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Hermosa Beach by HARMAN PHOENIX 200 <LEICA MP 0.72>

昨年12月20日、ロサンゼルス ハモサビーチにて、新しいカラーフィルムのHARMAN PHOENIX 200で撮影した写真の現像がやっと仕上がってきました。

ロサンゼルス出張の後、そのまま日本に一時帰国したとき、新宿のカメラ屋で現像しようとしたところ、この新しいフィルムは2週間以上かかると言われたため、日本での現像は諦めて米国に戻りカリフォルニアのラボ「The Darkroom」に郵送しました。しかし、年始の郵便の混雑で配送に2週間以上かかり、やっと手元に届いた次第です。

撮影時の天候は曇りで、時々小雨が降っていました。そんな中、朝7時45分から9時までの1時間15分で、36枚を撮り切りました。カメラはLEICA MP 0.72で、レンズはズミルックス M 50mm F1.4 ASPHです。ISOは160にセットしました。

The Darkroomには、PHOENIX 200のパトローネも返却して欲しいと頼んでいたので、ネガと一緒に戻ってきました。記念として飾っておきたいと思います。

The Darkroomにお願いしたのは現像だけで、スキャンはお願いしませんでした。早速、スキャナーのPlustek OpticFilm 8200i SEにネガをセットして、スキャンソフトSilverFast SE Plus 9を起動して36枚をスキャンしました。

SilverFast SE Plus 9、お任せのJPEG
RAWでスキャンして、Adobe Lightroom Classicで現像出力

正直、Adobe Lightroom Classicの現像では、何が正解だか分からなくなり、このフィルムの素性をよく知っている(と、思われる)The Darkroomにスキャンもお願いすれば良かったと後悔しました。SilverFast SE Plus 9のお任せJPEGは、ビビットでコントラストがあって印象的な雰囲気で良いのですが、ハイライトの白飛び、シャドウの黒潰れの傾向が強かったです。Adobe Lightroom Classicでは、彩度を抑えめにして、白飛びと黒潰れが無いように心掛けました。

スキャンの機材やソフトで結果が全く異なるというレビューが散見されるので、現時点では、割り切って自分が好きなように現像するので良いかもしれません。以下、Adobe Lightroom Classicで現像・出力した写真です。

さて感想ですが、ザラっとした強めの粒状感と濁りのある色彩、ハイコントラストな描写が、まだまだ開発途上の荒削りなフィルムであることを印象付けてくれます。しかし、それがビンテージな雰囲気を出してくれて、個人的には悪くはありません。クセのある描写に、好き嫌いが分かれると感じました。
米国では、西海岸よりも東海岸の風土に似合う感じがしたので、残りの一本は、いつものEdgewood AVEで、晴れた日に撮影してみたいと思います。

カメラ:LEICA MP 0.72
レンズ:Summilux-M 50mm f/1.4 ASPH (Black-Chrome Edition)
フィルム:HARMAN PHOENIX 200 (ISO160相当で撮影)
現像:The Darkroom
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9 (RAW)
出力:Adobe Lightroom Classic



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