やりたいことなんて分からなくていい。まず「やりたくないこと」を手放そう。
先日こんなつぶやきをした。
「したくないこと以外が私のしたいこと」と定義してスタートするのがよいのではないか、と書いた。
したいことがある人はそれでいい。
やりたいことがあるなんてとても素晴らしい。
そのまま進んでいけばいいと思う。
今回のつぶやきは、「やりたいことが分からない」と嘆く人へ向けて書いている。
みなさんもご存知の通り、やりたいことを探すのは正直難しい。
なぜなら、実際やってみるまで本当に自分がやりたいことかどうか分からないからだ。
すごくやりたいと思っていたけど、実際やってみたら想像と違った、なんてことはよくある。
だからこそ、闇雲にやりたいことを探すよりも、「やりたくないこと」を1つずつでも取り除いていく方がよっぽど簡単で早く人生の満足度を上げられるのではないか。
例えば私の場合、「仕事の電話対応」がやりたくないことに当てはまる。
電話が鳴るだけで緊張で心臓がバクバクして、「最悪のパターン」をいくつも想像して無駄にエネルギーを消耗してしまう。
どうしてもと言われればまあ一応できる…けど、許されるなら絶対にやりたくない。
だからある時「仕事の電話対応」を人生から取り除いてみた。
具体的に言うと、電話に出るのを3回に1回に減らしてみたり、そもそも電話対応のない仕事に就いたりしてみた。
職場の電話は社員さんが取る。
私は自分にできる業務を粛々と行う。
そうしたらどうなったか。
それまで緊張し続けていた体のこわばりが取れて、心身ともに疲れにくく快適に仕事ができた。
任されているのは自分が苦なくできる内容なので早く済み、適度にリラックスしているのでミスも少ない。
自分はとっても楽なのに、褒められたり感謝されたりする。
自分も楽だし、相手も仕事が片付いて嬉しい。
まさにWin-win、いいことずくめだ。
今挙げたのは一例にすぎない。
けれど、「やりたくないこと」を1つ取り除くだけで日常がとても快適になる。
できないものはどうしたってできないし、やりたくないことはやりたくないのだ。
やりたくないことに理由はない。
強いて言うとすれば「私が不快に感じるから」だ。
それ以上の理由なんてないし、それでいい。
自分の周りにあるやりたくないことを見つけたら、できる範囲で手放してみよう。
最初は小さい手放しで大丈夫。
それだけでも世界が変わるのを体感できると思う。
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