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【病院へ向かう】

予定日を過ぎても本陣痛がこないため4日後の今日促進剤を使っての出産となった。おかげで急な陣痛に慌てて病院に駆け込むことなく、予約した時間に病院へ向かう。

 数日前からベベちゃんが下に降りてきているせいか、動く度膀胱を刺激されツンとした痛みで結構辛かった。

臨月でもふつうに動けていたが、ここ数日は股周辺の筋肉や骨が痛くてさすがに動き回るのがつらかった。

タクシーで病院へ。他の人に比べると荷物が多いいと思うのだが、病院で何が用意されているかわからなかったためオムツも含めてもってきた。 

 <９時 検査をする>
緊急病棟の受け付けに行き予約をしていると伝えたら、予約が入ってないとのことで少し焦ったがなんとかなった。しばらくまって分娩室に通され、赤ちゃんのチェックを30分ほどした。そのご助産婦さんによる膣のチェックが入り、やはり自然の陣痛までは時間がかかるということになり陣痛誘発剤を使用することになった。

 タンポンのようなものをぐりっと入れられ少し痛かったが、無痛で産ませてもらうことを考えたらこんな事でピーピー言ってられないなという、日本人としての後ろめたさがあるのだろう。。（フランス人だったら無痛はあたりまえ！と思えるのだが）

誘発剤をいれたら１時間後～２４時間後の間に陣痛がくるという。それまでは陣痛まちの部屋（２人部屋）にてひたすら待つことになる。

<12時  陣痛部屋へ>

 分娩室からでると、もう一人の妊婦の人と一緒に部屋に案内された。

 思ってたよりいい感じの部屋。トイレとシャワー付き。便座はないが日本とは比べない事にした。

食事が用意されていたので、たべる。パートナーは１階のカフェでコーヒーと軽食を買ってきて一緒に食べた。

日本に比べてフランスの病院食はひどいと聞いていたが、思ったほど悪くはなく普通に食べられた（何様だよw）でも固いフランスパンは食べられず少し残してしまった。パートナーにカフェで買ってきてもらったデカフェコーヒーで少し生き返る。

 知らない方と同室なので、パートナーは陣痛がくるまで家で休んでもらうことにした。ここにいても何もやることないし、、

さて、陣痛はいったいいつ来るのだろうか、、汗

<15時 隣の妊婦さんを見送る>
同じタイミングで陣痛誘発剤を入れられ陣痛部屋で同室になった妊婦さん。14時頃から呼吸が荒くなり、15時頃に定期的な陣痛で麻酔が打てる準備が出来たようで部屋を去っていった。

<16時 これって陣痛？>
前駆陣痛のような痛みが来た。数分して痛みが止んだ。前駆陣痛かなぁと思っているとまた同じような痛みがきた。４回ほど繰り返していると助産婦さんによる赤ちゃんチェックが入った。30分ほど計り終了。

痛みが来たことを伝えると痛みどめを使う？と聞かれた。いつもの前駆陣痛より痛みが強かったが、ここで痛みを取り除いて楽していいのかなぁ、、と典型的日本人の考えになってしまい、そこまで強い痛みじゃないので大丈夫です。と断った。もし痛みが我慢できなくなったら呼んでねーと優しい助産婦さんは去っていった。。

<18時  夕食>
小腹が減ったので今朝作ってきた炊き込みご飯おにぎりと卵焼きを食べていたら病院から夕食が届いた。

魚とライスは嬉しい。病院食なので塩気はないが遠くの方でバターの香りがした。野菜を食べたかったので助かる。

普段自分で買うことのないリンゴのすりおろしゼリーを食べてみたら予想以上に美味しかったので写真を撮って後日買ってみようと思った。

 夕食を食べ出したら陣痛がこなくなった。あれは前駆陣痛だったのかなぁ( ；∀；)あと何回病院食を食べることになるのだろうか。。

<19時 パートナーが来院>
19時。パートナーが連絡もなしに来院。病院に泊まるつもりで来たらしいのだが陣痛室では旦那さん用のベッドは用意されていないし、プライベート部屋でもないので、万が一夜中に妊婦さんが陣痛室にきた場合パートナーには部屋をでてもらう事になりそうだったため、自宅のほうがちゃんと睡眠がとれるし説得して帰ってもらった汗  （すまんW）

彼も家にいても何もやることがなく不安なんだろうか。でも産後のサポートをしてほしいから、パートナーにはちゃんと睡眠をとってもらいたいのが本音。

病人でもないのに病院のベットに寝ていると病人になった気がする。今日は一度も外にでてなかったから、パートナーを見送るついでに病院内を散歩した。

翌日へ続く(*´ー｀*)