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星またたく森のゲストハウス@九州の旅

有給休暇を取って、9/27-30の4日間、夫婦で九州へ旅行した。大分の大学に通う息子に会いに行くのも兼ねている。

宿泊先は「星またたく森のゲストハウスKURIHAI」。
Booking.comの写真を見て一目惚れして予約。
URL: https://onl.bz/N9qFad7

Booking.comのホームページより


初日

午後1時。別府駅前でレンタカーを借り、その足で息子のアパートへ立ち寄って再会。久しぶりの家族旅行だ。

初日は食料買い出しと由布院温泉へのドライブ。

昭和の雰囲気ただよう由布岳温泉

夕方、ゲストハウスに到着。

ゲストハウスのまわりは広葉樹に囲まれた豊かな自然。
それ以外は何もない。車がないと無理。

室内は無駄にコストをかけない、機能的なつくり。水洗トイレ、シャワー室、洗面台あり。とてもきれい。
テレビはない。Wi-Fiは予想外に爆速で、約600Mbps出ている。ここまでNTTの光ケーブルが来ていたのには驚いた。さすがNTT。

窓からの森の眺めがいい
シンプルで落ち着いた雰囲気の室内
調理器具や食器もひととおりそろっている
寝室は2部屋。それぞれ2段ベッドがあり、合計8名まで泊まれる。
ベッドサイドにはLEDライトあり、遮光カーテンがあるので周りに気兼ねなく本が読める。
大型のスピーカーにbluetoothで接続。Spotifyでお気に入りのBGMを流しっぱなしにする。


本棚にはねこに関する本が並んでいて、ねこへの愛情が伝わる。オーナーの話では、近所に20匹ぐらいの地域ねこがいて、世話をしているのだそうだ。増えすぎないように不妊手術も自費でやっているらしい。

日高敏隆さんの「ネコたちをめぐる世界」。途中までしか読めなかった。
おもしろかったので残りはメルカリで買って読むことにした。

初日の夕食はバーベキュー。焚き火の煙が目にしみるが、楽しいひととき。

スギとクヌギの薪はオーナーから購入。炭はスーパーで買ったものを持参。

ビールと梅酒でいい感じで酔っぱらい、9時すぎには寝た。

2日め

明け方に目が覚め、顔を洗ったあとで近くを軽く散策。早朝の新鮮な空気を味わう。

ゲストハウス前の森。オーナーは雑木林の一部を伐採して桜の木を植えるつもりらしい。


今日は大分の佐賀関と、熊本の阿蘇山へドライブ。
佐賀関では息子おすすめの海鮮丼定食を食す。このクォリティでこの値段は破格だと思う。

佐賀関の海岸。潮の香りが懐かしい。
海鮮丼1200円、クロメ汁200円(いずれも税抜き)。ご飯が見えないがちゃんと入っている。

食事のあとは、道の駅で食べ物を物色。

午後は阿蘇山へ

大観峰

大観峰から望む世界最大のカルデラ地形。20万年前の大噴火によって大地が陥没してできたのがカルデラ。あの落差は何メートルぐらいだろうか?

カメラで撮ると雄大な景観もいまいち迫力にかける

阿蘇を満喫したあとは別府へ戻る。今日は忙しい。
息子に大学を案内してもらう。きれいな校舎。今はまだ夏季休暇中で、行き交う学生は日本人よりも外国人留学生が多い。この大学は、留学生の比率が50%とのこと。

秋に入学する留学生の歓迎ポスター

ちなみに、私が最近投稿しているねこの写真は、種明かしをすると息子が実習に参加した保戸島で撮ったものである。

別府のラーメン屋で夕食。このあと堀田温泉に入って疲れを癒やす。
息子は翌日から別の用事があるので、アパートへ送り届ける。

「鯉から竜」の「肉だらけラーメン」。ほんとに肉が多い。かなり濃いめの醤油味。


3日め

朝食前の散歩。昔の里山を思い出させる風景。

あそびの森の案内図
森の展望遊園地からの眺め
棚田で米も作っている
もう柿が実っている
ねこ発見

ゆっくり朝食をとり、9時頃に出発。
今日の目的地は、宮崎の高千穂峡。2時間ほどで到着。近くの駐車場が混むことはわかっていたので、少し離れたところに駐車し、20分ほど歩いて現地へ。定番の真名井の滝を拝む。

貸しボートで滝の間近まで寄れるが、30分5000円ぐらいする。ちょっと高すぎ。

有名な観光地だけあって、外国人旅行者が多い。年寄りばかりの日本人団体旅行客を除くと、半分ぐらいは外国人ではないかな? 中国語、韓国語、ベトナム語?が盛んに飛び交う、インターナショナルな雰囲気ww

