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計画を立てられない

私、計画を立てることが苦手です。
いつも締め切りギリギリになってしまいます。

今回の夏休み、子どもたちの宿題を一緒に計画を立ててる際、パートナーに指摘されました。

「8月31日までに終わらせる、と言うのは、計画とは言わないよ。」

え!違うの!?


何か締め切りがあるときに、私は締め切り日の意識がとても強いです。
それは、時間の約束をするときも同じ。
その時までにやれば良いこと、という認識です。


パートナーによると、計画を立てるときの極意とは、終了予定日は締め切りに余裕を持った日付で設定することです。
そしてその余裕とは、頑張った自分へのご褒美ではなくて、もし終了できなかった時にもう一度チャレンジできるだけの日にちを設定する事です。

親がスケジュールを管理して、親子歩幅を合わせて一緒に確認し合えるのなら不要なのでしょう。
が、既に思春期に入ったわが家は、「自分でできるから、管理はいらない」とのことなので、ゴールに行き着くまでのスケジュールはお任せです。

今までヘリコプターペアレントとして、逐一口や手を出してしまっていたわが家。そうそう自力でうまくいくことはありません。だからこそ、再チャレンジできる余裕を与えることです。

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今年はとにかく、私は絶対に変わるぞという意識でしたので、夏休み前から話をしていました。

・今まで私がしてきてしまった事への謝罪(しつこく言う、やるまでしつこくつきまとう、締め切りを勝手に作ってしまう、など)
・こどもたちにつけて欲しい力(自分で決めて自分でやり遂げる事ができる)
・こどもたちへの期待(いきなりは戸惑うかも知れないけれど、夏休みを使ってやってみて欲しい)
・自分の意識と行動を変えたいと言うこと(みまもるスタンス、嫌味を言わない、やりたい事を尊重する、親に都合が悪いことでも理不尽に切り捨てたりしない、など)


なので今年の夏休みは、テレビもマンガもゲームもパソコンも、今までになく自由に、思う存分味わっていたようでした。この子たちは本当は、何をやりたいと思っているのだろうと、ひたすらに観察できた夏休みでした。
私からこどもたちに努力して欲しいと言ったことは2つ。
・新学期には宿題を揃えて、登校できるようにして欲しい事
・昼夜逆転の生活にならないようにして欲しい事

責任は自分にあり、自分で考えて動かなければならない。今まではその成長の機会を奪っていたことに、本当に申し訳なく思います。

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さて、彼らは今再チャレンジ中です。
いつまでに完成させるのかも、修正しながら自分で決めてやり遂げようとしています。
自分で決めて本当にいいのか、とても不安そうです。不安にさせてしまうのは私がそう育てたから。
繰り返し繰り返し、嫌味ではない、心から安心して欲しいと想いを込めた声で言います。
「大丈夫だよ」
と。

その根幹の部分が揺らいでいたから、何をやっても身に付かなかったのです。あなたたちのせいではない。私のやり方が間違っていました。

計画は、自分自身が大事にされている感覚、そして親が子どもたちを一個人として大切にしていないと、なかなかうまく立てられないものなのでした。



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