mogo

毒にまみれた子供時代を過ごし、人生の折り返し地点を過ぎて分かった発達障害とHSP。 こ…

mogo

毒にまみれた子供時代を過ごし、人生の折り返し地点を過ぎて分かった発達障害とHSP。 これまでの事や日々思う事、身体のゆらぎなど、書き殴る事で自分を癒したい。 猫とパンと韓国エンタメが好きです。

最近の記事

生い立ち(突然のお別れ会)

その日は朝から緊張していた事を覚えている。母からの伝言を先生に伝えるという大きなミッションがあったからだ。 結局、休み時間を見計らって先生に声をかけた。メモは誰かに見られたら大変だと思い使わなかった。 当時の担任は、K田先生という40代の男性教諭で、とても優しかった記憶がある。私の記憶が美化されているだけかもしれないけど、大人になってから思うのは、私が教育を受けた中で、このK田先生が一番いい先生だったという事だ。 母から言われた事を覚えている限り伝え終えたら、K田先生は

    • 現在の事。(体調の話)

      いざ自分の生い立ちを書いてみると、色々な事を思い出したり「ハッ!これが後々ここに繋がるのか…!」なんて思わぬ伏線の回収があったりと、本当に自分の記憶力の良さが恨めしくなる事がザラにあります。なんだろうね、もう何十年も前の出来事なのに、その時の空気や匂いや温度までが、ついさっきまでそこにいたみたいな感覚になるのと同時に気持ちまでよみがえって来るんだけど、一方でなんだか一人の子供の姿を映画で観ているような、まるで他人事のような気分にもなったりして。あぁ何を言っているのか分からない

      • 生い立ち(母との別れ、その後)

        当時、私は学校を終えた後、校区内にある児童養護施設に併設された児童館で夕方まで過ごしていた。 母が出て行った次の日も、私はその事を誰にも言えずに普通に学校で過ごし、いつものように児童館に向かった。 夕方になって、母が迎えに来た。もう会えないと思っていたのにどうして?って疑問でいっぱいになった私に、いつもより優しいけど元気なく「お母さん、ちょっと先生とお話があるから待ってて」と告げて職員室に入って行った。私はボランティアのお姉さんに連れられて、お汁粉を飲みながら別の部屋で待

        • 矢沢あい展に行ってきました

          私が初めて矢沢あい先生を知ったのは小学生の頃、当時りぼんで連載が始まった「ラブレター」がきっかけだった。 少女漫画にありがちな目が大きくてキラキラしていて鮮やかな色彩の絵柄とは違って、繊細でいて、大人びているけどどこか可愛いタッチにとても惹きつけられた事を今でも覚えている。 そこから30年以上の時を経て、昨年から全国を巡回している「矢沢あい展」が近くの百貨店に来ると知って、先日ようやく行く事が出来た。キービジュアルになっているバイクに跨る晃とナナを初めて見た時から、ずっと

        生い立ち(突然のお別れ会)

          生い立ち(母との別れ編)

          男尊女卑があたりまえの田舎で、男家系に珍しく生まれた長女の私。外面がよく事なかれ主義の父親と、派手好きで酒飲みで気性が荒いけど料理やハンドメイドが大好きな母。4歳下に弟。祖父母もいとこもいるけど、それはまたいずれのお話しで。 私が幼稚園に入るころ、両親は温泉街のそばで飲食店を経営していて、1階が店舗で2階が住居という造りで、毎日深夜まで賑やかだった。巡業に来たお相撲さんや役者、スポーツ選手なんかも来ていて、壁にサインや写真がたくさん飾ってあった。今思えばそこそこ人気があった

          生い立ち(母との別れ編)

          はじめまして、私だよ。

          8歳の頃、鏡に映った自分を見て「私はどうして私なの?どうしてこの顔なの?私の家はどうしてこの家で、家族はどうしてこの家族なの?」と思っていたような私はとにかく生きづらかった。昨年、人生の折り返し地点を過ぎてからASDとADHDと診断された事とHSP傾向にあると説明を受けた事、その治療によって始まった人生の答え合わせと伏線の回収。 誰かに何かを伝えたいというよりは、自分の事を整理したいという気持ち。時系列もバラバラで思いついたままに書き殴ると思います。 もしかしたら誰かを嫌な

          はじめまして、私だよ。