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人と向き合うということ

あの人は言った
片方がぷんすかしてて、
それを見たもう片方もぷんすかしてたら
何にもならないじゃない


あー…
この人は
人とつながっていることを前提に生きていっている人なんだな

誰かと自分が一緒にいる
そこに自分があるって
思えている
この人から感じる優しさが
他の人と違うのは
いつもちゃんと相手を見ているからなんだ

自分の目の前にいる人を
精一杯、でも当たり前に
ちゃんと見ることができる人なんだ
だから言葉の1つ1つが
ホンモノに感じられて
嬉しくなる

きっと、その分
この人は、誰よりも人の痛みも理解できる
いや、理解してしまう人なんだ
それって、たぶん、きっと
とてもとてもつらいことだろう

この人を悲しませないように
幸せでいてもらえるように
わたしにできることは
ちゃんと相手を見ること
自分の気分や一時の感情に惑わされず
ただあの人のことを見ようと
こころに決めた

見ようと決めたときから
わたしにはあの人のつらさや悲しさや孤独
弱い部分がどっと
流れ込むように自分の中に入ってきて
思わず抱きしめたくなっていた

あー…
本当に人と向き合うって
こういうことなんだな…


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