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歩け、歩け

西方の空が赤く染まる頃。

日光が大気の層を斜めに通過し、夕焼けが私の背中を押してくれる。

お気に入りの曲を聴きながら、日没を迎える街中を歩く。

鯉のぼりに、若芽の息吹を感じて足取りが再び軽くなる。

歩け、歩け。
愛しさをザックに詰め込んで夕闇に溶け込んでいけば、街と一体化していく。

暗闇を恐れずに、歩け。まっすぐに、歩け。光を頼りに。

街は明るく迎えてくれている。
暗闇であっても希望がキラキラと輝く。

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