見出し画像

長期休暇後の体調不全の原因と改善策

はじめに

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Mojoで活動している産業医の木村です。

今年のお正月は、胸を痛めるような事件が続いてしまいました。
被災や被害に遭われた方におかれましては、一刻も早い復興をお祈りいたします。
このような痛ましい事が起きると、今、生かされている事に感謝して生きていかなきゃと思います。

お正月といえば、お年玉。
我が子たちもそう多くはない親戚やお知り合いの方々から、各々にお年玉をいただき嬉しそうでした。
ADHDの長男は、計画を立てて実行する事が苦手。
いただいたお年玉もその日のうちにゲームセンターで使い切っておりました。。。

先ほどの気づきの「今を生きる」ならば、こんな使い方も正解なのかもしれませんが、私は呆れております。

長期休暇明けのメンタル不調

さて、本題です。今回のテーマは長期休暇明けの仕事とメンタル不調について考えてみようと思います。

年末年始休暇が明けると「朝、起きられない」「仕事に行きたくない」といったメンタルの不調を訴える人が増えてきます。
また、年初からバリバリやる気のある人を見て「自分はそこまでやる気になれない」と落ち込む人も。
こうした不調や落ち込みは、だるさや頭痛、吐き気といった体の症状としてもあらわれます。

なぜ休み明けに、こうした不調があらわれるのでしょうか。

その大きな原因は“生活リズムの乱れ”です。
年末年始は、大掃除や年賀状書き、おせち作りといったイベントが増えて、就寝も起床も時間がバラバラになります。
また家族みんなが休みになるので、夫や子どものペースに巻き込まれて、自分のペースが守れなくなるのも、生活リズムが乱れる要因になるでしょう。

今からでもできる対応策をご紹介します。

①前日に準備をする

準備をすることで、仕事への備えが整い、不安やストレスを減らすことができます。また、前日にタスクやスケジュールを整理することで、仕事への取り組み方や優先順位を明確化し、スムーズに始めることができます。

②早めに寝る

十分な睡眠を取ることは、連休明けの仕事に向けた心身のリフレッシュに効果的です。睡眠不足は集中力や意欲を低下させる可能性がありますが、早めに寝ることで体力を回復し、疲労感を軽減することができます。
良質な睡眠を確保することで、仕事へのモチベーションやパフォーマンスの向上につながります。

③リラックスする時間を作る

連休明けの仕事に行く前に、リラックスする時間を作ることはストレスの解消や気分転換に効果的です。好きな趣味や運動、瞑想など、自分に合ったリラックス方法を選び、リフレッシュする時間を持つことで、気持ちをリセットし、前向きな状態で仕事に臨むことができます。

④休み明けは無理をしない

休み明けの仕事には、多くのタスクやメールが積み上がっていることがありますが、無理をせずに適切なペースで進めることが重要です。無理な働き方は疲労やストレスを増加させる可能性があり、長期的なパフォーマンスや健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
自分の限界を理解し、適度な休憩や時間管理を行いながら、仕事を進めることが必要です。

⑤話を聞いてもらう

休み明けの仕事に行きたくないと感じた場合、他の人に自分の気持ちや懸念を話すことは効果的です。話を聞いてもらうことで、感情やストレスを共有し、心の負担を軽減することができます。同僚や上司に相談することで、仕事に対する気持ちを整理し、新たな視点や解決策を得ることができます。


また、企業側としても長引く不調がひいては休職や退職につながるケースもあると思います。
最初から無理をさせない事や、今一度、従業員が各々適正な業務配分になっていないかを見つめ直す機会としても良いのかもしれません。

2024年も発達障害の人々が少しでも働きやすい社会になるようにMojoの3人、力を合わせて頑張っていきますので、
応援のほどよろしくお願いいたします。

最後に
合同会社mojoでは、企業や団体様に向けて、発達障害の知識を身に付けていただくための管理者向けの研修を提供しています。

ご興味のある方は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

ご連絡お待ちしております!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?