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自分がわからず迷子30年の私が、理想の暮らしを見つけ、歩み出すまでに手放したこと


このnoteはこんな人向けです。

・やりたいことに向かって進む人に憧れるが、自分のやりたいことがわからない
・なんとなく興味がわくものはあるが、それを仕事にしていくと胸を張って言えるものはない
・これから何十年と続く人生、このままでいいんだろうかとモヤモヤする
・毎日つまらない
・目の前にはしんどいことが山積み、生活を変えたいが何から始めたらいいかわからない

これはすべて過去の私自身の悩みでもあります。

いま同じように悩む人の一歩を踏み出すきっかけになればという想いを込めて「私が理想の暮らしを見つけ、実現に向けて歩み出すまでに手放したこと」をつづります。

【手放し1】人と比べること

26歳で現職のIT企業へ中途入社したときの話。

1つのこともろくに終わっていない自分に対して、何個もスピーディーに処理していく同僚がまぶしい。

慣れるのに人より時間がかかり、人に頼るのが苦手な私。
先輩に「何をそんなに時間をかけているの?」と言われる始末。
残業の嵐でした。

会社を辞めたいと思ったことも、もちろんあります。
ただ、自分で選んだ会社だし、やっぱり辞めたと言われるのが悔しくて、目の前の仕事に取り組んでいました。

入社して2年が経った頃、あるプロジェクトがやってきます。

1人で未経験の業務を、取引先で行うというもの。
不安しかありませんでした。

しかし、断る技術がない私はなんとなく引き受けることに。

これが人生最大の試練であり、転機ともなります。

もちろん多くの失敗もしました。しかし、多くのものも得ました。

人におすすめはしませんが、追い込まれると人は変わります。

わからないことだらけで納期が迫る。周りに自社の相談できる人もいない。

人と関わることが苦手な私が、追い込まれて恥を捨て、お客さんに積極的に質問するようになります。
すると、自分としては拍子抜けするぐらいにみなさん教えてくださいました。

