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アルザス・ストラスブール

今日はアルザスの玄関口、ストラスブールについてです。
ここにはパリ北駅から2時間コトコト電車に揺られているとあっという間に到着します。
この時2022年の6月、ヨーロッパはすでに大半がマスクをとっていい雰囲気が出ていました。しかし電車内は何名かマスクをしている人がいるなという印象だったので、外では外していても電車内や室内ではマスクをするという認識だったのかもしれません。

余談ですが、ヨーロッパの人たちにとってマスクというのは自由の剥奪だという意識があるそうです。というのも、欧米人たちは誰かと会話をする際に口元を見て相手の感情や言いたいことを読み取る文化があるからです。
アジアだと、それは目に相当すると思います。日本でも中の良い人だと、目を見れば大体思っていることがわかったりしますよね?そして、サングラスをかけている人が目が見えないことで少し怖く思ったりするのは私だけでないはずです。
欧米ではそのサングラスがマスクに当たるわけです。自由に表現するための口が塞がれる。というのは欧米の人たちからしたらきっと怖いことの1つなのでしょうね。
確かに、私はイギリスで英語を話すときもフランスでフランス語を話すときも口元を見る癖があったなと思いました。
フランス語の先生にもマスクを取って話してほしいとお願いしていたのでこれは文化の違いですね。

ストラスブール駅

さて、話は戻りまして。
ストラスブールの駅ってとても大きな駅でした。パリからはもちろん、ドイツやアルザス地方、各方面に伸びている線が集結している駅の印象です。

駅前には旗がいっぱい

歴史的に見ても、かつては国際都市として栄えていた街だったようですね。旗がいっぱいありますし、オープンな雰囲気がありました。

旧市街と新市街が混ざっているので街の景観もめちゃくちゃ美しいです。

川沿いの散歩は気持ちいいです
独特な作りの建物ですね

アルザスでこのような木組みの家はコロンバージュとよばるようです。
イギリスにも似たような作りの建物がありますが、また違う作りなんですかね。

アルザス美術館

私たちの旅の一番の目的。それはアルザス美術館で、アルザスの文化や歴史を吸収しまくるということです。振り返ると、このアルザス美術館で7000枚の写真を撮っていました笑

仕事とはいえ、気軽に来れる場所じゃないので、これでもかというくらい写真撮りました笑
流石にここで全てを載せることはできないのですが。一部印象深かったものを載せますね。

入り口にある模型

音声ガイドは日本語は(当たり前ですが)なかったので、英語のガイドをもらいました。受付のお姉さんもフランス語で会話してくれますし、英語でもいい?と聞いたら英語でも対応してくれます。
聞けばどんな歴史も教えてくれるので素晴らしいなと思いました。

ケルシュの布団

アルザスの家具はどれも模様が描かれていて、見ると一目で区別がつくほどです。そしてこのケルシュと呼ばれる生地もアルザスのものとなっています。どこにでもあるチェックに見えますよね?私も初めて見た時にそう思いました笑

しかし、ドイツのケルンから流れてきた藍色を染めたもので染め上げた青と白のチェックが元々のケルシュだったそうですが、その後赤が入って赤と色のもの、そして赤と青と白の組み合わせのものも増えていったようですね。

かつては色によってキリスト教の宗派が決まっていたようですが、今では誰も気にする人はいなさそうですね。

洋服ダンス


キッチンの様子

洋服ダンスや家具も、元々は嫁入り道具として作られたものに、地域の腕利き大工さんが手書きで模様を書いてお祝いしたのが始まりだそうです。模様によってもちろん意味が異なりますし、北アルザス、南アルザス、などの地域によっては色の好みや宗派があったようです。

食器に関してもクグロフの型やベッチドルフやスフレンハイムなどの独特の模様の名産品があるのが特徴ですね。

パリからたった2時間。
しかしこれほど文化や歴史が異なるというのも面白いなと思いました。

蔦がいい感じ

いろいろ盛りだくさんのストラスブール。私たちのメインがこの建物だったので、他の情報がほぼなくてすみません。
しかし、フランスに来てもし時間があるならば足を伸ばしてみてもよいなと思う街でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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