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K-POPを聴き始めて10年になる

始まりはテレビで見た東方神起の「Purple line」。

正直、それまではK-POPをただのアイドルと思って見くびっていたが、パフォーマンスを見て、釘付けになってしまった。

アイドルと思えないほど、ずば抜けた歌唱力、キレッキレのダンス、画面越しでも伝わる圧倒的な熱量、何度も聴きたくなる曲の中毒性。
一番驚いたのは、激しいダンスを踊りながら、口パクじゃなくちゃんと歌っていたことだった。しかも、全員が歌えて、踊れる。
外見ももちろんカッコいいのだけれど、それよりも日本には無い独特なファッションやヘアスタイル、メイクに惹かれた。

東方神起の曲で一番聴いたのは「呪文」。
MVのユチョンのファッション、ヘアスタイルがめっちゃ好きだった。

東方神起はもう殿堂入り。不動。二度と生まれないグループ。

東方神起を皮切りにして、たくさんのK-POPを聴いた。
BIG BANG、SUPER JUNIOR、少女時代、Wonder Girls、KARA……。

K-POPの流行は留まることを知らず、新しいグループがどんどん出てきて、東方神起の弟分のグループが出ると知ったときは胸が高鳴った。

そのグループが今年10周年を迎える「SHINee」。

デビュー曲の「Replay」は何度聞いても飽きないスルメ曲だ。
ジョンヒョンの歌声が心地良い。テミンのソロダンスがめっちゃ綺麗。

その後も出す曲、出す曲、好みドンピシャの曲ばかりで、私はずっとSHINeeを追っていた。

ただ、2015年の「View」以降の曲はそんなにハマらなくて、いつの間にかSHINeeから足が遠のいていた。
思い込みとかファンの贔屓目無しで、私はずっと純粋にSHINeeの楽曲が好きだったんだと思う。


昨年。

私の結婚式の5日前くらい。

突然。

スマホの画面に信じがたい文字が並んでいた。

見た瞬間に心臓がバクバクと動いて、いつまでも胸が苦しかった。

Yahoo!ニュースだったか、Twitterだったか、今となっては判然としない。

気が付くと、心の防衛反応が働いて、深追いしないことを選んでいた。


結婚式が終わってから、事実を確認した。

『人気K-POPグループの「SHINee」のジョンヒョン、自殺』。

今まで、芸能人の訃報を知って悲しむファンの人たちをテレビで目にしてきたけれど、まさか自分がその立場になるとは思わなかった。

悲しくて、受け入れられなくて、ひっそり泣いた。


しばらくしてから、ネットで久しぶりに動くジョンヒョンを見た。

全身全霊。魂の叫びのような力強い歌声。
以前より、彼のステージ上の姿は輝いていた。

もう二度と彼の新しいパフォーマンスを見られないと思うと、本当に残念でならない。

ファンは突然の悲報で打ちひしがれただろうが、言うまでもなく、一番辛いのは、彼の家族や、ずっと一緒に頑張ってきたメンバーだろう。

それでも。

これからも、SHINeeの活動は続く。

ファンたちは、たとえ、そこにジョンヒョンの姿がなかったとしても、

今までと変わらず、SHINeeの5人を応援し続けるだろう。



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