股間の蒸れとおさらばできるのか? 「陰嚢分離型ボクサーパンツ」を買ってみた
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やあみんな、元気かい? まだまだ日本列島は蒸し暑い日が続くねえ。こう蒸し暑いと、みんなの股間も蒸れ蒸れじゃあないかい?
おじさんかい? そりゃあおじさんも以前は蒸れ蒸れだったさ。……でもね、最近「陰嚢分離型ボクサーパンツ」ってのを買ったのさ。
そうしたら、コイツがなかなか快適でね。それからは毎日陰嚢分離型ボクサーパンツで快適に過ごしているのさ。
そう、この記事を書いているいまだってね!
──さて、というわけでくだんの下着についての記事を用意したのだ。股間の蒸れに悩んでいる男性諸君、あるいは興味本位の女性諸賢は是非読んでいってもらいたい。
まず、被験者となった僕の股間について些かの説明をせねばなるまい。それはひとえに、この記事がどの程度参考になるかを担保することにつながるだろうからである。本来であればこういう話は進んでするものではないのだが、崇高な目的のためであるから致し方ないのである。
というわけで、我が股間についてであるが、毛量は普通程度であると思われる。ただ、自然の状態ではなく、トリミングによって三分の一程度までボリュームを減らしてある。これも蒸れ対策である。
また、皮膚はやや乾燥肌に属するが、同時に敏感肌でもあり、このあたりのさじ加減に悩みながら生きているおじさんである。なお、汗はさほどかかない方であろう。
陰嚢や陰茎については、特筆すべき特徴や病気などはなく、健康であると自負している。
このような股間のコンディションであるわけだが、特に制服などない自由な仕事(編集者、漫画原作者、ライター)をやっていても、蒸れる時は蒸れる。
たとえハーフパンツにサンダルで出社しようが、暑ければ蒸れるわけである。この蒸れ、気にしない人は気にしないようだが、僕は大変に気になるし、痒くなる。
ゆえに清潔に保つ努力をたゆまず、さらにはデリケアエムズなども投入しているが、痒さからは逃れられても不快感からは逃れがたいものがあった。
そんなある日、股間蒸れ蒸れおじさんが出会ったのが、「陰嚢分離型ボクサーパンツ」である。
股間の蒸れに悩む紳士であれば、もうこのフレーズだけでピンと来るものがあるかもしれない。というのも、蒸れて気持ち悪いのは、主に陰嚢の裏側、あるいは陰嚢と陰茎の接触面なのである。
つまり、簡単に言うならば、陰嚢を隔離してしまえばいいわけである。しかし、既存の男性用下着──フンドシからボクサーパンツに至るまで──はこれを実現できていなかった。
その点、陰嚢分離型ボクサーパンツには、陰嚢と陰茎それぞれを分離収納する機能が備わっており、さらには通気性にも配慮された構造となっている。
これはあくまでも僕の使用感であり、個人差があると思うが、「蒸れに悩んでいるなら、はっきり言って乗り換えない理由がない」と思う。
快適、清潔で日々のストレスから幾分でも解放されるのであれば、1枚900円程度の下着を買うのは投資として明らかに利回りがよすぎる。
いったい、女性用に比べて男性用下着(衣類全般だが)はデザインのバリエーションも機能も劣っているが、この陰嚢分離型ボクサーパンツには、「ようやく機能的に女性用に挑める逸品が現れた」との思いを禁じ得ない。
袋と竿を分離収納するのに、はじめは若干の違和感があるやもしれないが、そんなものは快適さの前にすぐに慣れる。
そろそろ下着の買い足しを考えている紳士の皆さまにおかれましては、この機会に乗り換えをお勧めしたい。
これが売れたからと言って僕には一銭もはいらないが、機能性に優れた下着を求める男性がそれなりにいるということを、市場で可視化したい。
そうすれば、男性用下着ももっと進化するだろう。快適な股間は快適な人生につながる。
蒸れから解放されて、昨日よりも快適な人生をやっていきましょう。
(これより下に文章はありません)
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