自分のペースでつづっていく。
1年近く、毎日投稿をしていた時期がある。
書くことが好きで、毎日書いていても飽きない。
そんな日々を送っていた。
けれど、いつからか、すんなりと書くことができなくなってしまった。
パソコンの前に座って、両手をキーボードに置いても、何も浮かばない。
そのまま、白紙の画面とにらめっこするだけ。
時間だけが過ぎていく。
やっとの思いでタイトルを捻り出し、執筆する。
でも、そんなことを続けていれば、やがて書くこと自体が辛くなっていく。
毎日書かなければいけない、なんて強迫観念で頭がいっぱい。
その時期のぼくは、書くことの本質が見えていなかった。
ただ、毎日投稿しなければ、という思いだけで、進んでいた。
なんの為に書くのだろう。
なんで書くことを選んだんだろう。
なぜ、そこまで書くことに執着するのだろう。
このままじゃ、書くことが嫌いになってしまう。
ぼくは、毎日の投稿を止めて、自分が書きたい時だけ書くことを選んだ。
毎日投稿を止めるのは、怖かった。
いつも読んでくれていた方が、離れていったらどうしよう。
そんな不安も感じた。
けれど、無理に毎日投稿するよりも、本当に書きたいと思った時に書いた文章の方が、自分で読んでしっくりくるのだ。
「いま、書きたい」
そんな気持ちを大切にしたい。
毎日クオリティの高い文章を書ける人は、心の底から尊敬する。
本当にすごいことだと思う。
じゃあ、ぼくにそれが出来るのか。
答えは、出来ない。
ぼくの場合、毎日書くには、頭をひねって、絞り出すしかない。
工夫次第で改善は出来るかもしれないけれど。
それだと、自分らしく書けない気がする。
普段の暮らしを楽しんで、ふっと浮かんだこと、気づいたこと、発見したこと。
そのことを、週1回のペースで、皆さんにお届けする。
この週1回のペースが、いまのぼくの書くペースに合っている。
無理なく、自分のペースで続けられる。
忙しい時もあるけれど、基本はゆっくり、ゆったりと生きたい。
自分の好きなことを書けるエッセイだからこそ、ゆっくり、ゆったりを優先していきたい。
書くペースは人それぞれ。
誰かと競争するわけじゃない。
なら、自分が一番自分らしく書けるペースを見つけることが、書き続けるコツなのかな、と思う。
これからも、日々感じた何気ない、でも大切なことを、丁寧につづっていく。
ここまで、あなたの貴重なじかんを使って読んでくれて、ありがとうございます。
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