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妊娠5ヶ月で振り返る不妊治療①

現在妊娠5ヶ月、32歳主婦のイナバです。
今回は、2020年12月から2022年3月までの、約1年4ヶ月に及ぶ不妊治療を振り返ります。
私と同じくらいの年齢の方で不妊治療の病院に通われるのを迷っている方や、周りに不妊治療をしている友達がいない方など、その方々の参考になればいいなと思い記録を残すことにしました。
私より長く不妊治療をしている方もたくさんいらっしゃいますし、不妊治療歴としてはそこまで長くない方かもしれません。
また、結果をお伝えすると体外受精1回目で妊娠できたため、体外受精をしたことのある方にとって新鮮な情報はこの記録にはないかと思います。(ただ、できる限り麻酔などを使わず低刺激で、あくまで自然な妊娠に近づけたいという方針の病院で最後は治療していたため、治療法に興味のある方はこんな方法もあるんだなぁと参考にしてもらえたら嬉しいです)

・不妊治療を始めるにはまだ早い?と悩んでいる方
・どんな病院を選んでいいかわからないという方
・周りに不妊治療をしている人がいなくて悩みを打ち明けられない方
・病院を変えようか悩んでいる方
・低刺激でマイルドな治療方針に興味のある方

こんな方は、ぜひ私の記録を参考にしてみてくださいね。
第一弾は、不妊治療を始めるまでをまとめました。
不妊治療に入ってからの記録を知りたい方は飛ばして、第二弾から読んでください。

自己紹介

・1990年生まれフリーランス主婦
・大学で出会った夫と25歳で結婚し、2022年現在結婚8年目
・高校生の頃から生理が重くて生理痛で学校を休むこともしばしば
・社会人になってからは夜勤も伴う接客業だったので、生理痛に耐えられずピルを服用
・妊活にあたりピルの服用をやめると、だんだんPMSにも悩まされる
・妊活にあたり病院に行き、子宮内膜症と診断される

周期は29日できちんと生理がくるものの、重過ぎて常に悩まされて生きているタイプの人間で、生理のたびにロキソニンが手放せません。年々重くなっていく生理やPMSに悩まされながらも、妊活を始めました。

不妊治療を始めるまで

自己流妊活(2019年1月28歳)

結婚して4年目、そろそろ子供がいてもいいなぁと思い始め、ルナルナアプリで排卵日を確認しながら自己流で妊活を始めました。

すでに子供がいる友達に妊活について聞くと、「ルナルナを有料版にして排卵日を確認して妊活したら、すぐ妊娠できた」という声が多く、この段階では自分もすぐ妊娠できると思っていたことを覚えています。

そして半年、ルナルナに沿ってかなりまじめに妊活しているもののまったく妊娠する気配なし。妊娠検査薬代がもったいなくて、ネットで海外のものをまとめて買いました。

また妊活のためにピルを服用しなくなったことにより、毎月やってくる生理がしんどかったです。痛み止めが手放せない生理痛も辛いものでしたが、PMSにもかなり悩まされていました。生理前になるとイライラが止まらなくなったり、何かあったわけでもないのに悲しい気持ちが続いて突然仕事帰りの電車で涙が止まらなくなったりなど、どんどん悪化しているような気がして毎月辛い気持ちで過ごすことに。


生理前10日くらいから調子悪すぎて…

妊活のために服用できなくなってしまったピルが恋しくなりました。ピルを服用している間は、PMSも改善されて生理自体も軽かったので、服用しなくなった途端そのギャップが本当に辛かったです。


その頃、「妊娠できないのはこんなに生理が重いことと関係するのではないか?」とふと疾患を疑いました。

婦人科でピルを服用していた頃は疾患などは指摘されなかったので特に気にしていませんでしたが、妊活をしている今、自宅近くの産婦人科で診てもらうことに。

産婦人科での衝撃(2019年7月29歳)

初めて訪れた自宅に近い産婦人科は、個人院でとても混み合っていました。赤ちゃんの健診に訪れる方も多く、和やかな雰囲気の待合室で一時間ほど待ち、名前を呼ばれ診察室に。

今年に入ってから妊活をして半年以上経っていること、生理が重すぎて疾患があるのではないかと心配になっていることを先生に伝えると、内診する前に「それは、あなたは不妊に該当します。不妊治療に詳しい系列の病院を紹介するからそこに行って診てもらった方がいい」と言われました。

内診もしてないのにはっきり言われたことと、すぐに不妊と言われた衝撃で、何故か涙が出そうに。今考えると生理前だったのでPMSの症状で泣きそうな気持ちになってしまったのかなと思います。この後、不妊治療が始まりますが、この時ほど悲しい気持ちになることはもうありませんでした。(笑)

