今夜は、魚座満月ですが、残念なことにお月様は見えません。お空の感じは、こんな感じかなあと「星座表」アプリのお月様を載せてみました。

月のすぐ近くに海王星がありますね。魚座の中に月と、魚座のルーラー（支配星）の海王星が入っています。オーブ9度ですが、コンジャンクション（合）の範囲内です。洗い流す力、浄化力が非常に強いと言えるでしょう。

「星よみガイド１−４」で、魚座満月図にみられる特徴的なアスペクトとして、グランド・クロスを取り上げてみました。それを形作るTスクエアや、緩和する調停という座相について見ていきました。

アスペクト（座相）とは、黄道上の天体と天体が形成する角度のことです。アスペクトは、オーブという許容度があり、それぞれのアスペクトの種類によって、または、ハウスシステムによって、オーブの設定が異なります。それによって、アスペクトが異なり、解釈も多少変わってきます。ただし、アスペクトは、オーブが狭いほど、その影響は強力になります。

そこで、もうひとつ、別のハウスシステムで今日の魚座満月を出してみました。

こちらを見ると、トラインのオーブが８度なので、太陽、木星、天王星が「グランド・トライン」。

地（土）の星座、牡牛座、乙女座、山羊座を結んで、「地のグランド・トライン」ができています。

前回使ったホロスコープでは、トラインのオーブが６度で設定されていたので、グランド・トラインに該当せず、グランド・クロスが特徴的に表現されていました。

そして、幸運のグランド・トラインの頂点である太陽に向けて、魚座の月と海王星がオポジションとなり、正三角形の真ん中を突き刺す「カイト（凧）」という複合アスペクトを作っています。

カイト：グランド・トラインに対してオポジションの天体がある状態。カイトにはグランド・トラインの大きな幸運、恵まれた環境に加えて、オポジションの緊張感が加わり、恵まれた環境を生かす力があります。

約250年ぶりとも言われる、「地の時代」から、「風」の時代への変わり目の今年。

物質やお金など、形あるものを重視してきた「地」の時代、古き良き時代をグランドトラインが表し、情報やコミュニケーションなど、目に見えないものが中心となっていく「風の時代」へ。刺激や緊張感を示しているような配置ですね。

目に見えないもの、夢、芸術などを象徴する「海王星」と、私の熱い思いを乗せた「月」が、カイトの引き金を引いている、本当に面白い天空図となっています。

しかも、収入やお金を表す２ハウスから８ハウスへ。お金を得る方法、手段、価値観を変えることで、カイト＝凧が、風に乗って、天高く舞い上がるということを気づかせてくれているのかもしれません。　

水のエレメントである魚座と蟹座、地のエレメントである山羊座、乙女座によって、非常に珍しい「ミスティック・レクタングル」というアスペクトもできています。

ミスティックレクタングル：２組のオポジション（180度）がセクスタイル（60度）とトライン（120度）で結ばれることでできます。

つまり、前回紹介しました「調停」というアスペクトが２つ組み合わさるとミスティックレクタングルになります。

オポジションという、お互いの天体の力を引き出し合う強烈なアスペクト２組が、セクスタイルやトラインで結ばれるということは、最高の相乗効果が生まれるということになります。

・オポジション（180度）：（土星・冥王星x金星）、（海王星x水星）

・セクスタイル（60度）：（土星・冥王星x海王星）、（水星x金星）

・トライン（120度）：（土星・冥王星x水星）、（海王星x金星）

「変化するのは、今ですよ！」と言わんばかりの、魚座満月のメッセージが特徴的なアスペクトに込められています。

グランド・トライン、カイト、グランド・クロス、Tスクエア、調停、複合アスペクトと言われる特徴的なアスペクトが、このホロスコープに一度に盛り込まれています。

これをどのように解釈し、自分に活かしていくか。目に見える部分、見えない部分の浄化を実践しながら、新しい自分への変化を思い切ってやってみる。

それが、このカイトが指し示す方向、人生の目的である「太陽」を輝かせるという個々のミッションを見つけ、人生を駆け抜ける！

その覚悟をするのが今。ということを教えてくれているようです。

偶然ではないとしたら・・・あまりにも美しい星の配置に、調和の美を感じ、宇宙の偉大さを感じます。

見えないお月様に思いを馳せながら、思い切り妄想を膨らませ、現実化を夢見て…。そして、夢を実現していく。

楽しみですね⭐️