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いら立ちを隠せないプーチンをあざ笑うかのように、ロシア軍の内通者がゼレンスキーのピンチを救うw

世は完全にウクライナ侵攻ネタ一色で、軍事に強いブロガー諸氏は今が大本番だと力の入ったロシア軍レポートを連発している。詳しくないおいらも、大変参考にさせていただいている。特に、侵攻序盤からロシア軍が思うように進軍できない背景には、投入されている兵士が徴兵組である点が大きいという指摘には目からウロコだった。彼らのほとんどは、侵攻ではなく演習だと言われて参戦している為、実際に戦闘へ直面して「聞いてないよ!」な状態だったのだそうだ。中には自分がなぜウクライナにいるのかもわからない兵士もいて、弾切れで途方に暮れている中をウクライナのお母さんに説教されてうなだれる、という衝撃的なシーンがツィッターに投下されたりもしているのも、それなら納得という感じだ。彼らは実戦経験もなく、そもそも戦闘への意識そのものが希薄な為、簡単に投降を選択してしまうのだという。徴兵は無給で1年間の任期を過ごせば終わりのボランティア、それなのに殺されるなど割が合わない、ということらしい。

とまぁ、実際にウクライナで起きていることについては、多くの人がロシア批判の意味も込めて情報配信に勤しんでいるので、おいらは今日もそれ以外の面を切り出していきたいと考えている。なるほど、と思える内容にできればしめたものだが、どうだろうか?

●ロシアの軍事計画がリークされていた、という話があったのだが・・・●
ソースがツィッターなので、真偽不明の極みだとすぐに飛びつくのを躊躇したネタがあった。3月3日のことだったのだが、これに追従するネタが出てきた時に内容を検証し、採用するか否かを決めようと考えたわけなのだが、どうやらこの件、根が深いものだったようなのだ。
何にしても、ロシアの軍事機密書がリークされたという話だ。ロシア軍は3月6日までにキエフを含むウクライナ全土を支配下に置く計画だったということで、感覚としては北京五輪が終わり、パラリンピックが始まるまでの間に全てを終わらせる構えでいたようだ。つまり、3月6日には終わっている、という内容だったのだが・・・。
mssn65氏のツィートになる。


mssn65
@jpg2t785

リークされたロシアの戦争計画と言う文書。
1月18日に戦争が承認され、2月20日から3月6日までにウクライナを占領するというものらしい。
https://twitter.com/jpg2t785/status/1499053929094471680?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1499053929094471680%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220303-00123840411-russia


このツィートには「画像」も添付されており、ネタ元はこれ、ということらしい。
流出元は不明で、もちろんフェイクの可能性も高く、おいらとしても懐疑的にならざるを得なかった。だが、もしホンモノであるなら、明らかにロシア側から出てきたものだと言える。
で、考えられる可能性の一つに、ロシア軍の兵士がわざと流出させたのでは?というものがある。前口上でも書いたように、前線にいるロシア軍兵士はそもそもこの侵攻を全面的に支持しているわけではない、というケースが散見されるようだ。なので、ウクライナ侵攻に反対する者もいて、その中の誰かがスマホで機密文書を撮影し、外部へ意図的に流出させた?という読みが出ていたのだ。もちろん、これには何も裏付けがないので、陰謀論に近い話になるが、ロシア兵のモチベーションの低さから考えると、あながち大嘘でもないような気が・・・、というところだ。

で、3月5日まで時計が進んだ今、このリークされたネタは大筋では合っていた、という見立てになる。だが、それでもウクライナ全土の掌握を果たしてパラリンピックへ、は無理だった、と。既に禁止されている兵器の投入までしているロシアだが、それでも落とせてキエフまでだ。他の軍事拠点であるハリコフとオデッサまでは到底行きつく事はできない。
つまり、中国は地団太を踏むことになるが、パラリンピックはウクライナの戦況に左右され、めちゃくちゃな大会になることも確定したわけだ。

まぁ、サッカーやF1が既にロシアの締め出しを決定している中で、パラリンピックを何も起きていないかのように敢行することが土台無茶、ではあるのだがw

他に、アメリカの諜報機関がリークに成功したのか?という声もあるのだが、どれもこれもあまりに映画っぽい話で食いつくことは難しい。
ただ、ロシアが内部分裂を始めている証拠だ、という意見には、何となくありえるのかな?と個人的に思うくらいだ。実際、この機密文書を完全にトレースして現実が動いているわけでもないので、判断はずっと苦しいままだ。全部が終わった後で、あれはこういうものだったんだな、と振り返るのが関の山なのだろう。既にウクライナの多くのものが破壊され、ロシア軍も9000人が犠牲になっているのに、この機密文書はそれを止めるきっかけにもならなかったわけだしね。

●やはり、ロシアに勝ちたくない人間がいるということか?●
3月5日になって、ロシア軍が直接ウクライナのゼレンスキー大統領を狙う作戦が実行されたものの、3回に渡ってそれが失敗に終わったという報道がされた。
今度は、ロシア軍に内通者がいて、事前に襲撃計画を漏らしていたから、ゼレンスキーは難を逃れたというのだが・・・。
大変拘縮だが、時事通信の記事になる。


