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歴史に想いを馳せる 江之浦測候所編

ずっと行きたかった江之浦測候所。この日はお天気に恵まれて、青い空に青い海!美しい建築!暑かったけどサイコー!

最寄駅は根府川駅。海が穏やか。この駅の周りは住宅街でコンビニもないくらいの場所。だから、この駅で待っている人たちはヒルトンホテルに行く人か、測候所へ行く人たちだった。

迎えのバスが来て、揺られること20分くらい?かつては蜜柑畑だった場所なので、えっ!こんな所に?っていう所に測候所はありました。

バスを降りたら待合棟へ案内され、そこでスタッフさんから注意事項を聞きます。その後は各自自由に見学。


以下少し紹介↓

「夏至光遥拝100メートルギャラリー」

重い扉を開けると思わず歓声が。海まで永遠に続いているような感覚になった。この100mのギャラリーは海抜100m地点にあるそう。そして、夏至の朝に太陽光がこの空間を通るらしい。ここには7つの海の海景の写真が展示されています。

ギャラリーの先端はテラスになっていて出ることが出来ました。美しい相模湾。


「冬至光遥拝隧道」

冬至の朝に太陽光がこのトンネルを貫くらしい。冬至は一年で最も日照時間が短い日。この日は巡り来る死と再生の節目として世界各地の古代文明で祀られてきた。その「人の最も古い記憶」を現代人の脳裏に蘇らせる為に構想された施設だそう。個人的にこの日が来ると、これからは日増しに日照時間が増えていく!暗くて寒い冬も折り返しまで来たなって思えて、少し気分が軽くなる。(私は本当に天気・気候によって気分が左右されやすい…)


測候所は2017年にオープンした。建築は勿論素晴らしいんだけど、それを構成する物に注目するのも面白い。ここには世界中のあらゆる時代の物が集まっている。

根津美術館の門、京都市電の敷石、秀吉軍禁令立て札、化石、、元はヴェネツィアにあった、旧約聖書に由来する生命の樹のレリーフがあったり。

世界中の歴史や文化史がぎゅっと詰まってて、あらゆる場所、人、時間に想いを馳せることができた。


私は日本建築の知識は全くない。反対に、ヨーロッパの建築学をほんの少しかじったことがあって、それから建築にすごく興味がある。江之浦測候所は、専門知識がなくても勿論楽しめる。ただ、日本建築の理論や計算式を知っていれば、もっと楽しめるのかもなーとも思った。勉強したいな。

この場所は季節が変わればまた違う姿を見せてくれるんだろうな。また違う季節に行きたい!



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