ずっとこんなふうに思っていた。

「こうじゃないとダメ」
「この条件に当てはまらないとダメ」

と思い込んで苦しんでいた。

何でもかんでも「こうあるべき」と息苦しい気持ちを抱えてきて、それは近年緩和されたと思っていたけど、姿かたちを変えてずっと傍にいたみたい。

でも本当は、ダメなんてことない。

冒頭の例だって、

自分がすごい人がどうかなんて物事の成功とは関係ないし、頑張らなくても自分が楽にできることで成功していいし、メンタルブロックがあったっていいし関係ないし、お金のブロックがあったって私が臨む程度の収入の人はその辺にゴロゴロいる。

本当に全部、全部関係ない。

ただただ私が、イコールじゃないものをイコールだと思い込んで、「私はそうじゃないからできない、足りないからできない」と思い込んでいた。

欠乏感から何かをするから満たされない。
（この一文すら「こうじゃないとダメ」構文になってる。もはや面白い。）


永遠に自分の粗探しをしてダメ出しして、それでいくばくかよくなったように見えたって息苦しいし、結局「粗探しをする自分の目」はギラギラしたまま、また別のアラを見つけてくるだろう。

できないと思うことをやめよう。
できないことは、できなくていい。

自分にできないことがあるのは、きっと誰かと生きていくため。

とはいえいきなり粗探しをやめるのはきっと難しい。

なぜなら今までそうやって生きてきたから。
そうやって自分を守ってきたから。

だからそんな自分を「今までよくやってきた」と労いつつ、アラが見えた時は「大丈夫、問題ない」と唱えてみる。

最初はいてもたってもいられないくらい不安になるだろうけど、そのうち本当に問題なくなる。

アラを探し出す目も、鎮まっていく。

私はできないことがあって、それで完璧。
だから自然体で生きていい。
それでいい。

大丈夫、問題はない。