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百瀬七海
2024年4月14日 21:13
やさしい日差しが差し込む窓辺。向かい合って座る私たち。あなたがぱらりと本をめくる音が、ちいさな店の中に響く。クリームソーダの氷がカランと溶ける音に、ふっと本から視線をあげたあなた。真っ直ぐに私を見つめて、日差しに負けないくらいやさしく微笑む。何気ない時間が、穏やかに流れていく。ふたりを優しく包み込んで、ふたりにちいさな幸せをもたらす。やさしい日差しが差し込む窓辺で、
2024年2月7日 22:28
ふたり並んで、舞う雪に手を伸ばす。ふたりの手のひらに落ちた雪の華は、ふたりの恋の温度に、溶けながら花を咲かす。真っ白な雪の華は、ふたりの恋の温度を感じながら、ふたりの恋の色に染まっていく。あなたの色に染まっていく。わたしの色に染まっていく。真っ白な雪が、ゆっくりと舞い落ちる。ふたりの恋の始まりを、静かに見守りながら。ふたりの恋のゆくえを、静かに応援して。恋の花が咲く。