外国人に受けがいい、流しそうめん。あちこちで歓声がわき起こっていた。


午後はやまなみハイウェイを経由して由布院温泉へ。高原のドライブは気持ちがいい。

あちこちに牧草地、牧場が広がる。北海道に似た風景。
やまなみハイウェイから阿蘇のカルデラを望む

由布院温泉「ゆふいん束の間」の立ち寄り湯に入る。あちこちから湯けむりが出ていて、湯量の豊富さがうかがえる。これは絶対にいい温泉だと確信して入泉。
ちなみに温泉宿「ゆふいん束の間」はYouTubeでも紹介されている。(https://www.youtube.com/watch?v=anMjBxB6GBo

平日のせいか露天風呂には誰もいない。貸し切り状態である。青みを帯びた乳白色の湯は適温で、肌に心地よい。

あまりの景観の良さに、思わずスマホを持ち込んで撮影

スマホを風呂場に持ち込んだことを知った嫁にこっぴどく怒られた。誰も入ってないからいいんじゃない?と言ったが、浴場にスマホやカメラは持ち込み禁止って書いてあるでしょ!!と、ご機嫌斜め。
よい子は決して真似しないように。

それにしても、このクォリティで入泉料800円はコスパ良すぎ


温泉を出て、近くの食品スーパー「Aコープ」で買い物。なんと客の大半が外国人。あちこちで韓国語が飛び交っていた。円安のせいだろうか、観光地に外国人が大勢来ているのは聞いていたが、ほんとにここでは自分たちがマイノリティになった気がした。

なんやかんやで、ゲストハウスに戻ったのは8時過ぎ。
スーパーで調達した食材で即席の夕食。九州の食べ物は安くてうまいと、いつも感心する。

メインディッシュはミズイカとヒラメの刺し身、そしてニラとシメジと玉子の炒めもの

この日もほろ酔い気分で早めの就寝。

4日め

5時起床。軽く朝食のあと、周辺を散歩。

オーナーにお礼を言ってチェックアウト。ここのオーナー、気さくでいい人。Booking.comの評価どおり、ほんとうにすばらしい宿だった。


出発地点の別府へ。
柴石温泉につかったあと、昼食はオーナーおすすめの店「レストランリボン」でとり天定食。(https://www.ribbon-beppu1958.com/

胸肉の天ぷらは柔らかくてヘルシー。ポン酢とよく合う。これで1200円はコスパ良い。


帰途につく。あちこちでお土産や食材を買い込んだため、荷物が膨れ上がって運ぶのがしんどかった。それでも帰宅してビール飲みながらアジの刺し身と吉野鶏めし(https://www.torimesi.jp/)を食べたら荷役の苦労も忘れるほど。

ここに至るまでの経緯と感想

別府へは息子のアパート入居の手伝いに行って以来、2年半ぶり。家族3人そろっての旅行は2017年の夏以来だ。コロナ(+嫁の怖がりな性格)のおかげで、長いあいだ旅行を自粛していたが、やはり旅はいいものだとつくづく思った。

実は、ここに至るまでには紆余曲折があった。

うちの嫁、一昨年の暮れにコロナワクチンを打ってから帯状疱疹を発症(https://note.com/mofuneco/n/n91f3fb51a473)。その後体力の衰えが顕著になり、以前していた1時間ぐらいの散歩が20分ぐらいに短縮。体重も減ってきた。(私は間違いなくコロワクのせいだと思っているが、嫁に言うと機嫌が悪くなるので、あまり家では言わないようにしている。)

さらに5月にコロナに感染して以来、体調を崩してしまった。コロナの症状そのものは比較的軽かったのだが、そのあとで体のだるさ、睡眠障害を訴えるようになった。毎日3時間ぐらいしか眠れないらしい。九州旅行なんて無理と言い出す始末。

で、このままではダメだと思った私は、漢方薬だの、鍼灸だの、サプリメントだの、あらゆる手を使って嫁の体力回復に努めてきた。寝る前にマッサージをするとよく眠れるらしいので毎日継続。その甲斐あってか、徐々に睡眠時間も長くなり、5〜6時間は眠れるようになったようだ。

最近はなんとか体力を取り戻し、今回の旅行に間に合わせることができた。
お互いよくがんばったと思う。やはり、目標があるのはいいことだ。

繰り返しになるが、九州(大分・熊本・宮崎)はいいところだった。
とにかく食べ物がうまくて安い。自然も雄大で見どころも多い。ますます好きになった。

私の地元も住むのに悪くはないのだが、大分に移住したいと思う気持ちもある。あくまで夢であるが。

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