見出し画像

April

新しい年度が始まって数日。珍しく昨年度と係のメンバーが誰も変わらくて、大きな変化はないんだけど、新しい年度のファイルを入れるために棚を整理したり、年度始め恒例の提出物があったり、それなりに慌ただしい。それに加えてここ数日、自分が担当している仕事もいろいろ重なって忙しくて、まだ火曜日だというのに疲れ果てている。最近ずっと食欲が異常で過食してしまっていて、どうにか昼を減らしたりして体重が増えないようにコントロールしているけれど、じわじわと増えている。いい加減食事量減らさなければ。

結局のところ、これまでの経験上過食がひどいのはストレスが原因で、食べる量を減らそうと思って頑張ると余計にストレスが溜まるから、ストレス要因の根本を減らしていくとか、食事以外の形で自分を癒すことが適切な対処なんだと思う。だけど、疲れてイライラしたり落ち込んでる時って、いろんなストレス発散方法を考える余裕もなくて、手っ取り早い快楽として過食に走ってしまう。でも満たされるのはほんの一瞬で、過食してしまった自己嫌悪や体重が増えることへの焦りで要らぬストレスが増えて、どんどん負のループにはまっていく。そうなる前に、うまく抜け出したいなー。

天気がいい日が増えて、最近では時々昼休みに歩いて買い物に行っている。散歩が目的でもあるし、仕事帰りは買い物したくなくなることが多いから、どうしても買わなきゃいけないものは昼休みに買うようにしている。元気なうちに買い物を済ませることで、帰りに無理しなくていいという安心感が得られるし、いい気分転換になる。


ストレスを感じている時ほど、本を読みたくなる。ぼんやりしていると、嫌なこと考えちゃうから本を読むことで逃げ出したくなる。最近はなんだか気持ちがざわざわしてそぞろで、いろんな本を同時進行で読んでいる。その時の気分であれこれ手を出して、小説を読むエネルギーがないときには漫画を読んだりもして。考えたくないという気持ちだけで惰性で文字を追っていることもある。もともとあまり、同時に複数の本を読むということをしていなくて、一冊読み始めたらその世界にどっぷり浸かって他の本は読まないということが多かったから、自分の変化も興味深い。

服部まゆみさんの「一八八八 切り裂きジャック」(角川文庫)をようやく読み終える。なかなか深くて重いから、読むのに時間がかかった。主人公の柏木がロンドンで学び、事件に関わり、様々な人と出会う中で悩み、自分の生き方を考えていく。そんな中で小説に出会い、夢中で読み耽る。小説を読むことで世界の見え方が変わったという柏木が好き。すごく共感できる。

同時進行で読み始めたのが、三浦しをんさんの「ぐるぐる博物館」(実業之日本社文庫)三浦しをんさんの小説が好きで、エッセイは初めて読むけど絶対に面白いはず!と期待していた。まだ途中だけど、期待どおり面白い。博物館好きという作者がいろんな分野の博物館に行くというエッセイ。学芸員の方から聞いたお話も書かれていて、その分野に関して勉強になるし、それに対する作者の感想や思いも素敵。博物館に行きたくなる。博物館好きの父に本を紹介していて、あわよくば本を読んでくれて一緒に博物館に行きたいと思っている。最近はKindleで本を買うことも増えたけど、これは紙でほしいと思って、文庫本をネットで購入した。なんとなく、この本は電子書籍でもいいって思うのと、この本は紙のものがほしいっていうのがあるんだよね。その差はなんだろう?

もうひとつ同時進行で澤村御影さんの「准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの」(角川文庫)を読み終え、恩田陸さんの「木漏れ日に泳ぐ魚」(文春文庫)を読んでいる。寝る前に本を読むとすぐ眠くなっちゃって、学生時代に比べると読書時間はかなり減っているけど、それでも読書は生活の中で欠かせない行為だなって思う。

また明日が来ると思うと、憂鬱な気持ちになってしまう。何もやりたくない。頑張らなくっちゃ。

読んでくださって、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?