今思うと、ここで内診するより詳しいところで診た方がいいと、良かれと思って先生はその系列の病院を薦めてくれたのだと思うのですが、とにかく今疾患があるかないか知りたかった私。

とりあえず今日も診てもらいたいです、とお願いして内診することに。

「子宮内膜症だね〜!妊娠すると生理がその間来なくなって改善する疾患だから、妊娠すると改善することもあります。でも子宮内膜症が原因で不妊なこともあるので、紹介する病院にとりあえず行ってみて」

えっ?先生、すごく軽く言ったけど…??
私は子宮内膜症だったのか、と再び衝撃が走りました。

その時脳裏に浮かんだのは、私の永遠のアイドルあややこと松浦亜弥ちゃん。あややは子宮内膜症の症状の悪化により芸能活動を休止したため、私はその疾患がどういうものか大体知っていました。毎月の生理が重く、生理じゃない時も腹痛に苦しむという病状だったため、それは活動に支障が出ますよね。

不妊に繋がるかもしれない疾患ではあるものの、生理が重い原因がわかって少しほっとし、先生の薦める病院の名刺をもらい診察は終了。その時紹介された病院は、品川区にある病院で自宅からもそんな遠くはありません。

しかし、1年は自分達で妊活を頑張ろうと思っていたことと、なんとなく不妊治療を始めるには年齢が早いのかなと根拠もなく考えていたことから、紹介された不妊治療専門の病院に行きませんでした。

今思うとここで病院に行ってたら、もっと早く妊娠するなど違う未来があったのかもしれませんが、それは今考えてももう仕方ないですし、とくに後悔はしていません。

そして、あややが芸能界を引退するほどの病気と同じな訳ある…?となぜか一度は信じられなくて、セカンドオピニオンとして会社近くの婦人科でも診てもらったら、子宮内膜症ですねと再び言われてやっと納得します。
(今考えるとなぜ信じられなかったのか謎だけど、おそらく生理で体調悪いということがいつものことすぎて、信じるのに時間がかかった……)

そして、その会社近くの婦人科で妊娠したい旨を伝えると、まずは仲良し日のタイミング指導を受けることに。

そしてそこから2020年の1月まで、半年間そこの病院でタイミング指導を受けて妊活を頑張るも、全く妊娠せず。(夫の出張などで少しお休みする月もあり)

早く妊娠したいと焦るというより、その頃の私にとっては妊娠しない限りやってくる重い生理とPMSが本当に本当に辛過ぎて、仕事のストレスも重なりメンタルが不安定になって体調が悪くなります。

逆流性食道炎と胃炎を繰り返して胃腸科にも通う中、自律神経失調症だと診断されて一旦仕事も妊活もお休みしようと決意。

そして会社にもこれまでいろいろと思うことがあったため、(妊活とは関係ありません)お休みではなく夫に相談して退職することにしました。(2020年2月)

8ヶ月くらい少しゆっくりして専業主婦をしながら、体調がよくなった2020年の秋頃にまた自分たちで妊活を再開しますが、状況は変わらず妊娠しません。

30歳が差し迫り、やっと不妊治療に通うか!と決心しました。

夫婦2人で過ごすのも楽しかったので「子供はまあいつか出来たらいいね〜」くらいの気持ちでダラダラ妊活していたところもあったのですが、コロナになって旅行も出来ず、遊びにも行けなくなり、私も元気になって子供のことを考える時間が増え、やっとお互い本腰を入れることに。
そして、夫の仕事が多忙すぎで毎月自己流でタイミングをとるのが一苦労すぎる!
毎日疲れ切ってるのにかわいそうになってきて……。
病院できちんとタイミング指導をしてもらった方がいいね!と夫婦の意見が一致しました。

マイペースすぎた

最初からもっと本気だったら、不妊治療専門の病院に通うまでこんな時間はかからないよなあと振り返って思います。ただ、この期間ずっと「子供ができない!」と悩んでいたわけではなく、今月もできなかったね〜まあいっか!て感じで流れに身を任せて2人で過ごせていたので私たちは後悔していません。

子連れでは行けない場所に夫婦で旅行したり、私はアイドルのコンサートに連日通ったり、夫もやりたい仕事に転職したりと、小さな赤ちゃんがいたらハードルの高いことを経験してきて、マイペースに楽しく過ごしていました。
しかし、私の両親は不妊についてちょっと心配していたようです。ごめんね……(笑)

今回は、不妊治療を始めるまでをまとめました。
第二弾では、都内で不妊治療を始めたところから引っ越すまでの記録をまとめましたのでぜひご覧ください。

不妊治療②に続きます!






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