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人ごみ苦手な私の、東京お気に入りカフェたち①

地方出身の私。
上京して驚いたのはまず、人の数。
平日でもどこからこんなに人が湧いてくるのかと思うくらいなので
土日なんて祭りでもあるのかと思うほどの人が街に溢れかえっている。

カフェで一休みしようと思って出かけたあの時の私へ。
考えが甘い。東京の土日はチェーン店だろうと、個人店だろうと座れない。
みんな同じことを考えているから、椅子取りゲームをしに行っているようなものだ。

地元にいる頃、カフェ巡りが好きだった。
そのお店のお料理やドリンクを楽しむことはもちろん、コンセプトやインテリア、
お店の方の様子を見るのが好きだった。
そのお店の世界観と一体になったひとときが好きだった。

上京する前、「都会には地方にはないカフェがたくさんあるんだろうな〜!」
と心を躍らせていたが甘かった。
人が多すぎてカフェでのんびりできないことが多い。
やっとのことで入店し座れたとしても、外を見ると次々に伸びていく人の列。
食べ終えたら早く席を譲らないとなと内心セカセカしてしまう。

東京の人はいつも忙しない、東京は時間が早く流れているように感じるとはこういうことだろうか。
見えないものに押されている感覚。

でも私はきっとこの喧騒の中にも、時がゆったり流れている場所があるのでは無いかと淡い期待を常に抱いている。
だから自分の直感を頼りに自分のペースで見つけることにした。

まぁ、そう思っていた矢先大阪へ異動になってしまったのでそこまで多くの場所を見つけることはできていないが…
もし私と同じようなことを思っている人、都会に疲れてしまった人、少しのんびりしたい人はぜひこの先も読んで見てほしい。

あなたの居場所となるような場所が見つかりますように。



1.東京郊外

東京郊外という名前からして食いつかないわけがない。

たまたま彼の住むエリアに近く、この辺で落ち着くお店があればいいのにな…と思っていたところ、Instagramで見つけたこちらのお店。

カフェオレと自家製レモンスカッシュ🍋
この日は暑い日だったから生き返った〜。

喫茶店やカフェで“自家製“の文字を見てしまうと頼んでしまう人絶対いますよね。
自家製ジンジャーエールとか自家製レモネードとか。
なるほど、ここは生姜強めね、とか自分の好みの具合にドストライクなお店を見つけるとすぐお気に入りになっちゃう。

喫茶店といえばね。これっしょ。

喫茶店といえばナポリタン みたいなものはいつから始まっているんだろう。
私はタバスコ多めにかけたいタイプです。

オムライスっていつでも食べやすいよね。ほっとする。

オムライスにもお店の個性が現れますよね。
とろとろな卵がご飯の上で踊っているタイプと、芸術的な薄い卵で優しく包んでいるタイプ。こちらは包み込み系。
昔から、食欲がない時でもオムライスはいつでも私のお腹の味方だったな。

固めのプリンが好きかもと思う時と、ぷるんぷるんがやっぱり好きかもと思うこともある。
定まらない私のプリン像。

お腹がいっぱいでも、喫茶店のプリンというものに惹かれてしまうのが人間というもの。(言い過ぎか)
卵の優しい甘さとほろ苦いカラメルの相性といったら、もう。
このバランスがお店によって違うので、それもまたプリンの楽しさ。

この日ちょうどお昼時だったのでお店は私たちが入店した時点で満席になっていた。
しかし繁華街から少し離れているからか、お客さんたちはみんなゆったりと自分たちの時間を楽しんでいた。
レトロさもありながらもどこか新しい、そんな喫茶店。

【喫茶 東京郊外】
東京都江東区亀戸8丁目19−3 エミネンス亀戸

2.本屋イトマイ

たまたまTwitterから知ったイトマイさん。

今の時代、一般の人が発信する素敵な情報で素敵なお店を知ることがある。
このお店もまたどこかの誰かの1日の記録が私の新たな世界を切り拓いてくれた。

店内はおしゃべりは基本的にNG。その代わり筆談帳があって、そこでおしゃべりしたりできる。

階段を上がった先に現れる本屋さん。その隣には甘い香りのする喫茶室。
入った瞬間、ここは本当に東京なのかと驚いた。
静かすぎる。東京にきてこんなに静かだったのは、司会者も発言者もおらず中途半端に進むお通夜のような会議以来だ。
この筆談帳を読んでいる時、誰かの日記を読んでしまっているような、交換ノートを見てしまった時のようなそんな気持ちになった。
いろんな人生が詰まっていた。


ムラサキ。宝石のようだ。

大人になればなるほど夢を感じるクリームソーダ。
いつもカリカリしている上司だって、クリームソーダを飲めばあの頃の少年に戻る。
大人を子供にしてくれる飲み物。

静かに読書をする人、考え事をする人。自分の時間を皆さん過ごしていたよ。

席数が少ないかつ人気店なので、早めにいくことをお勧め。
でも、ここはみんな来たくなるし、帰りたくなくなる。
ここだけ時間の流れがゆったりで、自分と向き合う時間をくれる。
忙しいと忘れちゃいますよね、自分との対話。

本との対話、自分との対話にぜひ。

【本屋イトマイ】
東京都板橋区常盤台1-2-5町田ビル 2F



思いの外一店舗一店舗長くなってしまったので、続きはまた次回ということで。
いつも長くなっちゃうな。へへ。

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