アルコール依存性の女 父の転落

この頃の父親は酒に脳が完全に支配されていて、辛うじて仕事をしている感じだった。
次第に肝臓の数値も悪くなり、糖尿病を発症するまでになった。

運転免許証再取得後 数ヶ月後のこと。
近所の酒屋へ酒を飲んだ状態で運転し、飲酒検問に引っかかったのだ。
再び酒気帯び運転での検挙。
2回目、ということで罰金はたしか100万円。
今回は免許取消措置だった。

母は泣き叫び、私も泣いた。

当然仕事は解雇になり、知り合いから細々ともらっていた仕事も底をつき、55歳無職の生活が始まる。

朝から晩までパソコンゲームをしながら焼酎を飲む。酒がなくなったら買いに行く。無職55歳の1日のルーティン。

父は気に食わないことがあれば早朝であろうと母親を怒鳴りつけた。私はその怒鳴り声で目が覚めることが頻繁で、その度に泣いていた。

その頃短大2回生だった私は極力家に帰りたくなかったので、居酒屋で週4でアルバイトをし、週末は学校の友人宅に泊めてもらっていた。この友人には本当に救われたと思っている。

転落する一方の父親。
早く死んでほしい。
そんな言葉がよぎるようになった。

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