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【自作紹介】ファンタジー小説から始まった、黒歴史のような最初期。

 noteを始めてみたは良いものの、さて、何を書いたらいいのだろうか?
 そう悩んだ結果、まずは自己紹介がてらにこれまで書いてきた作品の紹介でもしていこうかと思いました。

※記事の大部分は、ノベルアッププラス様で公開しているブログからの転載です。
※そのままでは芸がないので、現在までに変化があった作品に注釈をつけています。

 さて、私が最初に小説を書き始めたのは、2018年のことでした。
 きっかけは、小説を書きたかったわけでは全然なくて……。過去に何年かTRPGをプレイしていた時期があるのですが、そのとき自分がゲームマスターとしてセッションした際の物語を、なんらかの形で残しておけないか? と考えたからです。
 当然というか、他人に見せるという感覚が当時はなくて、PCの中にひたすら小説を書きためていたのです。
 しかしどうせなら、誰か(当時は友人に見せるくらいしか考えていなかったのですが)に見てもらいたいと思い始め、そこからアメーバブログへの転載を始めたのです。
 これが、ウェブ投稿の一番最初の動きとなります。

 今回紹介する四作品は、最初期のアメーバブログで公開していたものとなります。

※ここから転載記事

 さて皆さん。小説の原稿って、何に書いてますか?
 たぶん最多意見は、いわゆるワープロ(死後?)のソフト。Wordであったり一太郎ではないのかと。
 もしくは、サイト上に直接投稿とか?
 ところが私は、エクセルシートを使っています。
 理由はいくつかあります。セルを折り返しで表示すると投稿状態に近い形で確認できるということ。自由に移動、コピーが可能であることでしょうか。(これはエクセルに限りませんが……)
 あとは、シートを複数枚並べて管理できるからです。

①改稿後原稿 ← 執筆中原稿
②改稿前原稿 ← 元原稿。投稿済み原稿等々
③設定資料、ネタ帳 ← 舞台に選定した場所の写真。地図のコピーを貼っていることもあります。

 だいたいこんな感じになってます。とはいえ、さほど設定資料を作り込む人でもないのですがww
 エクセルを使ってる理由としては、それ以前にWordの使い方がよくわかっていない、というのも大きいんですけどね。どうも苦手なんですアレ。いいところあったらむしろ教えて欲しいくらいです。

※注1 なお、現在もメインはExcelです。絶対少数派。でも、一度覚えちゃうとwordの校閲機能って便利なんですよね。なので、推敲に入ってからwordに転載したりしています。

 と、今回も要らぬ前置きを並べつつ、作品紹介をしていきます。
 まずは黒歴史まっしぐら、ファンタジー四作品です。
 初稿を手掛けた順番に、作品の簡単な紹介をしていきたいと思います。

①作品名
②ジャンル
③文字数。改稿による変遷を含めて
④初稿を書き始めた時期
⑤投稿サイト ※ 2023年七月現在の投稿場所です。当時の話とは異なります。
⑥あらすじ、簡単な紹介など

 の、順で情報を以下に羅列していきます。


私が生きるということについて、強い執念を持つようになったあの日

①私が生きるということについて、強い執念を持つようになったあの日
②異世界ファンタジー
③25000⇒28840
④2018年九月
⑤アルファポリス、小説家になろう
⑥……生きる事になんの希望も持っていないハーフエルフの少女ユーリは、自身が生活していた傭兵訓練所で、ある日、レオニスという青年に声を掛けられます。
 彼は、自分の仕事を手伝ってみないか? とユーリに話を持ち掛けるのですが……。

 自身がTRPGでプレイヤーキャラクターとして演じていた、ユーリ・コサカを主人公にした作品です。彼女が冒険に旅立つまでの経緯、裏話といった設定部分を小説にしたものですね。
 内容は、異世界を舞台にした恋愛寄りのファンタジー。詳細なバトルシーンがあるのが特徴でした。元々深く設定が固まっている話でしたので、筆も順調に走り、たぶん一週間ほどで完成させた記憶があります。
 結末は、まごうことなきバッドエンド。なにせ、冒険に出る切っ掛け部分を語る話ですからね。初稿は結構酷いものでしたが、のちに部分的改稿を加えて、ウェブ上に投稿しました。

天空よりくるもの

①天空よりくるもの
②異世界ファンタジー
③70000文字くらい? 詳細不明。→173404
④2018年九月
⑤個人ブログのみ
⑥……冒険者グループ『ヒートストローク』は、ある日ルティスという名の不思議な少女を拾う。彼女は不可解なことに、飛行船から落ちたにも関わらず、傷一つ負っていなかった。
 異常ともいえる治癒能力。緑色の頭髪に瞳と不思議な容姿。訝しむ一行ではあったが、記憶を失っている彼女を放ってもおけず、結局行動を共にすることに。
 しかし、ルティスとの出会いと時を前後して現れた、空中都市『ラガン』。五百年前に滅んだはずの都市『ラガン』とルティスの意外な関連性が明かされていくと、『ヒートストローク』は大いなる陰謀と災厄の渦に巻き込まれていく……。