主体的に自分で動いて得た知識は自然と身につき、周りからも頼られることが増えていきます。

残業は相変わらずでしたが、いままでにない充実感が得られました。

1年半の任務を終えて自社に戻ると、プロジェクトでの経験を教えてほしいと声をかけられます。

知らずに対応していましたが、自分が当時未経験だった業務は、周りでも経験した人が極めて少ない業務だったのです。

そこから人と比べるのをやめて、路線を変えました。

1つのことを追究する仕事スタイル。
みんなが複数の仕事を抱えている中、私は1つの仕事に集中させてもらいました。

その分全体を把握し、計画して、実行していく。
これが自分に合っていました。1つのことを深く理解して取り組むので、他の人に知識を伝えることもできました。

ここでみなさんにお伝えしたいこととしては、
・自分に合ったスタイルや環境がある
・人に合わせて無理にいまの環境に適応しなくても大丈夫
この2点です。

これからも私は一歩ずつマイペースに前へ進みます。

【手放し2】人目を気にしてあきらめること

私が30歳のときの話。

これから何十年と続く人生、このまま迷子な自分は嫌だと思った私は、興味が持てたことを少しずつ行動にうつすようになります。

しかし、これをやっていきたい! と思えるものは見つからず、途方に暮れていました。

そんなとき、一冊の本に出会います。

八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

まさに私のための本だと思いました。

夢中で取り組みました。

しかし、自分の考えをあまりアウトプットしてこなかった私は、自分で本を見ながら取り組んでもしっくりくる答えが出てきません。

また途方に暮れました。

そんなとき、自己理解プログラムのお知らせを見つけます。

3か月でやりたいこと探しを終わらせるというものでした。

心惹かれました。

ただ費用もそれなりにかかります。
支払えない額ではないけれど、どうしよう。

思い切って身近な人に相談すると「宗教みたいじゃない? 大丈夫?」と言われました。

「そうだよねと思う自分」と「あきらめたくない自分」。
悩みました。

そして、人生で初めてこれは自分でやりたいと、周囲の反対を押し切り、自己理解プログラムへ申し込みます。

結果、自己理解プログラムで見つけたやりたいことが、いまここで発信することにもつながっているのです。

また、以前の私より毎日を楽しく過ごすことができるようになりました。
一歩を踏み出して本当によかった。
友達にも軽やかになったねと言われました。

ここでみなさんにお伝えしたいこととしては、
・人目を気にしてやりたいことを簡単にあきらめない
この1点です。

補足として、以下お伝えします。

やりたいことにお金がかかる(自分にとっては高額な)場合には、 最初からお金をかけるより、まずは自分でできることから小さく始めることをおすすめします。

自分の本気度を確かめるためです。

小さく始める具体的な方法としては、本やYouTubeで学んでみる、X(Twitter)で実際に行動にうつした人の声を検索してみるなどです。

また、思い切って人に話してみるのもありだと思います。

反対されたとしても、それでも自分はやりたいのかどうかを確かめられるからです。私も実際反対されましたが、それでも思い切って自分で決断することで、自己理解に本気で取り組めたのではないかと振り返ります。

【手放し3】会社員という肩書き

私は年内に現在の会社を辞めて、フリーランスで活動します。

フリーランスで働くというのは、ずっとぼんやり考えていた理想でした。

内向的な私は組織で働くより、 自分のペースで働けるフリーランスが合っていると考えていたからです。

しかし、やりたいことが見つけられていない時点では、いまの会社で働くしかない、そう思っていました。

先ほどの自己理解プログラムでやりたいことが見えてきたとき、正直やりたいことの実現は、いまの会社では難しいと思いました。
会社員を辞めるという選択肢がよぎります。

そんなとき、昇格の話がやってきました。

昇格自体はあまり興味がなかったので、悩みの種ではなかったのですが、昇格してすぐ会社に辞めるとは言い出しづらいなという思いが心の中に広がります。

しかし、自己理解プログラムも途中だったので、すぐに辞めるという決断には至りませんでした。

そのまま昇格試験として面接を受け、順当に昇格します。

ぜいたくな悩みと言われればそうかもしれないのですが、心中複雑でした。

昇格してすぐ辞めるのは気まずい。悩んで出した答えとしては
「会社にいながらもやれることはある」
気持ちを切り替えて、仕事に取り組みます。

ところが、今度は想像以上にヘビーなプロジェクトがやってきます。

残業が続き、自分のやりたいことに割く時間がなくなりました。

この時点で、目の前にある仕事を手放して、自分のやりたいことを優先すればよかったのかもしれません。

しかし、当時の私は引き受けたことはやり抜きたい、そんな思いで仕事に取り組んでいました。

とはいえ、自分のやりたいことをあきらめるつもりはなく、自分への決意表明も兼ねて副業申請を出します。

副業で実績が出てから会社員を辞めるつもりでした。
それがセオリーだと目にしていたからです。

ヘビーなプロジェクトにもようやく少し慣れてきたとき、今度はまた新たな任務が舞い込んできます。

ここで我にかえります。

会社を辞めるのにベストなタイミングなんてないのではないか?
自分でコントロールできることに焦点をあてた方がよいのではないか?

私はようやく会社を辞める決意をします。

ここでみなさんにお伝えしたいこととしては、
・会社を辞めるのにベストなタイミングはない
・自分でコントロールできることに集中する

この2点です。

会社員を辞める決断をするにあたり、以下のことも私の背中を後押ししたので、補足としてお伝えします。
・パートナーの理解
・「選んだ道を正解にする」という言葉

・少ないモノとお金で楽しく暮らすスキル
↓以下の書籍シリーズを参考にしてます。

まとめ

自然と他人に合わせた人生を送ってきた私は理想の暮らしを見つけ、実現に向けて歩み出すために、3つのことを手放しました。

何かを得るために、何かを手放す。

読んでくださった方の何か少しでも一歩を踏み出すきっかけになったとすれば、とてもうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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