ウクライナ大統領、3回暗殺回避 ロ情報機関に内通者か 英紙
3/5(土) 6:17配信 時事通信
【ロンドン時事】4日付の英紙タイムズは、ロシア軍の侵攻下にあるウクライナのゼレンスキー大統領に対し、過去1週間に少なくとも3回、暗殺が試みられたと報じた。
計画はいずれも阻止された。
ウクライナ当局者や関係筋の話として伝えた。暗殺を仕掛けたのは、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の傭兵(ようへい)チームのほか、ロシア南部チェチェン共和国の独裁者カディロフ首長配下の「特殊部隊」。暗殺阻止に際し、両グループに死者が出た。
ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記が同国のテレビに語ったところでは、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)内にウクライナ侵攻に不満を抱く関係者が存在。チェチェン系グループによる暗殺作戦に関する情報はこの関係者からウクライナ側にもたらされたという。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfa78b360d649d6e5ed4c9d61b0b591d8f96dc2


当然、この計画に携わっているのは徴兵レベルではないはずだ。いわゆる職業軍人がウクライナへ情報を漏らしていたのであれば、ロシア軍の内部崩壊は相当進んでいるとも言える。
まぁ、意地の悪いネット民は「ゼレンスキーのファンは世界中にいるが、ロシア軍も例外ではない」などと皮肉交じりにこの記事へコメントしている。少なくとも自分の大将プーチンよりは好き、というケースはありそうだが、当然軍規違反なので見つかれば軍法会議レベルの大事になるはずだ。それでも、というあたりにロシア軍の抱える複雑な心境が伺えるわけだ。

そして、こうした内通者を抱えるロシア軍をプーチンはどう統率していくのか。今後、焦点はこうした部分にもあてていく必要があるだろう。ウクライナが逆転勝利を果たす最短ルートが、ロシア軍にプーチンを殺害させること、とも言われているからだ。
ちなみに、もしウクライナが降伏した場合、チェチェンのようにロシアによって傀儡政府を樹立され、根底から骨抜きにされてしまうという説も流れている。あの悲劇を再び起こしてはならない。

●更にロシア国債の格付けを下げるS&P、デフォルトへ「詰めろ」の一手●
昨日の記事でも、格付け大手3社が揃ってロシア関連銘柄の格付けを引き下げた件をお伝えしたが、その中でS&Pが更にロシア国債を引き下げた。デフォルト水準の「不良銘柄」としたのだが、これによりパニック売りが始まる事態となっている。
大変恐縮だが、時事通信の記事になる。


ロシア国債、デフォルト懸念強まる 米S&P、一段と格下げ
3/5(土) 7:12配信 時事通信
【ニューヨーク時事】ロシア国債のデフォルト(債務不履行)リスクが強まっている。
ウクライナ侵攻を受けた西側諸国による金融制裁に加え、ロシア中央銀行がルーブル建て国債を持つ外国人投資家への利払いを一時停止したためだ。米格付け大手S&Pグローバル・レーティングスは3日、すでに投機的水準のロシア国債をさらに格下げ。「期限通りに償還されない可能性が非常に高い」と警告した。
日米欧などは制裁の一環で、世界の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除。ロシア中銀による外貨準備の利用も制限しており、外国人投資家への国債利払いなどは厳しくなっている。
こうしたリスクを反映し、金融市場ではロシア国債価格が急落(金利は上昇)した。年初に8%台だった10年物国債利回りは2月中旬から急上昇し、14%に迫っている。
政府や企業が破綻するリスクを取引する金融派生商品「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」市場では、ロシア国債の保証料率が跳ね上がった。5年物は昨年末の約13倍に達している。
格付け大手のフィッチ・レーティングスやムーディーズ・インベスターズ・サービスはロシアの格付けを相次いで投機的水準に引き下げ済み。だが、さらなる格下げに言及している。
ロシア国債の外国人保有比率は低く、デフォルトとなっても直接的な影響は限定的との見方が多い。ただ「ロシア経済、金融システムの混乱が長期化する恐れがある」(別の格付け大手)との指摘があり、特に欧州に顕著な影響が及ぶと懸念する声も出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92324b9c1ce5661a3254d8960da367b589191deb


こんな格付けとなり、まだロシア国債を持っていようという投資家もいないだろうが、既にロシアも海外のルーブル建て国債について償還を停止している。利払い停止を決めた直後にこれでは、もうどうすることもできない。その間にルーブルそのものの価値もガンガン下がっているので、正真正銘の紙くず国債になるのも時間の問題だ。

しかし・・・、こうなった原因がまさにプーチン大統領の無謀なウクライナ侵攻にあるのだから、ロシア国債を抱えている人はどんどん提訴していいのではないかとさえ思う。・・・まぁ、裁判費用の分だけ損害が上乗せになるだろうけれどねw

●そしてプーチン、反論を始めたが、これはひどいわwww●
まぁねぇ、これだけ猛攻をしかけてきた「つもり」でいて、でもまだウクライナの3つの拠点を一つも落とせていない現実を直視はできないのかもしれないがw
AFPの記事になる。


プーチン氏、ウクライナ都市空爆を否定 「プロパガンダ」主張
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相との電話対談で、ロシア軍がウクライナの都市を空爆していることを否定した。ロシア政府が4日、発表した。
 ロシア政府によると、プーチン氏は、ウクライナの首都キエフを含む各都市に対する空爆が続いているという情報は「はなはだしいプロパガンダ」であり、偽情報だと主張。ウクライナをめぐる交渉については、ロシア側の要求がすべて満たされない限り不可能だとした。
 ロシアは、ウクライナの中立性や、非核兵器国としての状態の維持、同国の「非ナチ(Nazi)化」、ロシアによるクリミア(Crimea)半島併合の承認や、親ロシア派武装勢力の支配下にあるウクライナ東部の主権承認を要求している。ウクライナの交渉担当官によると、両国による次回協議は今週末に予定されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1cff22760a4bad318a9bbf54d36f9be9fb67141


お前はどこの文在寅だよ、プーチンw

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