 二作品目。無謀にも早速長編を手掛けます (苦笑)
 私がゲームマスターとしてTRPGで行った、キャンペーンセッションをそのまま小説にしたものでした。
 全てのエピソードを繋ぐと無駄が多すぎるため、エピソード5~13を抜粋して繋ぎました。何を血迷ったのかいきなり長編を手掛けたため、序盤から中盤にかけての物語の作り方が如何に難しいか、痛感させられる結果となりました。
 結末は、「条件付きハッピーエンド」。公開場所がブログのみなのは、他人様に見せられる内容ではないからです (乾笑)
 
 そのうち改稿を入れて、お届けしたいと考えてはいるのですが……。ははっ

※注2 こちらは大規模な改稿をくわえまして、「天空よりくるもの~過酷な運命を背負った、とある少女の物語~」として各サイトで現在公開中です。お、有言実行。
文字数は173,404。ずいぶん増えましたね。展開からなにから全部見直しましたからね。

麻薬と少女と呪いの指輪

①麻薬と少女と呪いの指輪
②異世界ファンタジー
③24000→30736
④2018年十月
⑤アルファポリス、小説家になろう、ノベルアップ+
⑥……魔法使いを目指していながら挫折した少女カノン。魔法使いになりたいという夢を叶えた少女コノハ。親友であったはずの二人は、境遇の違いから関係が疎遠となっていた。
 しかし、カノンがある日入手した指輪を切っ掛けとして、二人の運命が再び交錯する。

 前作、『天空よりくるもの』の主人公パーティ、ヒートストロークのメンバーであるコノハと、彼女の親友にしてNPC (ノンプレイヤーキャラクター=セッションに登場する脇役)カノンを主人公にした作品。
 私が手掛けたキャンペーンセッションで、二番目にあたるエピソードを小説にしたものです。
 ジャンルは異世界ですが……内容は友情物語。故に、ファンタジーを読みたい人には逃げられ、ヒューマンドラマが欲しい人はたどり着かない、そんな不遇の作品です。
 これも後に大幅な加筆修正を加えて、ウェブに投稿しました。不要な設定がちょくちょく挟まってくるのは、『天空よりくるもの』の前振りを兼ねてのことです。
 最終話に登場する名も無い医師なんかも、「天空よりくるもの」の登場人物だったりします。

 ※追記 白胡麻もちさん、応援レビュー有難うございました! まるで、ずっと日陰で膝を抱えていた少女が、手を引かれて澱みを抜け出した時のように、本来、日の目を見る事等なかったであろう本作が、ようやく報われた気がしています。

少女の未来に花束を

①少女の未来に花束を
②異世界ファンタジー
③これまた不明。25000くらいかなあ?
④2018年十月
⑤個人ブログのみ
⑥……レイリア事変と呼ばれた国家を揺るがす災厄を解決に導き、救国の英雄となった冒険者グループ『ワールウィンド』
 メンバーの盾役であるユーリ・コサカは、目的を失いぼんやりと日々を過ごしていた。そんな中彼女の元に届いたのは、「美少女コンテスト」に出場してみないか? という誘い。「フザけてんの?」と一蹴しようとしたユーリでしたが、参加要項の内容に違和感を覚え参加することに。そして、コンテストに隠された真実に気付いていく。

 初期作、『私が生きるということについて~』の主人公であるユーリが英雄となったのちの物語。
 アリアンロッドRPGでH君がゲームマスターで行ったキャンペーンセッションの、後日談にあたる作品です。セッションとの関連性はなく、あくまでも私のオリジナルストーリーですが。
 内容は如何にもRPGセッションという勧善懲悪もの、後半そこそこアクション有りの作品です。
 しかしこれまた公開場所はブログオンリー。理由は言わずもがな、文章力が死んでいるゆえです (苦笑)

 これら作品の一部は、友人にも見せたことがあります。

 シャン役プレイヤーK君の反応。「なんか小説みたい」

 ──小説なんだってばよ!
 まあ、マイペースで朴念仁な彼らしい反応ですがw
 
 コノハ役プレイヤーH君の反応。「心情描写すげぇ。自分の性格はむしろカノン寄りなので、感情移入してじんわりきた」

 ──流石に自分が手がけたキャラ (コノハ)が主役とあれば、心に響くようですw
 アンタのセッションには感動させられたので、恩返しなんよ! 受け取りやがれ!

 ※注3 「少女の未来に花束を」は、現在もパソコンの中で原稿が眠っています。手をかける時間がないというか、そこまでして公開する価値もないというか。まあ、そのうちいずれお見せしたいとは思っているのですが。

 文脈が繋がらない箇所にいくつか加筆修正をしています。気が向けばまた何か転載します(省エネ)。それではまた、お会いしましょう。 

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