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読書記録 | 2022年8月

8月に読んだ本

8月は2冊。
・13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン
・13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海

よく見かける「13歳~」という……シリーズではないだろうけど、日本ではいい区切りなのかな。
中学生からを意識してだと思うタイトルの本たち(勝手に”13歳シリーズ”と呼ぶことにする)
入門書としてはとてもいいイメージがあるので、今回はこの2冊を手に取った。
珍しく積読にならず、買ってすぐに読んだもの。
13歳シリーズはやはり読みやすい!
ちなみに、この記事は個人的な「感想メモ書き」なので、「内容の要約」ではない。


13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン

7つの習慣?

ちらほら見かける気がするけど、いったい何?と思っていた「7つの習慣」
そして本屋さんで何となく手に取ってみたこの本。
まず第一に、絵が多い。
パン屋の青年を主人公にした物語があって、それに沿って「7つの習慣」を教えてくれる。
例えとしてのストーリーがあるので、単純に分かりやすかった。
あと、ポイントがまとめられている。
本来なら読みながらマーキングするとかするのが一番だと思う。
けど、すでに分かりやすいデザインで要点が挙げられている。
読書初心者にも分かりやすいかも。
わたしは「本の内容をインプットするには本にメモるのが一番」と思いながら、いまだに「本を汚すのはちょっと……」とためらっている古の人間なので、そういう本を汚す度胸のないタイプにもやさしい。
付箋貼っておけばポイントはきれいにまとめられている。

パラダイムシフトとインサイドアウト

カタカナ苦手。
「7つの習慣」の前に、基本として覚えておかなきゃいけないもの。
・ものの見方を変える
・自分の内側から変える

ということなんだけど、わりとよく耳にするカタカナ語でも、急に「パラダイムって何だっけ?」って言われたら即答できる自信がない。
わたしはまず、プロローグで書かれていたこの2つを自分の中に落とし込むという作業から取り組んでいかなければならない。

第1~3の習慣

・第1の習慣 主体的である
・第2の習慣 終わりを思い描くことからはじめる
・第3の習慣 最優先事項を優先する

わたしが付箋をつけたページは、ほとんどがこの第1~3までのあいだ。
なぜなら、この3段階をクリアしないと次へ進んでも意味ないから。
分かりやすく解説されているので、それぞれ実践に持ち込みやすそう。

第4~7の習慣

・第4の習慣 Win-Winを考える
・第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
・第6の習慣 シナジーを創り出す
・第7の習慣 刃を研ぐ

この辺りは読み進めながら、「これをやるにはまず1~3だ……」と何度も思った。
基礎ができてないのに応用なんて……という感じ。
とりあえず流れをインプットしておいて、第1から3までの実践をしていきたい。
ストーリーは「分かりやすく」をモットーになのか、無駄なものがなくてすっきりしていた。
上から目線のつもりはないけど、読みながら「よくまとめたなぁ」と思った。
本当に”13歳から”手に取れる内容だろうな。
ただ、わたし自身は10代の頃、そんなに読書家でもないので手にとらなかったかも。
”13歳から”って書かれてると、なんか恥ずかしくて手に取れないというか。
いまは恥じらいもなにもなくなったので、気になるものはどんどん手に取るようにしているけど。


13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海

田中孝幸さん著。
Twitterで「よかった!」と述べたら著者にいいねされてびっくりした。
鍵付きアカウントじゃないとこんなことがあるんだなぁと思わされた。

本屋に行くたびに何となく気になって、パラパラしてみるも買わずにいた本。
でもプロローグを読んで2回目、やっぱり続きがちゃんと読んでみたいし「地政学」ってよく知らないし、読んでみようと思い購入。
表紙がかわいいのもよい。
絵とタイトルのフォント、いいよね。

会話形式ですすむ

高1の大樹、妹の中1杏、そしてカイゾク(あだな)。
この3人の会話形式で話がすすむ。
カイゾクが兄妹にいろいろ教えてくれるのだけど、兄妹にしたのもバランスがいいと思う。聞き手が3人いてもまとめるのが大変だし、1人だと偏ってしまうし。男女にしたところも考えがあってのことなのかなぁと思ったけど、まあ、そこまで深く考える必要はないか。

