの見方ができなければなりません。

数あるスパイスの中でも一番ポピュラーなものと言えば、「こしょう(ペッパー)」の右に出るものはありません。材料の下ごしらえの段階、調味した材料を料理する段階、そして、でき上がった料理を食べる人が好みに合わせて味をととのえる段階と、同じ料理に3度使用されるなど、世界中の料理に幅広く使われることから「スパイスの王様」とも呼ばれています。
中世ヨーロッパで、防腐剤や臭み消しに利用されるようになったペッパーは、遠くインドから長い年月と労力をかけて運ばれていたため、ヨーロッパに到着するころには大変な貴重品でした。一握りのこしょうの価値は、牛一頭分に相当するほどでした。このため、当時は金銀財宝用の精密なはかりを使って1粒ずつ量り売りされ、貴族の家では純銀製の坪に入れられていたとか。
特に牛肉や青魚、乳製品など、匂いの強い食材や、味の濃いものによく合います。また、ハッシュドポテトや卵料理など、淡白な味わいの料理に用いれば、アクセントとなりおいしさを引き立てます。
和風のだしや醤油ともよく合うので、雑炊やお茶漬け、和風パスタ、うどん、鍋などの薬味にもおすすめです。
その他、甘いもののアクセントにも使え、例えば、あらびきタイプのブラックペッパーをバニラアイスクリームに少々を振ったり、バターとハチミツを塗ったトーストに振ったりすると、甘みをキリッと引き締め、大人っぽい味わいが楽しめます。

・マスタード

「マスタード」
その歴史は古く、古代エジプトに起源を持つとされ、ギリシャ人には医薬品と調味料として利用されました。ローマ人はギリシャ人を真似て食料と医薬品の両方の目的で利用し、ヒステリーや蛇毒、腺ペストなど、様々な疾病の治療薬と考えていました。そんな様々な特性を持ち、スパイスの歴史を支えてきたマスタードは[USER]をスパイスで表すとぴったりな存在です。

マスタードタイプは、最も数が多いと言われていて、全人口の約13%を占めています。誠実さと実用的な論理の持ち主で、義務にはひたむきに取り組み、数多くの家庭や法律事務所、規制機関、軍隊など、伝統や規則、規範を重んじる組織において、かけがえのない存在になっています。[USER]は自分の行動には喜んで責任を取り、仕事に誇りを持っていて、目標に向けて作業する際は、時間とエネルギーを惜しみなく費やし、各関連業務を根気強く正確に完了させます。

物事を仮定して考えることはそれほどなく、代わりに状況を分析して事実を確認し、実践的な一連の行動を見い出すことを好みます。生真面目な性格で、意思決定すると、目標を達成する上で必要な事実を周囲に伝え、他人が瞬時に状況を飲み込み、行動することを期待します。優柔不断な人には我慢できませんが、自分が選んだ方針が空理空論で対抗されると、さらにすぐに苛立ちます。特にその異論が重要な詳細を無視している場合はなおさらで、だらだらした無駄な議論に持ち込まれると、締め切りが近づくにつれ、怒りを露わにします。

マスタードは、ローマ人によってフランス北部にもたらされ、そこで修道士に栽培されるようになりました。9世紀までには、修道院はマスタードの販売により相当な収入を得るようになりました。マスタードという言葉の語源は、ブドウのマストを意味するMostoであると考えられています。マストとは若い未発酵のワインのことで、それにフランスの修道士がマスタード種子のすり潰したものを混ぜていました。
日本において辛子は、食用というより医療品としての利用がそのほとんどだったようです。欧米では、調味料として使用されているマスタード。
日本にはこってりとした料理が少ないことや辛子との相性の良いビネガーやワインのような果汁由来の飲料がなかったため、わさびと同じように薬味として使用されるようになりました。


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