これはその昔、伊武ちゃんがスタジオだったか、飲み屋だったか、何しろ何処かで放ったセリフだ。落語が好きだったから、そこからの引用かも知れない。それが頭の中にこびりついまま、困った時に常備薬のように呟いてしまう。今まさに困った狸は目で分かる状態です。金曜日のいつからか、私のメイルアドレスが使えなくなりました。
サーバーの問題だとしても、対処方法が分からない。偶に起こるがその時は、設定をお願いした方に連絡して助けてもらう。それも今となっては出来ない。仕事での付き合いは、時間と共に風化してしまいいつのまにか連絡先も喪失している。google に助けて！
と言うと、Gmailが無効です。と冷たく突き放される。それを繰り返していると涙が出て何も見えなくなる。困った狸は目で分かる状態なのです。
仕方がないからSNSで繋がる方に助けて！と送るが、世間はすっかり連休モードと台風の気圧のせいでだるまさんになったようだ。それなら気分を変えて三島由紀夫原作の日本映画を観た。

主役の女優の着物のセンスと話し言葉にうっとりする。美しさにはヘアメイクやファッションは外せないが、美しい言葉を操る女性はなによりも魅力的だ。そんな大事な事を私たちはもうとっくに捨ててしまったようだ。今からでも決して遅くないから、、
リスクはゼロ、自分次第でどんな風にでも装う事は可能だ。
ひとつだけあるとすれば、言葉は心だから、美しい心から美しい言葉が生まれ、誰にも真似の出来ない装いを放つ事になる。良い映画にはそんな学びや気づきがある。殺し合いのシリーズ映画ばかり観ていると美しい心は荒れ果てた砂漠の荒野になってしまうのではないでしょうか。しかも、そのことに気づくことは、稀だとか、困った狸は目で分かる。さて、目入るは復帰出来るのか？私の目は何を見たいのか？
次週のこの時間をお楽しみに。
ところでこの額縁、
お幾らならお求め頂けますでしょうか？