火曜日に大阪駅で鮫を見た。
嘘、鮫（サメ）のぬいぐるみを抱きかかえている
小学生くらいの男の子を見た。
なぜ鮫?!
ギョッとしたのだが、
そういやこの何年か流行っているのですよね、鮫のぬいぐるみが。
IKEAの鮫。BLÅHAJ（ブローハイ）というらしい。
え、世界から流行なん? 世界的に流行してるん?
え、何、ロシアから鮫が流行?
それちょっとなんか嫌じゃない? あ、過剰反応?
え、売り切れるほどなん? そんなに流行りなん? なんで?
 
と、ちょっと調べたら、主にSNSにアップする用なのだそうですね。
日常のシーンにこれを置いて撮ってアップする。子供だけじゃなく。大人が。大人も。鮫を。#IKEASHARK って、まんまやないかい。

いわゆる「アクスタ」と共に記念撮影的な感じなんかな。

あのアクスタとかぬいぐるみ（アニメの? アイドルの?）を撮ってるの、
たまに、もとい、よく見かけるけどちょっと意味がよくわからへん。
たまに、ちょっと、こわっと思うときもないとは言えへん。
でも「推しを一緒に連れて行く」とか「日常の切り取り写真を撮るのにいいきっかけになる」のかなって思っている。
 
しかし、鮫。
 
リアルなら狂暴、ぬいぐるみにしたらとぼけた可愛さとおかしみ?
 
いや、そこまでの意味も理由もないのかな。
 
ちょっとアホみたいな、失礼、ゆるキャラ的な表情が流行りの肝なのかもしれません。
 
確かにとぼけた鮫をぎゅっと抱いてる男の子の姿はかわいかった。
 
鮫。
 
人が持って、人が置いて撮ってのために持っている鮫の中には人が入っているのかな、いないのかな。
 
ミッキーマウスと撮りたいとか
ミッキーマウスに会いに行きたいとかは全然思わへんけど、
ミッキーマウスの中の人の汗と涙はみてしまう。
みたいとか、みてやろうとかじゃなく、みてしまうみえてしまう、笑い泣く。
 
ネットフリックスの『マーピープル 〝人魚になる〟という仕事』（2023・アメリカ）は、とてもよかった。

 
しかしなんで鮫なんや。
 
反戦?
 
それはないか（笑）

＊
着ぐるみを紹介するっていうかお客さんを集めるバイトはやったけど、
着ぐるみの中の人はやったことがありません。
興味本位でかぶってみたら暑くて数分で交代してもらいました（笑）
 
＊
ディズニーランドの、というと、
松岡圭祐に『ミッキーマウスの憂鬱』という本がありましたね。
お仕事小説? いや、青春小説でした。

＊
鮫は持っていませんが、先日、羊のツボ押しを買いました。
鮫はUFOキャッチャーでとろうと思います。
狂鮫って言葉があるかは知りませんが、
狂猿というキャッチコピーのプロレスラーは好きです。

赤い蝋燭と人魚、って話も、あったよな。

◆◆◆
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構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子（桃花舞台）と申します。
大衆芸能、
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今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞（歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス）と、
学生時代の劇団活動（作・演出/制作/役者）、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリーに。

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