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大学サッカー(大学スポーツ)ってなんで人気ないの?

はじめに

久しぶりにnoteを開いたら、メルカリのマーケティングの記事が書かれていて、このnoteを書こうと思いつきました。
↓結構面白いです。

さて、話を戻します。
2023年、私が運営する筑波大学蹴球部のYouTubeチャンネルは前年比の約2.5倍のチャンネル登録者数を記録し、1万1800人くらいのチャンネル登録者がいます。この裏側にはマーケティングの思考を基にチャンネル設計、コンテンツ設計があります。
それくらい結果に直結するマーケティングですが、大学サッカー界、多くの大学スポーツ、プロスポーツ界において特に日本は圧倒的に弱い部分です。それゆえ、大学サッカーは人気がないとよく言われます。
(それ以外の要因がもちろんあることはその通りだと思います)
そこで今回は一年弱、素人なりにもマーケティングをしてきた自分が、大学サッカー界の人気を解消するかもしれない?マーケティングとは何なのかを書いてみようと思います。

マーケティングとは

マーケティング、カタカナで難しい用語のように感じますよね。

直訳すると「ものが売れるようになる仕組み」です。
じゃあ「ものが売れるようになる仕組み」はどう作れるのか。

それは 
「自分たち主体」から「受け手主体」に思考を変化させることです。

例えば、
大学サッカーでは、よく「試合○○日前」のカウントダウン動画をします。全員でカメラの前で呼びかけて、(たまに一発ギャグをして)試合に来てもらうようにするやつです。
これは「自分たち主体」です。

では、どうすればいいのか。
以下のような思考を持つことで解決します。

(思考1)
試合に来てもらいたい

誰に?

その人が試合を見たい理由は何?

サッカーですごいプレーを見てワクワクしたい

ワクワクする要素って何?

上手いプレー、スーパーゴール

ワクワクできることを広報で伝える

(思考2)
試合に来てもらいたい

誰に?

その人が試合を見に行かない理由は何?

どんな試合なのか知らない。
どこでやるの?
相手は強いの?
無料?

試合を見に行かない理由を何らかの方法で解消できることを広報で伝える

上の2つのように、試合を見に来てくれるであろう人の立場に立って、なんで来るのか、なんで来ないのかを考えたうえでコンテンツを作ることです。
これが「受け手主体」です。

この思考で考えると割と結果が出るようになります。
ただし、ここで陥りがちなミスは「誰に?」の部分の解像度が低いことです。
ここの詰めが甘いとほぼ意味のない広報をすることになります。
考えるのが面倒くさい部分ではありますが、サボったら無意味だと思って解像度を上げてみてください。(ターゲット内の象徴的な人物像を「ペルソナ」と言います。調べてみて!)

マーケティング能力を伸ばすコツは?

「受け手主体」で考えるマーケティングですが、どうすればその能力が伸ばせるでしょうか。
それは「色々な価値観に触れ、受け手視点が何なのか考え続けること」です。
繰り返しになりますが、マーケティングは受け手が何を求めているかを考えることです。
だからこそ、自分自身がその人たちの気持ちを知っていないといけません。
ただ、そうは言っても知りえない領域もあるので、色々な人の価値観に触れたり、話を聞いたりすることが大切です。

大学サッカー部員の多くは、自分たちだけのコミュニティに依存しがちです。だからこそ少しでいいのでコミュニティを広げることがマーケティング的には大切です。

おわりに

今年の筑波は、このマーケティングの考え方でホームゲームの集客やイベントを実行したからこそ沢山の人にご来場してもらったと自負しています。(もちろん、マーケティングだけではないですが、、)
大学サッカー界(大学スポーツ界)として、日本スポーツ界における立ち位置が上がると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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