1日目 物も情報も海を通る

基本の基本。
この辺なら何となく知ってる。
貿易は船便が多いとか、ドルが使われているとか、なぜドルがのか。
「情報を使いこなす」というのがカギになる。国でも個人でも。

2日目 日本のそばにひそむ海底核ミサイル

地形がっておもしろいなぁ、と思った。
最初に地形が合って、人が住み着いて、そこから政治になり、外交になり……。
そして地形が影響して、政治・外交が出来上がっていく。
わたしではうまく言葉にできない。うまく言葉にしたのがこの本の内容なんだけど。
「国の位置がその国の外交の立場を決める」これを分かりやすく解説してくれている。

3日目 大きな国の苦しい事情

その国にはその国なりの悩みがある。
当たり前のことなんだけど、改めてそのことについて考える機会って日常生活ではないからうっかり忘れてしまいがちのことだな、と。
他国を知って、自国のことを考えることをしたほうがいいなと思った。
とくに選挙制度については。
学生じゃなくて、選挙権を得た大人が学ぶべき気がする。
選挙に行くのが面倒って言ってる人、とくに。

4日目 国はどう生き延び、消えていくのか

子供が「将来なりたいものが明確だから、学校の勉強はしなくていい!」と言ったときに、その将来なりたいものが何であれ「学校の勉強はしたほうがいい」と、年齢が大人なわたしは思うのだけど、なぜ勉強したほうがいいのかを説明するのって、難しいなと思った。
登場人物の杏のセリフを受けて、上記のことを考えたのだけど。
中高の頃、読書好きのひとは頭がいいイメージがあったけど、読書を通じて勉強の大切さみたいなのを学んでいたのかも(わたしはそんなに読書してなかった)
すこし脱線してしまった。

日本で生まれて日本で生活しているので、「国がなくなる」っていう感覚が分からない。
けれど実際、そういう経験をしている人は地球上に存在する。
それをかみ砕いて自分の中に取り込むだけで、けっこうな衝撃だった。
この年齢で恥ずかしいけど、まだこの年齢でそれを知れてよかった。

そしてなぜ日本人が英語ができないのか。
これについても腑に落ちた章。
なるほどな~確かに。

「外国語を勉強するということは、その国の言葉だけではなく、考え方や文化を知ることであり、それと比較して自分の国を理解することでもある(後略)」

142頁

これ、本書でも太字になっているんだけど。
読みながら変な声で「あ~~……」となった。
わたし にほん りかいしてない たしかに……。
とにかく耳が痛い。

5日目 絶対に豊かにならない国々

章タイトルからしてしんどい。
できればハッピーな情報だけ取り入れて生きて生きたい。無理なのはわかってるけど。
日本が「加害者側」っていうのは、今後も変わらない。戦争は過去のことではあるけど、それを忘れてはいけない。

6日目 地形で決まる運不運

アメリカって、地図で見ても中心にあるんだなぁ。
日本の世界地図だと端にあるけど。日本が極東といわれているのは知っているけど、ふだんの日常生活ではそんなこと忘れてしまうから、ああそういえば、という感じだった。

7日目 宇宙からみた地球儀

「自分にとって世界の中心とは」
難しい問いだよねぇ。

地球儀が見たくなる

本書を読んでいると、地球儀がどうなっていたのか気になってくる。
残念ながら我が家には地球儀が転がってないので、ネットで見ることにした。
Google Earth …転がせるのでいろんな視点で見れる
国土交通省国土地理院地図Globe …限度があるけどわりと転がせる
上記2つを参考に読書をすすめた。

まとめというか

noteに記事としてまとめるというのは、本の内容を振り返るいい機会になる。
「ただ読むだけ」では身につかないけど、振り返り作業はインプットに効果がありそう。
けれど、自分の語彙力のなさや言語化する作業が苦手ということに向き合うことになって苦しい。
まとめとして文章を書きたいのに、明確な言葉が浮かばない。
この辺は読書量を重ねて、繰り返し練習していくしかないのかもしれない。
今後の自分に期待(という丸投げ)


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