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《ミァハってなんて発音するのが正解なんやろね》伴名 練『なめらかな世界と、その敵』【読書感想】

あらすじ

(「BOOK」データベースより)
いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場。

読了日

2020年1月13日

端末

ハードカバー

感想

一個目。
片足だけ残して走るシーンにSFのロマンを感じた。
描写に心地よいズルさを感じるほど自由に走り抜けるシーンだった。
そこからの結末はさらに清々しかった。

二個目。
メタいっていうのか。SF小説を題材にしたSF小説。過去と未来。 

三個目。
ミァハでてきたんやけど。 

四個目。
哲学的ゾンビがテーマなんかな。死ぬってのはどういうことなんかって感じ。

五個目。
「内的な判断を言語化することが思考と行動を促す。声帯を持つ人類が文明を築き得た理由の一つ」 最後に。SFへの深い愛を感じた。


これからもSF読もっと。

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