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Netflix『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』

「ドキュメンタリーはあんまり好きじゃないんだよなあ」

という連れ合いにムリムリ付き合わせて観はじめたところ、

5分に1回くらい彼のため息を浴びるハメに。

人は言いたいことをガマンしているときもため息をつく。

彼の言いたいことはわかっていた。

「ロボットも宇宙船もカーチェイスも銃撃戦もない映画、俺に見せんじゃねーよ」だ。

おまけに副題には彼のまったく興味のない「恋愛」の二文字。

ごめんごめん、と心の中で謝りながら観ていたが

中盤、彼のため息がピタリと止んだ。

「なにこれ、おもしれー」と画面に釘付けになる彼。

被害者の語りがメインの前半は人によっては退屈するかもしれないが、

それを乗り越えればスリリングな展開が待っているし、結末は痛快さもある。

全体によくできたストーリー展開

・・・ちがう、実話だった(笑)


詐欺師が最初に画面に映ったとき

「わ、この人見るからにやばい」と私は思ったのだが

タイトルからして詐欺師が登場することは予測できていたわけで、

情報なしにやばい人かどうかを嗅ぎ分けられるか自信はない。


どちらにしても詐欺師からすれば

「こいつやばいかも」って勘の働く人はそもそも接触してこないから、

接触してきた相手はすでにふるいにかけられているも同然。

カモれる相手かどうか探る手間もマッチングアプリなら省けるというわけだ。


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