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上遠野浩平 『ブギーポップ·アンバランス ホーリィ&ゴースト』 【読書メモ】

“君の言う、その力と意志のバランスが取れた存在というものがもしもいるとして― ではその彼らは何をすればいいと言うのかな。彼ら自身にはもう、なんの不足もないんだ。(中略)人の目的が、君の言うようにバランスをとることにあるのだとすれば― 今の君は、バランスが取れているんじゃないのか?”

自分のバランスが悪いと思ってそれを正しくしようと日々何かを行っている状態が実はバランスがいいのかもしれない。
それでいわゆる「変化のない」「退屈」へ向かう。
でも実はそれが満たされている「安定」だったりする。

それを維持するのが結構難しい。

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