見出し画像

学生さんへの支援団体も増加中。学びが止まりませんよう。

先日、NHK「あさイチ」に、運営している無料塾を取材していただきました。

おかげさまで、同番組でも取り上げていただいたAmazonほしいものリストからのご寄付もたくさん集まり、生徒たちへの学習サポート以外の支援も充実してきました。番組を見て、ボランティアで参加したいとご連絡くださった方々も。
子どもへの支援の必要性というのは伝わりやすく、このようにメディアで取り上げていただくことで多くの方から助けていただくことができます。
私は自分の見ている子たちをあまり大衆の面前にさらしたくはないので(自分がメディアの立場だということもあり、どういう編集をしたいのかはうっすら感じたりもして)、映像を事前確認できないテレビはこれまで断ってきたのですが、今回のあさイチさんは前もって丁寧な聞き取り取材があり、こちらが出した多くのNGも飲んでくださり、放送していただくことができました。ディレクターさんの真摯な取材姿勢に、感謝しかありません。

さて、一方で、「子ども」と「大人」の中間地点にいる高校生や大学生、専門学生や10代の働く子たちなどには、「子ども」に比べるとまだまだ支援や「支援が必要だ」という声が足りていないようにも感じます。

生活に困っていても、「自分でなんとかしなさい」「俺が学生の頃はもっと苦労した」などという声が社会の中でなかなかに大きく、それを感じている子も多いため、「困っていると言ってはいけないんだ」「もっと困っている人がいるから、自分はガマンしなきゃ」「自分は甘えているのかも」「叩かれたくない」……このようなネガティブな考えを持ってしまうケースも多いように見受けられます。

実際に、10代の子たちの支援をしている団体さんに取材させていただいても、そうしたお話が出てきました。

でも、そんなふうに「自分に支援は必要ない」「支援を求めてはいけない」と思う必要は一切ありませんし、子ども食堂などよりはまだまだ少ないけれど、学生さんたちのために動き始めた団体は去年の春以降どんどん増えています。
もし支援されることをためらってしまう学生さんがいたとしたら、それはもう、大人たちの責任です。自己責任とうるさい大人たちは、人のために何かする力を自分が持っていないことを認めたくない人だったり、自分より誰かが優しくされることに腹を立ててしまう甘えん坊だったりするだけですから、無視してください。

自分たちの意思で進路を決めて、学びの世界に身を置いている学生さんたちの責任は、学びに集中することです。そして、その学びをいつか社会の役に立ててもらうことです。それを不可抗力的に妨げるものがあるならば、学びに集中してもらえるように、社会が環境を整えるべきです。
学生さんはもっと「なんとかして」と声をあげていいし、使える支援団体はすべて使ってください。

それからもうひとつ。学生さんという肩書きがあればそれでもまだ「なんとかしないと」と思ってくれる大人もいようものですが、高卒で働いていたり、職が見つからなかったりする、つまり「学生」という肩書きのない10〜20代の若い子たちに対しては、もはや地獄かと思えるほど世の中の目が冷たいように感じられもします。
ただ、この世代の人たちが救われなければ、われらいい年をした大人たちの行く末はかなり悲惨なものになるのではないでしょうか。見捨てられた若者たちが大勢いる社会って、楽しく明るく幸せに過ごしやすい社会だと言えるんでしょうかね。20〜30年たったとき、誰が自分たちに冷たかったジジイババアが生きるために身を削ってくれるというのでしょうかね。

もちろん、個人個人の人生は、それぞれ努力することによってより豊かに充実したものになっていくわけですが、その努力のキャパを超えていたり、そもそも努力して勝負ができる土俵を大人たちがボロッボロのものにしてたりするわけです。私たちはそろそろ、そこに気がつかないといけません。

この1年、本当に多くの活動家さんたちが昼夜問わず必死に動き回ってくださっていて、頭が下がる思いです。新型コロナウイルス感染拡大によっていいことがあったとするならば、もともとあったさまざまな支援が多様化・拡大し、尊敬していた人たちをより尊敬できるようになったことです。この災難をただの災難にしないために、より多くの人が「幸せな社会のあり方」を熟考できるような機会になればいいなと思っています。


note上にてご支援いただきましたら、運営する無料塾の活動資金として使わせて頂きます。 私個人への応援につきましては、各メディア様、お仕事ご依頼をお待ちしております!(kopedollあっとgmail.com)←あっとを@に変えて下さい。