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自分にとってのバンジージャンプ、本音を言えないという思い込みを解いていく過程

妊娠7ヶ月に入った。(私はちょうど月と妊娠月数が重なる。7月=妊娠7ヶ月)
そんな7月に入って、老若男女関係なく今全国の人が同じこと思ってる…「暑すぎる」

家の中にいるだけで暑い。妊婦であるからか、息をするだけで暑い、息苦しい、すぐ疲れる。立ったら疲れる、座り続けたらお腹がはりやすい。昔から大好きな睡眠スタイル「仰向け」に寝るのも苦しくなってきた。寝つきが悪い時も多いし、ぐっすり寝られることの方がレア。

私が7月中旬を迎えたころ感じたのは「いつも通りに生きられないことが辛い」ということ。息苦しさでハァハァ言いながら、心が戸惑っている感じがあった。

いつもだとできていたはずの生活・娯楽・仕事・努力・我慢ができない。

1番戸惑ったのはメンタルで、正直今までの私は「ホルモンバランスの崩れ?おそらく自分とは無縁なんだろうな〜。」と思っていた。(今まで感じたことがなかった)

症状としては「訳もなく涙が出てくる」「自分のことを話そうとすると涙が出てくる」「気持ちが落ち込み身体を動かすのが億劫になる」「ほぼ毎日悪夢を見る」 

悪夢を見るというのは6月あたりからよくあることだったけど、7月に入り多分自分の心の器から耐えられず溢れ出した。それが涙というサインとして現れ始めた。

今までと比較したらなんてことない「毎日のやるべきこと」「やったほうがいいこと」の多さに耐える力が尽きた。「休みたい」「気分がのらない」という本音を受け取らない(無意識に受け取れなくなっている)自分がいた。
その奥には、
休んだら迷惑がかかる→人に頼れない・甘えられない→気持ちを人に伝えらない→自分の本音を受け取らない(無視する)という構造があることに気づいた。
そして、今まで他の人にも無意識にそうして欲しいと願っている自分がいることにも気づいた。(気持ちの余裕があるときは思わない。だいたい切羽詰まっている時。)

パートナーに「休もう」と言ってもらって、泣きながらキャンセルしまくる。キャンセルしたあとも罪悪感や自己嫌悪で泣き涙腺がゆるゆるになっていた。

そして諦めて休んだ。
とにかく1日、クーラーのある部屋で寝たり、動画を見たり、そこまで頭の使わない仕事をして、作ってもらった食事を食べられるだけ食べて過ごした。次の日「あれ?」と少しずつ自分の心と体が回復していくのを感じた。3日くらい経つとかなり元気になっていたし、結構笑ってた。「このまま自分はブルーな状態のままなんじゃないか」「こんなメンタルで出産・子育てできるのか」「これからやりたい仕事の予定もあるのに回復できるのか」と思っていたのに、想定外の回復力を見せた。

身体と心を本当に休ませること。「自分の本音を受け取れない・伝えられない」というなかなか自分に根深くあるブロックを外すためにはバンジージャンプするような勇気が必要だったけれども、「自分は休んでいいんだ(それを選択するのも自由なんだ)」と思って休めたことは、自分的にはかなり成長だと感じた。

色々な考え方・感じ方の人がいると思うけど…
別の視点で思い出したことも書いておく。昔、「何を考えているかわからない」と言われたことがある。自分としてはわかりやすい性格だったと思っていたのでこれには衝撃を受けたとともに、なぜだろう?と思っていた。

今思うと、ポジティブなこと(共感・嬉しい・楽しい・美味しい・感謝とか)は伝えられるし伝えたい(恥ずかしいとかあんまりない)けど、ネガティブなこと(辛い・疲れた・いやだ・だるい・イライラするとか)は無かったことにしようとするし、感じてはいけないこと思っている節がある。

「何を考えているかよく分からない」と言ってくれた人は、ネガティブな気持ちを持っている私の面が見えづらかったからそう感じたのではないかと思う。(人間味的な・・)

ネガティブな気持ちを言ってはいけないというのは中学生の時からルールとして課していて、徐々に「言ってはいけない」と判断するより「嫌なことを感じても忘れるのが楽」となって感情麻痺に繋がっていったのだと振り返る。

だけど意外とネガティブなことも本音を出せた方が人間らしいと喜んでくれる人もいると思えるようになってきた。


ここ数週間、ご迷惑をおかけした方々ごめんなさい…。そして、これからも迷惑をかけることがあるかもしれないです。少し疲れていても自分が少し我慢したら大丈夫と勝手に思っていたけれど、今回のことで「お互い様」「迷惑をかけあって生きている」を少し理解できた気がします。

自分の限界値、キャパシティを意識しておくこと、疲れた時は常に100%を出そうとする自分を落ち着かせて、自然体でいいよと言ってあげること

いろんなことに気づかせてもらった7月
無理ができない身体(妊婦)になったことをきっかけに気づかせてもらった。これから自分もそう生きていきたいし、自分の子どもにも「こころをまんなか」に生きていってほしいと改めて思えるタイミングになった。

他にも元気になっていってる理由があるから、また書きたい!

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